ジメジメしたら湿気虫の対策を【発生場所や駆除方法を解説】
<監修医師 まっちゃん>
みなさまは湿気虫という虫をご存知でしょうか?今回は湿気虫について、少し解説を加えながら説明していきたいと思います。
また、駆除方法から、その虫の関連の話題まで解説していきます。
気になる所から確認してみよう
白くて小さい湿気虫の対策を!【発生場所や駆除方法を解説】
みなさんは湿気虫という虫を耳にしたことがあるでしょうか?あまりいないのではないでしょうか?まずはこの湿気虫がどの様な虫なのかを簡単に説明していきたいと思います。
この虫は湿気を餌として繁殖する虫の事を言います。なので、乾燥の強くなる冬場に比べると湿気の多い梅雨時期に多く繁殖することがあります。
代表的なものには茶色で1mmくらいのサイズのチャタテムシというものがいます。
この虫は、その名の通り湿気を好物とする特徴を有しているほかに、繁殖力が強いという特徴も持っています。1匹の雌だけでも繁殖していくことが出来るのです。
ちなみに、この虫は人間に直接的な害はないと言われている虫にはなるのですが、やはりその見た目や、ダニなどのえさにもなりうることから不快害虫と言われることがあります。
発生原因って何?
ここでは発生原因について、発生環境などを踏まえていくつか紹介していきたいと思います。
特に、その状況であったり押入れなどの場所であったり、米などの食べ物など様々な面から紹介したいと思います。
✅ カビ、埃
先に少し、湿気虫について紹介しましたが、この虫は基本的に湿気を好む虫の一種です。
そのため、湿気に関連している場所でカビや埃が多い場所では、それ以外の場所に比べると比較的発生しやすい要因となっています。
✅ 気温、湿気
さきほどから、繰り返しのように話してはいますが、湿気を非常に好む虫となっています。
そのため、気温25℃以上で湿気60%以上の場所では特に発生しやすくなります。
✅ 場所
発生場所としては、やはり湿気が多い場所が特に多いです。例えば、クローゼットの中であったり、押入れであったりとしたところです。
また、奥に詰め込んでいる段ボールも特に注意が必要です。
✅ 食べ物
あなたも一度は経験したことがないでしょうか?棚の中の食べ物の中に茶色の小さな虫がたくさんいることを。
そうなんです、それこそが実は湿気虫なのです。つまり、小麦粉や鰹節、乾麺などの近くで比較的発生しやすくなっています。
湿気虫は人体に影響しないの?
では、先の文章の中でも少しお話はしましたが、湿気虫つまりはチャタテムシが人体に影響を与えるのかどうかといいますと、影響はありますが、直接的な害はあまりありません。
上記でも述べましたように、湿気虫はカビなどが多い部分に多く存在します。
カビなどがたくさんある場所には様々な生き物の死骸などがあります。
この中にはもちろん湿気虫も含まれているのです。
実はこういう死骸などが、アレルギーの原因、つまりはアレルゲンとなり悪影響を及ぼします。
またこれらのアレルゲンで弱まった体には、感染症や中毒症状を引き起こす可能性が高くなります。
早急に駆除したい!5つの対策
みなさまはこの様な虫が出て来ると嬉しいと思う方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?むしろ嫌だと早く殺したいと思われる方が多いのではないかと思います。
最近では除菌の方法としてサーキュレーターなどが知られています。ここでは、早急に駆除するための方法をいくつか紹介していきたいと思います。
✅ 換気
これは一番分かりやすい方法の1つです。基本的に湿気虫を減らすためには、湿度を減らす必要があります。
特に部屋全体の湿度を下げる一番簡単な方法と言いますと、窓を開けて換気をして、新しい空気を入れ込んであげることが必要となります。
確かに、梅雨時期など湿気の比較的多い時期には換気をするのは大変かもしれませんが、それでも少しの時間でも外の空気と中の空気を入れ替えることは大切なことです。
またサーキュレータがご家庭にない場合には、扇風機などを利用することにより、換気を効率的に行えます。
✅ 除湿器
先ほど、換気をして湿度を下げると言いましたが、機械を利用するという方法もあります。
