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咳喘息の治療法一覧【5つの原因や効く市販薬を解説!】

<監修医師 吉野 聖奈>
咳

咳喘息はいわゆる「喘息」とは違い、空咳だけがいつまでも続くもの。咳は1回で2kcalも消費すると言われているため、いつまでも止まらないと体力を奪われてしまいますよね。

 

咳喘息の治療では薬物療法が中心となってきますが、一体どのような薬を使うのでしょうか。今日は、咳喘息の治療法を中心に解説していきたいと思います

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咳喘息とは?

 

咳喘息と、いわゆる「喘息」と呼ばれる気管支喘息は別物です。

 

気管支喘息は、止まらない咳のほかに、喘鳴が出ることが特徴です。喘鳴とは、呼吸がゼイゼイ・ヒューヒューする症状のこと。これによって息苦しさを感じます。

 

咳喘息の場合は、この喘鳴が現れないことが特徴です。発熱や痰などの症状もないため、咳は、痰が絡まない空咳になります。

 

一般的には、この空咳が3週間以上続くようなら、咳喘息を疑います。ただし、実際に病院で診断を受ける時には、空咳が8週間以上続いていることが基準となってくるようです。

 

ほかに、発作が酷いと腹痛や嘔吐、さらには失神してしまうこともあります。特に激しい運動などをすると酷い発作を起こしやすいので、学校に通っているお子さんなどは注意する必要があります。

 

咳喘息は、そこから30%の確率で気管支喘息になってしまうと言われています。咳が続くだけだからといって放置していると、症状がさらに悪化してしまうかもしれません。病院を受診し、適切な治療を受けることが求められます。

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咳喘息になる原因

 

咳喘息において空咳が続くのは、気道が慢性的な炎症を起こすことで、空気の通り道が狭くなっているため。気道が狭くなってしまうと、様々な刺激に対して過剰に反応してしまうようになり、その結果として咳が出ます。

 

風邪

風邪が長引いて、なかなか咳が止まらないという症状はよく見られますよね。咳喘息の原因としても、これは当てはまります。

 

風邪のほかにも、インフルエンザなどの感染症によって気道が炎症を起こしている可能性が考えられます。

 

アレルギー

✅ダニ

✅カビ

✅ハウスダスト

✅花粉

✅PM2.5

 

これらのアレルギーを持っていると、鼻水やくしゃみなどのアレルギー性鼻炎が起こりますが、同時に気管支にも炎症が出てしまうことが多く見られます。

 

実際、咳喘息になった人の60%は、何らかのアレルギー性鼻炎を持っているとのデータがあります。

 

温度差

気道は、気温や温度が低くなるほど狭くなります。気を付けたいのは室内外の温度差です。夏場にクーラーをかけすぎたり、逆に冬場、暖房を入れ過ぎたりすると、外との温度差が開いてしまいますよね。

 

そうすると、暖かいところから寒いところに行った時に、咳が止まらなくなるという症状が出てしまいます。

 

ストレス

過度のストレスがかかると自律神経が乱れ、免疫力が低下してしまいます。そうすると風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなってしまいますよね。

 

ほかにも、口が渇くという症状が見られ、気道が刺激に対してより敏感になってしまいます。ストレス以外にも、睡眠不足や過労などは自律神経のバランスを崩しやすくなるため注意が必要です。

 

刺激物

基本的に、空気と一緒に吸い込んだ際に、気道に刺激を与えてしまうものには要注意です。

 

まずは煙草の煙。自分で吸う以外にも、他人が吸っている煙草の副流煙でも気道はダメージを受けてしまいます。咳喘息の人は、禁煙のほかにも、分煙を周りにお願いする必要がありますね。

 

また、過度の飲酒や、匂いのきつい香水、乾いた空気などには注意が必要です。お酒を飲むと喉がイガイガして咳が出るという人は、一度病院で診てもらうと良いかもしれません。

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咳喘息の治療法

 

気管支拡張剤

気管支喘息の治療でも使われるもので、気管支の筋肉の緊張を和らげて、狭くなった気管支を広げる作用があります。気管支が広くなると呼吸が楽になり、刺激に対する過敏症も抑える効果が期待できます。

 

飲み薬や貼り薬、吸入薬やスプレータイプなどの様々な種類があり、その持続時間や作用の強さによって、医師の判断で処方されます。

 

