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脊椎カリエスの9つの症状【治療法を分かりやすく解説】

<監修医師 Dr.masa>
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病名「脊椎カリエス」(せきついかりえす)。このような病名を聞いたことがありますか?ちょっと聞きなれないと思いますが『結核菌』の感染によって引き起こす病です。

『「結核」なんて、ひと昔の病気でしょ』なんて思っていませんか?この病気になると、全身が疲れやすく貧血にみまわれます。

今回はこの「脊椎カリエス」について解説をしてみたいと思います

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脊椎カリエスとは?

 

冒頭でも簡単に書きましたが、もう一度確認してみましょう。

 

原因

脊椎カリエスの発症は『結核菌』よって脊椎に結核菌が感染し発症する脊椎炎です。『結核性脊椎炎』(けつかくせいせきついえん)とも呼ばれます。

通常、肺や他の臓器からの結核病巣にある結核菌が血液に合流し脊椎に感染が進みます。

 

どのような人がなりやすいの?

脊椎カリエスは結核菌がもとになっていますので次のような場合発症が多くみられます

✅ 以前に肺結核を患った

✅ 発症はしなかったが結核菌に感染した

✅ 結核患者からの感染

✅ 院内感染

他に、免疫力の低い状態にある場合として次のタイミングが考えられます。

 

✅ 糖尿病などの免疫力が大幅に低下かする病にかかっている

✅ 幼児

✅ 高齢者

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脊椎カリエスの症状

 

では、次にどのような症状がでるのでしょうか?腰部の痛み、関節の痛み・・・

 

はじめは…

✅ 胸部・腰部に痛みを感じる

✅ 患部を叩くと痛みがある

✅ 背中(背骨のあたり)が痛い

✅ コリや鈍い痛みを感じる

 

これらの症状が慢性的にあらわれ全身的に疲れやすい(全身倦怠感)と感じます。また、同時に「食欲減退(食欲不振)」「体重減少」といった全身の症状も出てきます。

 

次に…

上記の症状に伴う状態で次の症状があらわれてきます。

 

✅ 睡眠時も痛みがでる(安静にしている状態でも痛みが伴う)

✅ 微熱が出やすくなる

✅ 患部に膿がたまり、瘤状のものができる

 

重症かもしれません

次のような症状が出始めると身体的な障害が併発してきます。

 

✅ 排尿困難・障害(尿が出にくい・失禁・頻尿)

✅ 下半身に痺れを感じる

 

このような症状がある場合、患部に膿がたまり中枢神経を刺激し激しい痛みを感じるようになります。上記のような症状があり更に自分の周りに結核に感染した人がいた場合には早めに病院での診察をしましょう。

先にも記しましたが脊椎カリエスは結核菌が元になっていますので感染症の一種なのです。

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脊椎カリエスの治療方法

 

今まで、解説した内容を見ると怖い病気のように感じます。しかし現代の医学ではしっかりとした治療を受けることによって脊椎の炎症を抑える事ができるのです。

次に今行われている治療方法の解説をいたします。

 

化学療法

「化学療法」では主に『抗結核薬』を用いて行います。この抗結核薬とは結核菌が認められた患者さん(排菌陽性者)に対して投与します。※痰塗末検査で陽性(痰の中に結核菌が認められた)反応がある。

 

この抗結核薬には殺菌・静菌作用があります。

 

✅ 殺菌作用・・・細菌を死滅させる

✅ 静菌作用・・・細菌がこれ以上増殖しないように抑制させる

 

次にあげる薬はWHOが推奨している強化療法になります。

 

一般的な排菌陽性者の場合

 

✅ リファンピシン(殺菌)

✅ ピラジナミド(殺菌)

✅ ストレプトマイシン(殺菌)又はエタンブトール(静菌)

✅ イソニアジド(殺菌)

 

上記4種類の薬を最初2カ月間服用します。その後4か月間は次の2種を服用します。

 

✅ イソニアジド

✅ リファンピシン

 

服薬の期間については個人の症状により異なる事になりますが長期(1から2年)の治療期間を要する場合があります。

 

外科的手術

症状が重体な場合(骨の破損・下肢麻痺)には手術にて対応します。代表的な例としては次の方法があります。

 

✅ 下肢麻痺や背骨の歪みが伴う

→ 『椎体置換術』・・・損傷した骨を除きそこへ患者さんの骨盤等から採取した骨、もしくは人工骨を移植する手術です。

※骨がしっかり固定すると手術後2~3日で起き上がる事ができます。

 

但し、完全に骨がつくまでの4~5カ月間は重度な仕事(負荷の多い)や運動は避けなければなりません

 

✅ その他

→ 『脊椎固定術』・・・腰椎が不安定なとき。インプラント(固定器具)を使い骨が動かないようにする手術です。骨が破損により足りない時は通常本人の骨を移植したりするのですが、人工骨を使う事もあります

 

先ほどの手術より大きな手術となり骨がつくまで時間がかかります。おおよそですが(個人による為)術後1カ月は安静を要します。その後3~6カ月間はコルセットでしっかり固定します。

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まとめ

しるし   

いかがでしたでしょうか?冒頭にも書きました「正岡子規」さんの時代よりは結核菌による感染症「脊椎カリエス」は死に直結する病ではありません

他の病に比べると治癒までに時間を要するかもしれませんがしっかりと治る病なのです。「症状」の章でも書きましたが、早期に発見が一番大切なのです。

体調不良がダラダラと続くようでしたら、一度受診をお勧めします。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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