最近ではよく利用されるようになりましたが、除湿器を利用することも除湿行う方法の1つとなりえます。特に最近の機械は性能もいいため、利用すると非常に効果があると言えます。
✅ 日光浴
日光浴をするということも非常に良いことです。例えば、湿気虫が溜まりやすい布団などを天日干ししておくと非常に効果的です。
日光の光には殺菌効果もありますし、何よりより乾燥した状態に保つことのできる効果的な方法の1つです。
✅ 掃除機
掃除機でを使用することでも、湿気虫の数を減らすことができます。
先ほどからも繁殖しやすい場所についていくつか紹介していきましたが、繁殖しやすい場所に積極的に掃除機をかけることによって、湿気虫やその死骸を吸い取ることが出来ます。
✅ アルコールスプレー
アルコールスプレーはバクテリアや雑菌などの殺菌もできるスプレーのことです。
一番手っ取り早い方法の1つではありますので、みなさまもよく利用されているのではないでしょうか?お手軽で直ぐに使用できるものなのでおすすめです。
殺虫剤を使う時は子供やペットに配慮して
虫を殺すときによく利用されるのが殺虫剤ではないかと思います。最近では本当に様々なものが販売されています。
蚊取り線香など昔から使用されている馴染み深いものから、最近ではエタノールを含んだアルコールスプレーや燻煙タイプのものなど様々なものが販売されています。
また、中には酢にも殺菌効果があるとのことにより、酢を含んでいる殺虫剤も販売されるようになりました。
どの様な殺虫剤を利用されるかは、利用される方の判断で問題ないのですが、何点か気をつけなければいけない点があります。
最近ではそれ専用の本が出ているなど本当に様々な情報に満ち溢れています。特に小さな子供がいる方には注意が必要になってきます。
今はただおいておくだけのタイプのものも中にはあります。
殺虫剤とは虫にとっては死に追いやる薬物を使用していますので、仮にそんなものを子供が口にしてしまえば、身体に悪いということは当たり前にわかると思います。
確かに、ペットなどを買って癒しを求めたり、新たな家族を増やしたいという方も中には多くいらっしゃいますが、喘息の原因となるアレルゲンがたくさん増えたりもしますので、その辺りも本当に注意が必要です。
この様に、殺虫剤を使用するということは、それ相応の危険性も伴っていますので、害虫駆除業者などを利用するという方法も効率的な方法の1つなのかもしれません。
湿気虫の発生は5つの虫も発生している可能性もある
みなさまも一度は経験をされたことがあるかもしれません。湿気が多い時期は、湿気虫の発生度が少ない冬場に比べ多くなります。
また、原因が分からず突然の湿疹や、体調不良などは、湿気虫が原因ということも考えられます。
例えば、ダニなどは有名ですが、珍しいところではうじや紙魚というものもいます。ここでは、湿気虫以外にも湿気を比較的好む虫をいくつか紹介したいと思います。
✅ ゲジゲジ
ゲジゲジとはムカデのような姿をしている虫のことです。もしくは毛虫にも似ている面があります。見た目はとても気持ち悪い感じの虫です。
✅ 便所こおろぎ
便所こおろぎとは、決して便所にいるこおろぎのことではありません。その名前の由来は汚い虫というところからきているという説もあります。
便所イコール汚いところというイメージがあり、また汚いイメージの虫があったこの虫がこのような名前になりました。
✅ カツオブシムシ
この虫も先ほどの虫と少し似ている部分がありますが、決してカツオブシを好んで、そこに繁殖するわけではありません。
この虫は比較的繊維を好むので服などを好んで、その近くなどにいることが多いのです。
✅ ダニ
これは、先ほどから話題に出しているように、湿気虫やその死骸を食べる虫ですし、みなさまもよくご存知ではあると思います。よくたたみや布団のなかに繁殖している虫です。
✅ コバエ
台所周辺の点滴と言えば、コバエではないでしょうか?よく夏場にかけて、繁殖する小さいハエのことです。湿気のある部分で卵が孵化し幼虫が成長して、大きくなって繁殖していくのです。
まとめ
今回、湿気虫の概要から駆除方法まで様々な内容を説明させていただけました。みなさまのお役に少しでも立てれればと思います。
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