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記憶がないのはコノ病気かも!【ストレスが大きく関係してる?】

<監修医師 田中 恵文>
落ち込む

お酒を飲んで記憶がなくなったり、今何をしようとしていたんだっけ・・・ということはあるかもしれません。でも、それ以外の記憶がないという状態に陥ったら病気の可能性があります。

強すぎるストレスや恐怖で過去の記憶を封じてしまったためにそこが欠落していたり、健忘症という可能性もあります。

記憶障害はアルコールやストレスが主な原因と思われがちですが、掘り下げてみると危険な病気の場合もあるのです。記憶がないという時に病気を疑うケースやその他の場合、受診科などについて解説します。

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考えられる病気の可能性

 

投函するはずの郵便物がテーブルの上に置きっぱなしになっていたら用事を忘れただけです。子供のころ食べたあれは何だったっけ・・・はちょっとした長期的な記憶がないだけですね。

記憶がない状態は様々ですが、病気の場合は少し意味合いが違ってきます。

 

解離性障害

精神疾患の一つで、自分が自分であるという感覚が欠如している状態にあります。ある期間の記憶がない・気づいたら知らない場所にいたなどの状況が起こることがあります。

通常は記憶・意識・知覚・アイデンティティは一つにまとまったものであるのですが、解離性障害ではこれをまとめるということができない状態なのです。

このような状態になると発生するものとして記憶を失い失踪してしまう解離性遁走のような異常行動や心的ストレスでその出来事の記憶がなくなる解離性健忘などの症状があります。

異常行動でも最も重いものとして解離性同一障害があります。かつては多重人格と呼ばれていた解離性同一障害は、耐えられない状況を自分から切り離して離人症のように他人のことと感じたりします。

特定の時期の記憶を切り離し、思い出せないようにしてメンタルに対してのダメージを回避します。それらの記憶や感情が個々に別人格として成長して、ある時表に現れてしまうという精神疾患です。

 

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβなどの特殊なたんぱく質が蓄積することにより神経細胞が死滅して起こります

脳萎縮が起きることで認知機能が障害され、次第に身体の機能も低下していく疾患です。記憶に関与する海馬に病変が起こることから、近い記憶からなくなっていくという特徴があります。

 

脳の疾患

頭部打撲などで脳にダメージを受ける外傷性の疾患や、脳梗塞や脳卒中・血腫などの内因性の疾患などです。脳内に障害が発生するとその部位によっては記憶障害を伴うことがあります。

 

アルコールで記憶がないのは

急激かつ大量の飲酒で中毒症状を起こした末の意識障害ですね。まるで素面のようにふるまうのが特徴で「ブラックアウト」と呼ぶものです。

脳のどの部分が障害を起こしているのかは未解明ですが、意識障害なのは確かです。度が過ぎて脳が重篤な障害に陥ると歩行不能や失神したりします。

病気ではありませんが、病気の一歩手前なのは確かです。これが度重なると脳疾患を発症します。

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ストレスが大きく関係してる?

 

記憶をなくすということはストレスからの自我防衛なのです。あまりにも耐えられない現象から逃避するための脳の手段とも言えます。

 

原因

ストレスは様々なものから発生します。職場でのセクハラや家庭内不和、DVや虐待など数え上げればきりがないものです。

これらのものは心的ストレスに分類されますが、事故や災害・戦争などに巻き込まれて身の危険にさらされる場合を外傷性ショックに分類します。

記憶がなくなる原因としてこれらのショックが大きく影響します。また、強すぎるストレスがダイレクトに脳を萎縮させ、記憶障害を引き起こすこともわかっています。

 

心的外傷後ストレス障害

激烈なショックを受けたときの記憶や経験がいわゆるトラウマとなり、心的外傷後ストレス障害を発症します。

あまりにも強烈な出来事や苦痛が強すぎた経験を想起しただけですべての活動がストップしてしまうほどの症状が出ることもあります。

自らの処理能力を超えた事柄を経験した時、心が自らを守るために瞬間的にその事実や感情などすべてのものをひとくくりに封じてしまいます

しかし、通常は脳や経験の中で消化することができる事実をありのままにひとくくりにしているためどんなことをしても消し去ることができません。そのためひとつあるいは複数の引き金によって心の中に侵入してくるのです。

心的外傷後ストレス障害にはもう一つの側面として、その時の記憶がないという症状があります。あまりにもひどすぎる経験に強烈な無力感を感じることによりその時の感情を抑圧するために脳が記憶を消し去ることもあるのです。

 

ストレス性の精神疾患

うつ病や統合失調症でも一時的な記憶がないという症状がみられることがあります。うつ病では意欲の低下や無力感・喪失感などのために以前の自分や身の回りで起きていた様々なことを消し去ってしまうことがあります。

統合失調症では陽性症状・陰性症状とともに認知機能障害が発生します。症状が不安定な時ほど強く発生する傾向があります。

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何科を受診すべき?

 

受診科を決めるとき、病気なのか一時的なものなのかでも迷うでしょう。それぞれの診療科によって対応が違うので困りますね。まずは大きな病院で総合診療科を受診してみるのもひとつの方法です。

 

まずは神経内科

外傷によるものや内因性・ストレス性などの原因の切り分けには神経内科が適しています。画像診断により外傷性や内因性の場合は損傷を特定できるので治療も開始できます。

また、画像診断で脳に損傷がないということが判明することで心因性であることが分かり次のステップへ進むことができます。

 

精神科と心療内科

心因性(ストレス性)の場合は精神科や心療内科の領域です。画像では診断できない心の問題を探します。診察の上必要であれば投薬や認知療法などさまざまな治療法が選定されます。

なかでも重要な点はカウンセリングを受けることができるという点です。カウンセリングはストレスによる一時的な記憶障害に有効であり、さらに心的外傷後ストレス障害には最適だと言えますし、その他の精神疾患にも有効だからです。

記憶障害がありカウンセリングを受けることでうつ病や統合失調症などの発見につながることもあるのです。

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