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破傷風の7つの初期症状を解説!治療法もチェックしてみて!

<監修医師 まっちゃん>
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皆さんは破傷風という病気の名前を聞いたことがありますか?

破傷風は破傷風菌という菌が生産する神経毒によって、体の硬直が生じる感染症です。

初期症状は歯や首筋がこわばるなどで、次第に全身に広がってゆきます。

 

昔は致命的な病気であった破傷風も、現在では予防接種や治療法が確立していますが、危険であることは変わりありません。

その破傷風の症状や治療、予防注射やその副作用について解説していきます。

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破傷風の初期症状

 

破傷風菌は土の中や動物の糞に存在している菌です。

感染経路は、土や動物の糞で汚されている傷口、錆びた金属でつけられた傷口などです。

 

傷が出来ても洗って消毒をすれば大抵は問題ないのですが、抵抗力が弱い子供や老人では危険性が高く、丈夫な大人であっても必ずしも安全とは言えません。

肩が凝ったような痛み、口が明けにくい(言葉が上手くでにくい)、顔面が引き攣る、体がだるい、疲れているわけではないのに体が動かしにくいといった症状が出ます。

くわしくみていきましょう。

 

倦怠感

破傷風は感染から3日~10日の潜伏期間を経て発症します。

 

破傷風菌の毒素は神経に作用して筋肉を緊張させたままの状態にするものです。

最初は意味もなく体がだるい、疲れているわけではないのに体が動かしにくいという症状が出てきますが、この段階では診断が難しく、見逃してしまうことも良くあります。

 

物が噛みにくい、口が開けにくい

破傷風の初期症状の中で代表的な物で、毒素があごの筋肉をけいれん・硬直させ、常に歯を食いしばった状態させます。

 

口が開きにくくなって物が噛みにくくなり、食事も難しくなってきます。寝ている間は歯ぎしりがひどくなります。

 

首筋がこわばる

筋肉の硬直が首周辺にも表れ、頭が後ろに引っ張られるように首筋がこわばってきます。

肩こりに似ており、間違うこともよくあるようです。

破傷風の症状が進行すると背中の筋肉までこわばるようになります。

 

物を飲み込みにくい

あごを開けにくい症状とともに現れるもので、喉や舌の筋肉も緊張して物や水が飲み込みにくくなります。

舌がもつれてしゃべりにくくなる症状も出てきます。

 

寝汗

神経に影響が出てくるので、寝ている間に異常な量の汗が出始めます。

 

苦笑いしたような表情

時間が経つとあごのこわばりがひどくなって口が開きにくくなってきます。

口は横に広がって少し開き、歯をむき出したような、苦笑いしているような形で固まってきます。

 

眉間のしわ

口周辺の筋肉と共に顔の筋肉も硬直して、眉間にしわが寄って取れなくなってきます。

本人は特に怒っているわけでもないのに、常にしかめたような顔つきになりますが、口元には苦笑いのような表情が浮かんでいます。

 

この特徴的な表情は、「破傷風顔貌(がんぼう)」と呼ばれています。

 

さらに症状が進むと、しびれや痛み、硬直が全身に広がり、背中が反って固まります。

内臓の筋肉も緊張するので、尿が出にくくなったり便秘が起こったりする症状も生じてきます。

 

鼓動が早くなる、多汗、高熱、さらに物音や隙間風といった刺激に反応して強い痛みを伴った全身けいれんが生じるなどの強い症状が発生することもあり、最悪の場合は呼吸困難によって死亡します。

 

子供の症状は特に強く、幼児の場合では発症すると死亡率は80~90%にもなるために極めて危険です。

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破傷風の治療方法

 

破傷風は致死率が高い危険な病気で、治療が施されていないと死亡率は50%にも達します。

適切な治療があれば命が助かることもありますが、症状が発生してから治療を施しても、死亡率は10~15%とかなり高い域にあります。

 

