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小麦アレルギーの6つの症状!【麦茶や醤油も避けるべき?】

<監修医師 まっちゃん>
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朝食に欠かせないパンや無性に食べたくなるインスタント麺や大好きなスイーツも、みんな小麦が使われています。

お米の国で育った日本人1人当たりの米の年間消費量は56Kg、小麦の年間消費量は33Kgと徐々に小麦の比率が高くなっています。

 

炊いたお米にかけて食べるカレーにだって小麦は含まれているのです。食べもの以外では化粧品や石鹸にも小麦由来の成分が配合されています。

 

食べる量と使われている製品が増えているため、小麦アレルギーの罹患者数も比例して増加しています。

ということは、小麦アレルギーは思ったより身近な疾患かもしれません。でも、どうして小麦アレルギーが起きるのか、発症するとどうなるのかなどの知識はあまり多くはありません。

知っておきたい小麦アレルギーの主な原因や症状・回避方法などを掘り下げてみましょう

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小麦アレルギーの症状

 

小麦アレルギーの症状を知るには食物アレルギーの種類をまず知っておきましょう。

「即時型アレルギー」「遅延型アレルギー」の2つがあり、食べて2時間以内に何らかの症状が出るものが即時型、食べて6時間以上経過してから症状が出るのが遅延型と区別されます。

 

即時型では症状に気づきやすいのですが、遅延型になると数日経過してから発生する「何となく症状」が多いためアレルギーよりも体調不良と間違えてしまうことが良くあるのです

小麦アレルギーに関連する疾患数は100に及ぶとも言われるほど多岐にわたります。

 

即時型アレルギーで気を付けなければならないのがアナフィラキシーショックです。

アレルギーの症状が呼吸器や消化器・循環器など全身かつ複数の臓器にわたって現れ、急激な血圧低下などを引き起こしショック症状に陥るものです。アナフィラキシーショックは命にかかわることもあります。

 

呼吸器症状

せきや息苦しさは即時型の症状です。のどのイガイガ感や詰まった感じ・かゆみなどが現れます。症状が激しいと喘息発作や呼吸困難を起こし意識を失うこともあります

 

消化器症状

腹痛や吐き気に始まり下痢や嘔吐も即時型の症状です。

グルテン過敏症・グルテン不耐症と呼ばれるもので、腹痛や下痢などの消化器症状が主なものです。小麦粉に含まれるグルテンというたんぱく質に過敏反応したもので、腸に炎症が起きてガスがたまることなどが要因です。

 

もうひとつ、消化器症状に便秘があげられますが、便秘の場合は遅延型アレルギーの症状です。そのため、食後6時間以上経過して現れて比較的弱い症状が長期間続きます。

 

いつか食べたもののアレルギー性の便秘なのか、それとも食物繊維が不足することが原因の便秘なのかの見極めが難しいものです。

 

皮膚に起こる症状

アレルギーと聞くと最初に蕁麻疹を思い浮かべませんか?かゆみと蕁麻疹はフードアレルギー症状の代表格のようなもので、食直後に現れる即時型アレルギーです。

 

強いかゆみや皮膚の柔らかいところに真っ赤な蕁麻疹が出たら要注意です。ひどくなると目の周りが赤く腫れてきますが、そのような時にはのどや口の中の粘膜も時間差で腫れや浮腫みが出るかもしれません。

 

鼻の症状

花粉症で鼻に症状が出るのと同じと考えてください。

 

くしゃみに鼻水・鼻づまりが食べている最中に出ることがあるほど即時型の症状としては強いものです。

熱いものや辛いものを食べていて出る鼻水とは原因が違うのですが、出る鼻水は水のようにだらだら出る種類の鼻水で同じです。

 

遅延型アレルギー症状

消化器症状で挙げた下痢、ほかには頭痛や倦怠感・めまいや慢性疲労などはグルテン過敏症からくる遅延型アレルギーの症状です。

 