吸入ステロイド薬

ステロイドは、炎症を抑えるもの。咳喘息の治療では、咳の発作を抑えるのではなく、気道の炎症を抑えることが重要です。

 

いつまでも続く空咳を放置すると、気管支喘息へと悪化してしまうこともあるため、そうなる前に対処する必要があります。

 

もし発作が著しく酷い場合には、吸入ではなく、飲み薬のステロイド薬を短期的に使用することもあります。

 

抗アレルギー薬

原因が花粉やダニなどのアレルギーの場合には、鼻水やくしゃみ、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状を抑える薬を併用することもあります。

 

原因への対策

咳喘息の原因は様々ですが、それぞれの原因への対処も必要と言えるでしょう。例えば、風邪をひかないようにすることも大切。

 

咳喘息自体は人にうつるということはありませんが、風邪などの感染症がうつってしまっては、咳喘息にもなりかねません。風邪をひいてしまっても、薬をきちんと飲んで、早めに治したいですね。

 

カビやほこり、ペットの毛などでもアレルギー反応が出ることがあります。これらは、部屋を清潔に保っておくことで、ある程度予防することができますよね。マスクをして、アレルギー物質を吸い込まないことも効果的です。

 

ほかにも疲れやストレスを溜めない、規則正しい生活を送ることも重要です。咳喘息は特に女性に多い疾患。女性は家事や育児に加え、仕事も両立している人が多いので、疲れやストレスを溜め過ぎないように気を付けましょう。

 

アトピー咳嗽の可能性

喘息と似たような症状のものに、アトピー咳嗽という疾患があります。これはアトピー持ちの人に多いもので、治療にはヒスタミンH1拮抗薬と吸入ステロイド薬が必要です。

 

もし、気管支拡張剤と吸入ステロイド薬で良くならない場合には、アトピー咳嗽の可能性も疑いましょう。

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咳喘息に効く市販薬

 

まずは病院を受診しよう

喘息は自然治癒することもあると言われていますが、実際はどうなのでしょう。子供の場合、高校生になるくらいまでに完治する割合は50%ほど。しかし、大人の場合、完治する割合は0%以下と言われています。

 

自然治癒を期待することも良いですが、自己判断で治療をすることは危険です。必ず一度は医師の診察を受け、治療法を決めてもらう必要があります。

 

では、病院は何科を受診したら良いのでしょう。できれば呼吸器科や耳鼻咽喉科、アレルギー科などが良いですね。子供の場合は小児科を受診しましょう。

 

もし付近にそれらの病院がない場合には、かかりつけの内科でも大丈夫です。

 

市販薬を使うタイミング

喘息は、長い付き合いになることもあります。完治するまでの間、いつでもすぐに病院へ行ける、というわけではありませんよね。

 

急に発作が出た場合、病院へ行くまでの間、症状を抑えるために使用するのが市販薬になります。

 

市販薬は応急処置のような意味合いで使うもの。できれば発作が酷くなる前に使いたいので、発作が出たら買いに行くのではなく、家に一つ常備しておき、発作が出たらすぐに使えるようにしておきたいです。

 

おすすめの市販薬

市販薬を選ぶ際に注目したいのは、パッケージに喘息への効果が書かれているかどうか。そして、気管支拡張成分を配合しているかどうかです。

 

咳喘息の空咳は、普通の咳止め薬では収まらないことが多いので注意が必要です。

 

アスクロン(大正製薬):

✅「喘鳴を伴うせき・たんに」

✅メトキシフェナミン塩酸塩を配合。

✅粉薬で8歳から服用可能です。

 

ミルコデシロップ(佐藤製薬):

✅「せき・ぜんそく・たんに」

✅dl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合。

✅甘いシロップで生後3か月から服用可能です。

 

ミルコデ錠(佐藤製薬):

✅テオフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合。

✅錠剤で15歳から服用可能です。

 

アストフィリンS(エーザイ):

✅「喘鳴を伴うせき・たんに」

✅ジプロフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合。

✅抗アレルギー作用もあり。

✅錠剤で15歳から服用可能です。

 

おすすめの漢方薬

咳喘息では、漢方薬の使用も効果的です。咳喘息に効くとされる漢方薬には以下のようなものがあります。

 

✅小青龍湯

✅五虎湯

✅麦門冬湯

 

気になる方は漢方薬局などで相談してみてはいかがでしょう。

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