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肝臓の腫れで起こる7つの症状【原因や治療方法を分かりやすく解説】

<監修医師 Dr.masa>
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肝臓は腫れることがあります。これは何らかの障害が肝臓に起きているSOSでもあります。

今回は肝臓の腫れで起こる症状について、その原因や治療方法を分かりやすく解説します。肝臓が発するSOSについてしっかり知っておきましょう。

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肝臓が腫れる原因

 

肝臓が腫れる根本的な原因は、肝臓に炎症が発生するためです。

強い再生力を持つ肝臓は、炎症により幹細胞が破壊されると再生するための機能がはたらき、腫れがひくとまた元通りになります。まずは肝臓が腫れる原因について解説します。

 

酒の飲み過ぎ

肝臓には有害物質を分解し無効化する解毒作用があります。有害物質とは、お酒に含まれるアルコールも含まれます。

ただし毎日毎日大量のお酒を飲んでいるといつの日か肝臓のはたらきが解毒に追いつかなくなり、肝臓が腫れます。

 

食べ過ぎ

食べ物の中でも特に脂質の高いものや糖質の高いものを食べ過ぎると中性脂肪が過剰に蓄積され、いわるゆ「フォアグラ」状態となり肝臓が肥大化します。

 

本来ならば肝臓は脂肪を分解し新陳代謝に寄与する効能があるのですが、お酒と同じで過剰摂取してしまうと処理能力をオーバーしてしまい肝臓に中性脂肪が溜まります。

 

肝臓の約30%以上が脂肪で占められた状態を「脂肪肝」と呼びます。脂肪肝は様々な病気を引き起こす可能性をもちます。

 

ウイルス

肝炎ウイルスに感染すると肝臓の細胞に炎症が引き起こされ、最悪の場合肝細胞が破壊されます。A型・B型・C型など複数の肝炎ウイルスが現在確認されていますが、日本ではB型・C型肝炎ウイルスが多く見られます。

 

B型・C型肝炎ウイルスは空気感染はしませんが、血液や体液により人から人への感染します。このウイルスに感染すると肝細胞に炎症が起きるために肝臓が腫れます。

 

ほとんどの場合が急性肝炎ですのできちんと治療を受ければ治ります。しかしきちんと治療を行わなければ慢性肝炎に移行する恐れがありますので注意が必要です。

 

グリコーゲンの蓄積

グリコーゲンすなわち糖原は糖分を体内に貯蔵する機能のある物質です。肝臓には糖原が蓄えられており、身体の中で糖分が必要とされると血液中に分泌し、必要な細胞に送り届けるはたらきがあります。

 

しかし病気などによりこの働きが阻害されると過剰にグリコーゲンが肝臓に蓄積されることになります。過剰に物質を溜め込んだ状態になると、肝臓が腫れます。

 

病気

肝臓特有の疾患を発症すると、肝臓が腫れます。

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肝臓の腫れで起こる症状

 

肝臓は「沈黙の臓器」という異名で知られているように、痛覚が存在しません。また全体の2/3を失っても頑張って活動してくれるため、異常に気がついた頃には「手遅れ」になっていることも珍しくありません。

 

そのため「最近ちょっと変だな」と違和感を感じたら、病院で検査や診断を受けることが重要です。肝臓が腫れると具体的にはどのような症状が起きるのか解説します。

 

発熱

肝臓に炎症が起きると、患部は熱を持ちます。この状態だと38~39℃の発熱があります。高熱ではないため見過ごしがちですが、他の症状も一緒に出ている場合は要注意です。

 

食欲不振

発熱を伴う食欲不振の場合は「風邪かな?」と誤解する人も多い症状です。ただし風邪の場合は一週間以上同じ症状が続くことはありませんので、風邪以外の原因があると考えた方がいいでしょう。

 

倦怠感

肝臓の代謝機能が弱まり、解毒作用も低下すると疲労物質が体外に排出されにくくなり全身の気怠さが発生します。

 

吐き気・嘔吐

食べ物の匂いを嗅いだだけでも強烈な吐き気を催します。

 

黄疸

黄疸とは、皮膚や眼球の白目部分が黄色く染まって見える症状を指します。

肝臓で分解されるはずの有害物質の一部には黄色い色素をもつものがあり、肝臓が腫れて機能が停止していると分解されず血中に放出されるため肌や白目が黄色く見えます。

 

尿の異常

肝臓が腫れていると褐色に近い濃い色の尿、あるいは血尿が出ます。

 

痛み

肝臓自体は痛みませんが、腹痛や身体の右上部が痛むことがあります。これは肝臓が身体の右側にあり、肝臓が肥大化することで関連する器官が圧迫されるためです。

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肝臓の腫れで考えられる病気の可能性

 