非常に小さな傷口からでも感染するので、対処が遅れてしまうことも良くあります。

そのため、破傷風への対策は予防が何より重要になります。

 

ワクチンによる予防

破傷風のワクチンは、殺した菌を使った不活性ワクチンの一種であるトキソイドという物が使われます。

トキソイドは菌が作る毒素に対するワクチンで、菌やウイルスそのものへの抗体をつける普通のワクチンとはやや異なります。

 

ワクチンの効果は非常に高く、ちゃんと受けていれば感染する可能性はほぼなくなります。

12歳までに行うべき回数は5回以上です。

 

乳幼児期に受ける3種混合ワクチンには、ジフテリア、破傷風、百日咳(DTP)に対する免疫が入っています。

生後3ヶ月~1歳までにこれを3回注射し、1年~1年6ヶ月後に追加で1回、さらに小学校6年生(11~13歳未満)の時に1回接種します。

 

ただし、1ワクチンの効果は10年程度で急激に低下してしまいます。

12歳の時に予防接種をしても、20歳ごろになるとあまり意味がなくなってしまうのです。

そのため、破傷風の予防接種は10年に一回の頻度で受ける必要があります。

 

特に、土木作業や農業に従事する人、ガーデニングを趣味とする人、アウトドアが好きな人は、定期的に予防接種を受けなくてはいけません。

 

傷が出来たときの予防

傷が出来てしまった場合には、傷口を迅速に洗浄すれば予防することが出来ます。

発症を抑えるためにトキソイドを注射することもあります。

 

泥まみれの場所や動物の糞で汚染されている場所でけがをしたときは、傷口をきれいにした後に病院へ行きましょう。

 

発症した時の治療法

発症した場合には命にかかわるので、すぐに集中治療室に運び込まれて治療を受けることになります。

まず、抗生剤を投与して破傷風菌を殺し、毒素の生産を止めるのですが、すでに生産された毒素は分解されません。

 

神経細胞まで毒素が回ってない場合には破傷風免疫グロブリン(TIG)を筋肉注射し毒素を中和するために鎮静剤が投与されることもあります。

 

運よく初期段階で死ななくても治療期間は長引くため、相当な費用が必要となります。

また、回復しても破傷風への免疫は出来ないので、予防注射は必須です。

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破傷風の予防接種の副作用について

 

破傷風のワクチンの副作用はほとんどなく、安全性は高い部類に入ります。

三種混合ワクチンの場合、注射した場所に小さな赤い腫れや少し痛いしこりなどが出来ることがあります。

 

注射の度に免疫ができるので、後から受けた注射の方がしこりや腫れが出来る確率が高くなります。

稀に腕全体が晴れたケースがありますが、湿布を貼れば治る程度の物です。

 

発熱することはあまりありませんが、まれに37.5度以上になることがあります。

高い熱が続いたり、晴れが引かなかったりするときは、お医者さんに連絡しましょう。

 

何らかの反応が出なくても、注射をした後1日は運動をしたり海に入ったりすることは避けましょう。

体力を消耗するために抗体を作るのが遅れますし、副作用が出やすくなったりするためです。

 

また、インフルエンザの予防接種もしようと思っているときは、破傷風とインフルエンザのどちらを先にするにしても、間に6日以上の間隔をあけることが必要です。

 

破傷風は非常に恐ろしい病気で、医療が発達している日本でも年間100人以上の人がかかり、何人かの人は命を落としています。

発症してから治療しても死ぬ危険性が高いうえ、非常に苦痛な上にかなりの費用が掛かります。

 

予防注射なら1回あたりの料金は3000~5000円程度で、麻疹風疹、おたふくかぜ、水疱瘡などのワクチンが1万円程度かかることに比べると安いと言えます。

何より、注射だけで非常に恐ろしい病気を確実に防ぐことが出来るので、ぜひとも破傷風の予防接種はしておきましょう。

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