このため、何が原因なのか・いつから症状があったのかなど、病気かどうかの切り分けが難しくなります。日常的に何らかの身体症状がある場合は、他の食物よりも摂取量が多い小麦アレルギーを疑って注意してみることが必要です

 

セリアック病

セリアック病は小麦だけでなくライ麦や大麦などに含まれるグルテンへやグルテン類似たんぱく質による胃腸障害です。慢性化することにより他の穀物類やそれ以外の食品でもアレルギー反応を始めることがあります。

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小麦アレルギーの原因

 

小麦アレルギーの6つの症状を見てきましたが、そのアレルギーの原因は何なのかを解説します。

 

アレルギー反応とは

通常は何の問題もなく食べたり触れたりできる物質に免疫が異常反応を示すことで発症します。

免疫システムが初めてアレルギーの素であるアレルゲン物質に接したときに免疫グロブリンEという抗体を生成します。

 

免疫グロブリンEはIgE抗体と呼ばれ、白血球の一部の好塩基球と肥満細胞に結びつきます。初めて接触した時にはそれほど症状は出ませんが、回数を重ねるとIgE抗体と結合した好塩基球と肥満細胞からヒスタミンという物質が放出され、周囲の組織の炎症や浮腫を誘発するのです

 

小麦アレルギーの原因

小麦アレルギーは主に小麦粉を使う食品で発生します。

「小麦・牛乳・卵」が食物3大アレルゲンと言われていて、日本人の半数は何かのフードアレルギーを持っているとも言われているほど多いのです。

 

アレルゲン物質に触れる回数が増えることでアレルギー症状が起こるのですが、小麦アレルギーは小麦を使った食品を摂りすぎるために発症しているとも言われています。

 

朝食はパンで昼食はパスタやラーメンなどの麺類・夕食は揚げ物やシチューなど、考えてみれば小麦を使った食品はお米のごはん一膳に対して数多く食べています。小麦製品を食べれば食べるだけアレルギーを起こす機会が増えていくのです

 

実は小麦アレルギーを誘発しているかも?

「そんなに食べていない」と思っていても、知らないだけでグルテンやグルテン類似物質を含む食べ物はあるのです。

まさか酢の物やお寿司に小麦アレルギーの素が入っているなんて思いませんよね。

 

穀物酢のラベルをよく見ると「米・麦・トウモロコシなど」と書いてあります。揚げ物や炒め物に使う食用油、ソースにも麦が含まれます。

子供の発育を促す麦芽飲料や朝食に摂るシリアル・グラノーラなどはダイレクトに麦を摂取しているのです。大人も子供も大好きなシチューやカレーも手作りすると良くわかるのですが、ルーは小麦粉を煎って作ります。

 

朝・昼・夜と好き嫌いなく食べているはずが、実は「いろいろなグルテンやグルテン類似物質」を摂ってアレルギーを誘発している可能性も否定できません

 

加水分解小麦タンパク?

一見するとなんのことだかわかりにくい加水分解小麦タンパクですが、化粧品やトリートメントなどに入っています。

保湿性が高く感触が良くなるなどの効果があるもので、ヘアケア製品ではダメージを補修する効果も期待される物質です。

 

小麦タンパクを酸などで加水分解して生成されるものですが、近年小麦アレルギーを発症する要因となるため製品ラベルなどには明記されるようになりました

 

原因物質(アレルゲン)の特定

もしかしたら小麦アレルギーかも、と思い当たった時にはどうしたら良いのでしょうか。原因物質を特定しなければ小麦かどうかもわかりません。まずは医療機関を受診してみましょう。

 

最初に受けるのは血液検査が一般的です。採血するだけなので短時間で済みますし、結果も早く判明し何より安全です。

IgE数値の高さでアレルゲンを特定しますが、小麦に関連する検査項目は「グルテン」「ω5グリアジン」「グルパール19S」があります。

 

