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爪の異常【病院で何科に行けば良いのか徹底解説】

<監修医師  WASHIO>
手

爪の異常は単に爪先の症状だけに留まりません。あらゆる病気の前触れである可能性もあり、症状に合わせて皮膚科以外の病院を受診した方が良いこともあります。疾患と受診先を含めて以下に解説していきます。

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爪の役割

 

爪は皮膚の付属器官であり、表皮の角質層が3層に変化し硬化したものです。

主成分はケラチンという繊維状のたんぱく質です。3層の上下と中間層にケラチンが縦と横に連なることで硬さと柔軟性を備えています。それにより指先に発達している細やかな神経や血管が保護されています。

 

このケラチンはアミノ酸が集まってできており、硫黄を含んだアミノ酸の量が多いと硬ケラチン、少ないと軟ケラチンとなります。皮膚の角質は軟ケラチン、爪や毛髪は硬ケラチンです。

 

指先の先端まで骨は届いておらず、爪の中心部で終わっています。そのため爪がなければ指の腹に加えた力をきちんと跳ね返すことができません。すなわち爪がなければ指先に力が入りにくいのです。

 

爪が力をしっかり受け取ることを爪圧といい、その爪圧があることにより細かいものをつまむなどの指先の細かい器用な作業を行うことができます

また足に爪圧があることで体を支えバランスを取ることができます。このように爪は人間が生きる上で非常に重要な役割を担っています。

 

また手の爪の伸びる速度は1日に0.1mmであり、10日で約1mm程度です。これは足の爪の2倍の速度だといわれています。

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爪に異常?!何科に行く?

 

基本的に爪の再生能力は高く、変色や剥がれが見られてもベルトコンベア式に生成され伸びていくので新しい爪と入れ替わります。

 

ただ、爪が剥がれた場合は傷口から細菌が入り感染症に罹る可能性があるため注意が必要です。応急処置としては患部を流水で洗い流し、消毒することが挙げられます。

 

化膿したり炎症を起こした場合には通常皮膚科を受診しますが、そうでない場合の受診先を以下にまとめます。

✅ 打撲による怪我など外傷性の爪の異常や奇形:整形外科や形成外科

✅ 爪の色が白濁色:肝臓に異常がある恐れがあるため内科や消化器科

✅ ばち指:肺に異常がある恐れがあるため内科や呼吸器科

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爪の11の病気

 

爪甲白班

爪の成長不全が原因で起こります。爪が角質化していく過程に異常が起こり疾患を生じます。これを不全角化と言います。

 

爪母で爪が生成される際に空気が混入してしまうことも疾患原因といわれています。爪に線や点状の白いものが現れ、通常は爪の成長とともに消失します。

 

もしも爪が伸びても消失しない場合は、ヒ素や鉛による中毒、肺炎、心筋梗塞、腎不全などによる可能性があるため早めに医療機関を受診しましょう

✅ 線状爪甲白斑:白い線のような模様が現れます。線の数は1本〜数本で、幅は約1〜2mmです。

✅ 点状爪甲白斑:白い点のようなものが現れます。爪甲白斑の中で最も代表的な疾患です。

子供や若い方に多く見られます。

✅ 汎発型爪甲白斑:爪全体に症状が現れます。爪色が透明感のない白色や乳白色に染まるのが特徴です。

 

爪白癬

白癬菌の侵入により、爪甲が白濁または黄白色に変化したり、剥離します。悪化すると爪がボロボロになります。他者に感染するので注意が必要です

 

巻き爪

不適切なネイルカットや靴などによる圧迫が原因で爪の先端が内側に湾曲します。陥入爪の原因になります。

 

陥入爪

巻き爪が悪化し周囲の皮膚に爪が食い込み炎症を起こします。痛みを伴います。また、ばい菌が入り肉芽腫が発症する恐れもあります

 

 爪甲層状分裂症 (二枚爪)

爪甲の表面が先端の方で薄く剥がれる状態をいいます。外傷による指の損傷や、爪の乾燥やたんぱく質不足で発症します。

 

また手足口病に罹り爪母が影響を受けると一時的に正常な爪を生成できなくなり二枚爪になりやすくなります。手足口病は風邪のような症状が1週間ほどで軽快するので、初め手足口病に罹っていると分からないこともあります