肝臓が腫れる原因として病気が挙げられますが、具体的にはどのような病気の可能性があるのか解説します。肝臓が腫れる以外にもいくつか自覚症状がありますので、総合的に判断する際の参考にして下さい。

 

糖原病

糖原(グリコーゲン)の利用が阻害されているため肝臓に過剰に蓄積してしまう病気です。先天的な遺伝性疾患の一つであり、国の難病指定を受けています。

 

糖原のエネルギー変換が阻害されているため、慢性的に低血糖に陥りやすく、血糖値の維持が重要になります。

 

糖原病を発症すると合併症として、肝腫瘍・肝硬変・肝不全や腎不全といった内臓疾患の他、てんかんや骨粗しょう症といったものが挙げられます。

 

アルコール肝炎

長年の、あるいは過度の飲酒が原因となり肝臓細胞に炎症が引き起こされる状態です。発症した時点で適切な治療に向き合えば一ヶ月ほどで改善させることが出来ます。

 

ただし放置しているとやがて肝臓の腫れだけではなく黄疸や発熱・吐き気・腹痛が発生し、脂肪肝に変化します。脂肪肝はやがて肝炎に変化してしまい、どんどん悪化していくのが特徴です。

 

ウイルス肝炎

ウイルスへの感染が原因で、肝臓に炎症が出来ます。急性肝炎と急性肝炎が慢性化した慢性肝炎があります。

空気感染はありませんが人から人への血液・体液で感染するため予防摂取が重要になります。

 

肝細胞がん

肝炎により肝臓が破壊と修復を繰り返しているうちに遺伝子の変異が起き、がんを発症するリスクが高まります。

肝臓が腫れる以外にも、全身の倦怠感や腹痛、腹部の張り、発熱、原因不明の体重の減少が起きた場合は念のため早めに医療機関で診察を受けましょう。

 

肝炎や肝硬変でも似たような症状は出ますが、いずれにしても早めに手を打っておいた方がいい症状と言えます。

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肝臓の腫れを治す方法

 

初期段階で症状に気付けば、肝臓の腫れは治すことができます。いったいどのような方法があるのか解説します。

 

病院を受診し適切な指導・治療を受ける

肝臓の腫れや肝臓に疾患が疑われる症状が出た場合は、まずは病院の内科を受診しましょう。

まずは血液検査を行うことで肝臓の疾患をある程度予見することが出来ます。血液検査でチェックするのは以下の項目です。

 

【ALT】(アラニンアミノトランスフェラーゼ)

細胞が破壊される際に、ALTと呼ばれる酵素が発生します。数値が高ければ高いほど、肝臓が破壊されているといえます。

 

【AST】(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)

こちらも細胞が破壊される際に発生する酵素です。数値が高いと細胞が破壊されている割合も高いと言えます。

 

【γGTP】(ガンマ・グルタミルトランスペプチダーゼ)

肝臓とそれに付随する器官である胆管・胆のうに異常が起きるとγGTPの数値が上昇します。

 

血液検査の結果、数値に異常がある場合は更にCTやMRI、超音波測定などで詳しく検査した上で診断を行い、原因を特定し有効な治療方法を決定します。

 

薬物療法

病気によっては、肝臓が腫れる原因を抑制するため薬物療法が試みられます。主に使用されるのは免疫調整剤・抗ウイルス剤・インターフェロンです。

 

市販薬もありますが、素人が自己判断で服用すると逆に体を壊す原因となる薬ばかりです。かならずまずは医療機関で専門家の診断と指導を受けましょう。

 

食事療法

過度の飲酒や暴食が原因となり肝臓が腫れている場合は、食習慣を見直すことで肝臓を修復することが出来ます

 

「○○を食べると肝臓の腫れがひく!」というよりも、プチ断食を行うなど摂取量を控える方が効果はあります。口にするもの自体を変えて肝臓が腫れないようにするためには、「抗酸化物質」を含む食べ物を摂取するといいでしょう。

 

抗酸化物質とは肝臓を攻撃する活性酸素を緩和する働きを持つ物質で、老化防止にも効果を発揮する食材です。

 

アントシアニンやイソフラボの他、カテキンやリコピン、ビタミンC・ビタミンE・βカロチンなどの成分が抗酸化物質で、緑黄色野菜や大豆類に豊富に含まれています。

 

肝臓の腫れでおこる症状の原因と治療方法を解説しました。

沈黙の臓器である肝臓に異変が起きた場合は、悪化する前に医療機関で検査を受けましょう。本格的に壊れる前に、こまめに身体の手入れは行いたいものです。

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