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」を起こしやすいのはω5グリアジンが高い場合です。これは小麦などの原因物質を食べた直後に運動をすると非常に強いアレルギー症状を起こすというものです。

 

パッチテストはアレルゲンとなる小麦成分などを直接肌に塗ったり皮下注射したりして反応を調べるもので、蕁麻疹やくしゃみなど即時型の症状の出方を見るのに適した検査です。

 

血液検査と違って小麦成分を直接体内に取り込むことになるのでアナフィラキシーショックを起こす危険性があるため検査入院を勧める医療機関もあります。

 

子供によく適応される負荷検査は実際に小麦粉を食べることで症状の発現を診るものですが、大変危険を伴うため入院での検査が一般的です。子供の場合は摂取の許容量を測るためにこの負荷検査を行います。

 

また、食物依存性運動誘発アナフィラキシーの可能性を調べるのにも向いている検査だと言えるでしょう。

 

いずれの検査もまずは自分の症状や食べたもの・触れたものをよく思い出してから医療機関を受診するようにしましょう。

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避けるべき食品

 

残念ながら小麦アレルギーを治すということは難しいものです。しかし、小麦粉を避ける・摂取量を制限するなどの方法を選択することでアレルギー症状から遠ざかる生活は実現できるのです。

 

調味料

味噌や醤油は日本人には欠かせない調味料です。1年程度発酵させることで多くのたんぱく質が分解されているためあまりアレルギー反応はひどくは出ません。ただ、小麦を使っていることに変わりはないので大豆100%のものを使用してみると良いでしょう。

穀物酢やカレールー・シチューの素やソースにも小麦が含まれますので避けるようにしましょう。

 

加工品

パンやお菓子・シリアルは製造過程で高温で焼いています。

しかし、焼いてもアレルゲンは低下しないので小麦アレルギーの症状は起こります。米粉のパンは市販のものでは製造工程で小麦が入る可能性があるため「グルテンフリー」と表示されたものを食べるようにしましょう

 

お菓子は小麦などの麦類を排除したアレルギー対応のものに切り替え、シリアルやグラノーラはトウモロコシ製品のコーンフレークなどに変えましょう。

 

お茶類

麦茶やはと麦茶はどうでしょうか。

原料は小麦ではありませんが分子構造が似ているためアレルギーを起こさないとは言い切れません。小麦アレルギーのある人が飲み続けることでアレルギー症状を起こす可能性もあります。はと麦入りの化粧品なども避けたほうが良いでしょう。

 

アルコール

ビール、ウイスキー、麦焼酎は大麦や麦芽から製造されます。

ビールアレルギーという言葉がありますが、ビールを飲んで蕁麻疹ができる人はグルテンに対するアレルギー反応が出たのかもしれません。大量に飲むことで喘息発作などが起きることもあるので注意が必要です。米で作る日本酒や米焼酎などに切り替えることをお勧めします。

 

麺類

麺類は種類が豊富なので食べる機会もたくさんあります。

パスタにラーメン、そばやうどんなど、その調味料にも麦が使われたものが多い食品です。

そんな麺の種類はまだまだ豊富なのです。麦で製造された麺の代わりに豆やイモのでんぷんでできている春雨やお米のフォーやビーフンなどを取り入れてみるのがよいでしょう

 

そばに関しては十割そば以外はつなぎとして小麦粉を使用しているので気を付けましょう。

 

粉物

粉物は料理に多用しますがダイレクトに小麦粉を使うことは危険すぎます。小麦粉の代わりに米粉で代用したりしましょう。

 

粉物には他にも上新粉やコーンスターチ・片栗粉・もち粉など、種類は豊富です。工夫次第では小麦粉を使うよりもはるかにおいしい料理ができますので、オリジナルレシピを考案してみるのも楽しくて小麦アレルギーからも遠ざかって一石二鳥ですね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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