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胸膜炎の症状を確認!【4つの原因も解説】

<監修医師 ドクターTST>
胸 胸が痛かったり、咳をすると痛みが増したり、呼吸がしづらい、ということはありませんか?

もしかしたら、胸膜炎(きょうまくえん)の症状かもしれません。胸膜炎の症状は、見過ごすと取り返しのつかないことになります。

今回は、胸膜炎の症状を詳しくお伝えすると同時に、その原因についても解説します。ぜひ、病院に行く前に参考にしてみてください。

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胸膜炎の症状チェック

 

胸膜炎とは

まず、胸膜炎という病気について簡単にご説明します。胸膜炎とは、肺を包んでいる膜(胸膜)が炎症を起こしてしまうことで引き起こされます。

 

炎症が起きると、水分やタンパクが血液中から染み出してしまい、肺と胸膜の間に水(胸水)がたまってしまいます。このため、胸の痛みや呼吸困難、咳などの症状がみられます。

 

初期症状は胸痛

初期症状は、胸痛が多いです。さらに、この胸痛が深呼吸や咳などでさらに悪化するようなら、胸膜炎の疑いが強いです。

咳や呼吸困難が見られ、原因によっては、発熱を伴うこともあります。

 

初期症状は風邪と間違える場合がありますが、もし、たんに血が混じる、咳が不自然に続くなどの症状があったら胸膜炎かもしれません。

 

こんな症状の時は要注意

もし、次のような症状が見られた場合は、まず内科や呼吸器科を受診することをお勧めします。

 

1. 胸の痛み (吸気や咳で増悪する)

2. 乾いた咳が続

3. 咳と混じって痰が頻繁に出る

4. 息切れ、呼吸困難

5. 発熱、悪寒

6. 体がだるい状態が続く

7. 背中の痛み

その他にも、人によっては胸の辺りを押すと痛い、という方もいます。

 

一見、風邪や肺炎のような症状に見えるため、放置されて悪化・重症化することも少なくありません。少しでもおかしいな?と思ったら専門医に相談するのが一番です。

 

胸膜炎の診断

胸膜炎は、医師が聴診器で胸の音を聞いただけでもわかる場合があります。胸水が溜まると、呼吸の音が弱くなり、胸膜どうしが擦れて起こる胸膜摩擦音が聞こえることがあります。

 

胸膜摩擦音が聞こえなくても、レントゲンやエコー検査、また胸水穿刺で炎症反応(細胞など)の確認を行い、病気とその原因の確認を行います。

レントゲンを取れば、「胸に水がたまっている場所」が影となって写ります。この胸に溜まった水の量が増えるほど、動悸、息切れ、呼吸困難といった症状がひどくなります。

 

陳旧性(ちんきゅうせい)胸膜炎とは?

会社の健康診断などで胸部レントゲンを撮った時、「陳旧性(ちんきゅうせい)胸膜炎の疑い」と書かれてドキッとされたことはないですか?

これは、「すでに治った腹膜炎の跡がある」という意味です。このような場合は、特に何もしなくても大丈夫ですから安心してくださいね。

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胸膜炎の4つの原因

 

がん性胸膜炎 、感染性胸膜炎 、結核性胸膜炎 、肺炎など必ず触れる胸膜炎を引き起こす原因は一つではありません。

原因によって治療法も異なりますので、まずは原因を突き止めるのが先決です。それでは、胸膜炎を起こす4つの原因を解説します。

 

がん性胸膜炎

がんが原因の胸膜炎をがん性胸膜炎と言います。と言っても、胸膜自体ががんになることは少なく、ほとんどの場合は肺がんや乳がん、卵巣がんや胃がんのがん細胞が転移して起こります。

 

高齢者に多く見られるタイプの胸膜炎です。がん性胸膜炎の場合、呼吸困難と胸痛の度合いが強いことが特徴です。

まずはレントゲンを撮って胸水の溜まっている場所を把握し、胸水を抜き取って診断します。

 

がん性胸膜炎は、余命半年から1年ほどしかない、とても重い病気です。まれに、胸膜自体に悪性腫瘍が現れることがあります。

特に、アスベストが原因と言われているものが多く、職業柄アスベストを吸っていたという方は要注意です。

 

感染性胸膜炎

細菌やウイルス感染によって起こる胸膜炎のことです。症状としては、高熱、頭痛などが強く現れます。また、水だけでなく膿が肺と胸膜の間にたまってしまうのも特徴です。

この膿を早く取り除かないと、治療が長引くだけでなく、周りの臓器に悪影響を与えかねません。早期治療がカギとなります。

 

結核性胸膜炎

結核菌の感染によって起こる胸膜炎で、感染性胸膜炎の1つです。こちらの胸膜炎は若い方が発症するケースが多いです。

 

症状の特徴は、深呼吸に伴う胸の痛み、咳、呼吸困難などの胸の症状をはじめとして、全身の倦怠感、顔面蒼白、チアノーゼ(酸素不足によって皮膚が青紫色になる)が見られます。

 

結核性胸膜炎の場合は、しっかりと治療を行わないと繰り返し再発する可能性もありますし、結核菌が、肺に炎症を起こした時からかなり遅れて(時には年単位で)胸膜に炎症を起こす例もあります。

結核の炎症が治っても、しばらく油断しないようにしましょう。

 

肺炎による胸膜炎

肺炎にかかると、細菌が胸膜まで達しなくても胸水が溜まることがあります。

肺炎が良くなると、胸水の貯留は自然に良くなります。ただし、放置すると感染性胸膜炎に発展し、重症化することがあります。

 

その他の原因

胸膜炎の原因は、以上の4つが主ですが、その他の疾患によって胸膜炎が引きおこされることもあります。

例えば、肺循環障害、膠原(こうげん)病(全身性エリテマトーデスや関節リウマチ)、消化器疾患、卵巣腫瘍などが原因となることもあります。

 

胸膜炎にかかりやすい方

次のような生活習慣のある人は、胸膜炎にかかりやすいとされていますので十分注意してください。

 

1. 喫煙の習慣のある方

2. お酒を大量に飲んで泥酔状態によくなる方

 

喫煙の習慣があると、がん性胸膜炎を発症しやすくなります。タバコを1日何十本も吸っている方はがんになりやすいのです。

また、お酒を大量に飲む方は、口の中の細菌が肺にまで到達しやすいため、肺炎になりやすく、胸膜炎にもかかりやすくなります。

心当たりのある方は、いまいちど自分の健康のために生活習慣を見直してみてください。

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まとめ

しるし   

今回は胸膜炎の症状と原因についてお伝えしましたがいかがでしたか?ご覧いただいたように、多くの症状が風邪によく似ています。

ですが、症状があまりにひどかったり、長く続くときは、風邪以外の可能性を疑ってみましょう。

 

もし、胸水が溜まりすぎてしまうと、肺や心臓が圧迫されて血圧の低下を引き起こしたり、重症化して敗血症を合併してしまうケースもあります。内科や呼吸器科できちんと診断してもらうようにしてくださいね。

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