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毛虫皮膚炎が広がる【治療で効く3つの薬!】

<監修薬剤師 BlueP>
軟膏

夏になって毛虫が増えてくると起きやすくなる毛虫皮膚炎!今回は毛虫皮膚炎には、どのような薬を使えばよいのかを解説します。

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毛虫皮膚炎とは

 

毛虫皮膚炎とは、毛虫の毛に含まれる毒によって引き起こされる皮膚炎のことです。

 

毛虫はチョウやガの幼虫の中で、体に毛が生えている芋虫の総称です。刺のように見える物からふわふわな物までいろいろで、特に明確な定義はありません。長く目立つ毛を持っていても実際は毒がない種類も多く、毛虫皮膚炎を引き起こすのはごく一部です

 

毒に含まれるヒスタミンや各種の酵素が体に入ると、激しいアレルギー反応が起き、皮膚炎を生じさせます。

 

日本でよく見られる有毒な毛虫はドクガ科の物で、ツバキやサザンカといった庭木に集まるドクガ、チャドクガはこの仲間に入ります。

 

同じぐらいよく見かける仲間にはカレハガ科の毛虫がいます。カレハガの中でマツカレハ、クヌギカレハ、タケカレハは、身近にもよくいる上に毒が強い種類です。

 

ドクガとカレハガの毒毛は毒針毛(どくしんもう)型と呼ばれる種類で、毛の内部に毒が入っています。

この毛は簡単に抜けるので、体に刺さるとそのまま残って壊れ、内部の毒を放出します。毛虫に直接触らなくても、、風で抜けて飛んできた毛が服に付着し、後から刺さることもあります。

 

柿の木やバラに良く発生するイラガの仲間は、毛があまりない代わりに、多数の刺に覆われた姿をしています。

毒をもつ種はこの刺が毒棘(どくきょく)という毒針になっており、刺さると根元にある毒嚢(どくのう)から毒液が注入される仕組みになっています。このタイプは毒針型とも呼ばれています。

 

触った瞬間に飛び上がるような痛みが生じることから、電気虫のあだ名で呼ばれることがあります。

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毛虫皮膚炎の症状

 

毒針毛型による症状

ドクガやチャドクガなどの場合、毛が刺さってもすぐにはわからず、2~3時間後に症状が出てきます。

 

症状は蕁麻疹(じんましん)によく似ており、赤いぶつぶつとした発疹と強いかゆみが特徴です。時間が経てば炎症を起こして腫れあがり、痛みが混じったかゆみになってきます。このかゆみは非常に強く、夜も眠れないほどです。症状は2~3週間続き、ひどいときには半年間も持続します。

 

蕁麻疹との違いは、蕁麻疹が全身に出るのに対し、毛虫の場合は部分的である点です。しかし、掻いたり触ったりすると、刺さった毒毛が手や他の場所にも刺さって、患部が広がってしまいます。

 

毒針型の毛虫に刺された時の症状

毒針型の毛虫に刺された時は、毒針毛型と異なってすぐに症状が出てきます。触れた瞬間に飛び上がるような痛みがあり、1~2時間ほどは痛みが続きます

 

痛みが治まってもかゆみや腫れが残ることがありますが、ドクガの毛虫皮膚炎ほどではありません。長くても数日から1週間程度で治まります。

 

重篤な症状

大抵の場合、毛虫皮膚炎は炎症とかゆみだけで済みますが、ひどい場合は患部が水ぶくれになったり、発熱したりします。

 

特に危険な症状がアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーは極めて短い時間に、全身にアレルギーの症状が出る反応のことです。このアナフィラキシーによって引き起こされる、血圧の低下や意識障害といったショック症状がアナフィラキシーショックです。

 

アナフィラキシーショックは非常に危険な状態であり、命を失う可能性も低くありません。ショック状態になると顔面が蒼白になり、ぐったりしてよだれを垂らしたり、失禁したり、意識を失ったりします。

 

過去に毛虫に刺されたことがある人は、抗体が出来てアレルギー反応が強くなるので、回数を重ねると症状がひどくなり、アナフィラキシーが生じる危険性も高くなります。

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毛虫皮膚炎  刺された時の対処法

 

毛を取り除く

イラガ科やマダラガ科の毒針型の毛虫の場合は問題ありませんが、ドクガやカレハガの仲間は毛が抜けて刺さったまま残るようになっているので、治療の前に対処が必要です。

 