 

匙状爪甲(スプーン爪)

爪の先端が反り内側にかけてスプーン状にへこみます。鉄欠乏性貧血で発症しやすく、遺伝や爪に負荷のかかる職業なども原因となります。赤ちゃんにも見られる症状ですが、ほとんどは特別な対処をしなくとも成長とともに治ります

 

瘭疽/化膿性爪囲炎

黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌による感染で起こります。痛みを伴います。爪の生え際に感染すると、膿が出る場合もあり進行すると組織が壊死し壊疽となることもあります

 

ささくれ

爪の周りの皮膚が乾燥し、ひび割れを起こした状態です。放置すると爪囲炎にかかる恐れもあるので、甘く見ず早期に処置を行った方が良いでしょう

 

咬爪症

爪の噛み癖が原因で、爪甲に歯で噛んだ跡の細かい溝ができます。スカルプチュアを装着して矯正する方法など、ネイルサロンでも相談することができます

 

爪下出血

爪床の損傷により爪下に内出血が起こり血豆様の血腫が見られます。出血が止まり固まると黒くなります。打撲や、マラソンの際に長時間指先に靴が当たることでも生じます

 

粗造爪

爪がでこぼこし爪の色が変色します。皮膚の病気や円形脱毛症などによっても起こります。関節リウマチの前兆の可能性もあり、リウマチは骨粗鬆症とも密接な関係にあるため、軽く見過ごせません。

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爪の色で分かる9つの隠れた病気

✅ 爪が赤い:血液に異常があり赤血球が増加している状態です。

多血症(赤血球増加症)による頭痛、かゆみ、目の充血といった症状が現れます。

悪化すると、動脈硬化や心筋梗塞を発症する恐れがあります。

 

✅ 爪が白い:貧血状態です。

白濁化した白色の場合、肝硬変や肝臓ガン、慢性肝炎、慢性腎不全、糖尿病などの内臓疾患の疑いがあります。

また白濁化した爪がボロボロになっているようなら爪白癬による末期症状である可能性が高いので、

早めに医療期間を受診する必要があります。

 

✅ 爪が黒い:黒色の斑点がある場合はホクロの可能性が高いですが、黒色の斑点や黒い筋状のものが急に出現したり

大きくなっている場合は、メラノーマ(悪性の皮膚がん)の疑いがあります。

メラノーマは左右非対称でいびつな形をしており、黒色のぼやけや境界が不明瞭であること、

直径が6mm以上あるなどの特徴があります。

重篤な病気は爪に現れやすく、爪は日頃からできる健康チェックのバロメーターといえます。意識的に観察しておくことで早期治療に繋げられます。

 

健康的な爪になるためのケア

 

健康な爪は淡いピンク色でツヤがあり、その表面は無傷で弾力があります。健康的な爪になるためには外側からのケアと内側からのケア、両方が必要となります。

 

まず外側からのケアとして、ネイルクリームやオイルを表面に塗ることで乾燥を防ぎ、爪の根元に塗り込むことで栄養を爪母に与えます。さらに指のマッサージを行うことで血流を良くし皮膚の新陳代謝を高めることも大切です。

 

爪の補強が必要なときにはベースコートを塗布しておくことも良いでしょう。爪が脆いとさらなるダメージを受けかねないので、補強しながら健康な爪を伸ばしていくことが必要です。

 

また爪を切るときにも注意が必要です。爪切りで爪を切ることは、指先に相当負荷のかかるものなので本来はネイルサロンでケアを行うのがベストですが、自宅で行うときには爪の柔らかいお風呂上がりに切るなどタイミングを見計らうと良いでしょう。

 

次に内側からのケアとして、バランスの良い食事とストレスを溜め込まないことが挙げられます。

爪は皮膚の一部であるため、皮膚への栄養が爪への栄養にも影響します。そのためには、栄養バランスをきちんと考えた食事を摂ることが大切ですし、ストレスにより自律神経系の乱れを引き起こさないことも必要です。

 

爪のケアを日頃から行い爪を美しく見せることは爪を健康にしておくことに繋がります。普段から爪に注目する習慣があることで爪の少しの異常にも気がつきやすくなるため、内臓疾患など爪以外の大病を早期発見することができます。

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