ドクガ科の毛虫の毒針毛は非常に細くて短く、目に見えにくい物です。長さは0.1~0.2mm程度で、毛虫一匹につき50~600万本の毒毛が生えています。

 

ドクガ科の毛虫の毒毛は繊維の隙間を通り抜けるほどこの毛は微細な「返し」がついていて刺さると抜けにくいようになっています。患部を触ったり払ったりすると、針が壊れて中の毒がばらまかれて症状が悪化する上、手など他の場所にも刺さることで被害が大きく広がってしまいます

 

患部に毛が刺さっていたり貼り付いていたりするのが見えたら、ガムテープを使って毛を取り除きましょう。カレハガなどの毛は大きくて見えやすいので、ピンセットなどで抜き取ることも出来ます。

 

見える分だけでも取り除けたら、流水で洗い流します。冷やしてかゆみを抑える役目もあります。このとき、決してこすらないようにして、時間をかけて洗い流すだけにしましょう。

 

服についた毒毛を取り除く

毛虫皮膚炎は虫刺されの一種なので他の人にはうつらないのですが、衣服などについた毛が他の人に害を及ぼすことがあります。

 

特に、ドクガ科の毛虫の毒針毛は非常に小さく抜けやすくなっているので、風が吹くだけでばらまかれます。毛虫に触れていなくても、毛虫がたくさんいる木の近くを通っただけで、飛んできた毛が刺さったり、服についた毛が飛んで他の人に被害を与えたりします。

 

患部以外の場所や、家族に被害が広がるのを防ぐため、毛虫に刺された時に来ていたと思われる服はすぐに脱いで、ガムテープで針を取り除きましょう。長袖や長ズボンでも、毛虫の微細な毒毛は、繊維の間や隙間を通り抜けて入り込んできます。

 

服を洗濯すると毛が流されて他の服につくので、洗濯は別々に行い、干すときも分けて干します。毒を構成するたんぱく質や酵素は熱に弱いので、50度以上の熱いお湯で洗ったり、アイロンを当ててやったりすれば無毒化できます

 

応急処置をして皮膚科に行く

毛を取り除いても、放っておくと症状はどんどん悪化していくので、速やかに皮膚科に行きましょう。

 

曜日や時間、仕事の関係ですぐに病院に行けない場合は、ステロイドと抗ヒスタミン剤が入った塗り薬を使用します。ステロイドはアレルギー反応を抑えてかゆみを減らし、抗ヒスタミン剤は毒の主成分であるヒスタミンによる症状を抑えてくれます。

 

毒針毛型の毛虫による皮膚炎の場合、これだけで完治させるのは難しいのですが、病院に行くまでの応急処置としては頼りになります。

 

毒針型の毛虫はともかく、毒針毛型の毛虫による皮膚炎は、放っておいても悪化するばかりで良くなることはないので、患部を触らずに、毛を取り除いて病院に行きましょう

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毛虫皮膚炎の治療でおすすめな薬

 

治療でおすすめな薬の特徴

毛虫皮膚炎の時に症状を抑えるには、抗ヒスタミン剤とステロイドの両方が配合された塗り薬と使いましょう。説明に「毛虫」と共に、「ムカデ」の被害に有効と書いてあるなら効果があります

 

ムヒアルファEX

市販の薬で一番手に入りやすいのが、池田模範堂のムヒアルファEXです。スティックのりのように塗れる液体タイプもありますが、スポンジに毒毛がついてしまう危険性や、粘性が低いので流れやすい点を考えると、スタンダードな軟膏タイプの方が良いでしょう

 

ステロイド剤

かゆみをいち早く抑えたい場合には、もう少し強めのステロイド軟膏を使う手もあります。

 

手に入りやすい物には「ベトネベート」、処方箋が必要な物に「リンデロンvg」などがあります。抗ヒスタミン剤は配合されていませんが、ステロイドの量が多いため、痒みと炎症を抑える効果は高くなっています

 

どの薬を使う場合でも、完治させたいなら皮膚科に行って診察を受け、適切な薬を処方してもらうことが大切です。症状がひどい場合には飲み薬を使わないと治せないこともあります。

たかが毛虫とはいえ、対処を間違えば長期間にわたって辛い思いをすることになります。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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