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カフェオレ班が赤ちゃんが出現した【3つの治療法を解説!】

<監修医師 Dr.masa>
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皆さん“カフェオレ班”っていう言葉を耳にしたことはありますか? 赤ちゃんにみられる茶色いあざのことです。生まれたての赤ちゃんに“あざ”を見つけるとびっくりしてしまいますよね。

でも意外と生まれつきあざを持ってる赤ちゃんってすごく多いんです。色んな種類がありますが“あざ”の種類の中でも“カフェオレ班”はとある病気の症状かもしれません。

 

今回はそんなカフェオレ班について原因や治療方法についてご紹介します。妊娠中でこれからママになる人もすでにママの人も赤ちゃんのために知っておいてあげて下さい。

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カフェオレ斑とは?

 

扁平母班とカフェオレ班

扁平母班とは茶色のあざが身体の様々な場所に扁平的にできるものをいいます。カフェオレ班の特徴は薄いしみの様に広がるコーヒー牛乳みたいな茶色のあざのことです。

あざは皮膚と同じ高さででこぼこや膨らみなどはありません。赤ちゃんに生まれつきある場合もありますが、生まれてから少し経ってからあらわれることもあります。

 

大きさは2㎜くらいの小さなものから2cmを越える大きなものまで様々です。通常は痛みやかゆみ、しびれなどの知覚異常はありません。見た目的には気になるかも知れませんが1~2個ある程度だと健康に問題はないとされています。

 

ただし5~6個ある場合はレックリングハウゼン病(神経線維腫症1型)の疑いがありますので医師に相談しましょう。茶あざの中には、おもに肩や腰回りに濃い発毛を伴った“ベッカー母班”というあざもあります。

またレックリングハウゼン病を原因とする茶あざを“カフェオレ班”といい扁平母班と区別します。

 

扁平母班の予防と再発した時の対処

生まれつきある場合、予防は難しいですが成長過程であらわれる場合メラニンが増えない様に強い日光を避ける事が大切です。

また治療後には紫外線を浴びると茶あざが濃くなる可能性があるため紫外線対策もきちんとしましょう。それでも再発してしまった時は3カ月ごとのレーザー治療が効果的といわれています。専門医と相談しましょう。

紫外線の仕組みについてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
顔に発症する日光アレルギーの原因とは【治療薬も徹底解説!】

 

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カフェオレ斑ができる原因

 

茶あざといえば一般的に扁平母班のことをいいます。あざの原因はメラニン色素が皮膚に浅い所で増加することでおこります。生まれつきある扁平母班と思春期頃から発現する“遅発性扁平母班”があります。

 

またベッカー母班は強い紫外線を浴びた後にあらわれる事があり、メラノサイト(色素細胞)が紫外線により変質しておこると言われています。

見た目だけでは扁平母班とレックリングハウゼン病によるカフェオレ班を区別することは不可能です。

 

カフェオレ斑は病気の可能性がある

 

レックリングハウゼン病(REC)

レックリングハウゼン病(神経線維腫症1型)は神経や皮膚中心に、あらゆる器官に様々な異常を引き起こす遺伝性の病気です。主な症状は下記の通りです。

 

✅ カフェオレ班(生まれつき体幹部などに扁平なミルクコーヒー色の色素班が存在。6個以上でRECの疑いありとされています。)

 神経線維腫(思春期以降に体中に大小色々な繊維腫が多発します。生下時あるカフェオレ班とこの繊維腫の多発が揃うとRECと診断できます。)

✅ あざ以外の皮膚病変(雀卵班様色素班というソバカスのような点状集合性素班や有毛性褐青班などが見られ、カフェオレ班とこの皮膚病変が揃うとRECの可能性が高くなります。)

✅ 骨病変(まれに脊柱や胸郭、四肢骨の変形などがみられます。)

✅ 眼病変(まれに視神経膠腫や虹彩小結節などがみられます。)

✅ 脳背髄腫症(まれに脳神経、脊髄神経の神経線維腫や髄膜腫、視神経膠腫、脳波異常などがみられます。)

レックリングハウゼン病についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
レックリングハウゼン病の症状まとめ【治療法や遺伝についても解説】

 

アルブライト症候群

アルブライト症候群は骨の形成に異常をきたす病気です。骨を作る過程で異変が起こり、骨の内部に本来なら骨となる部分が線維組織になります。

0歳~10歳に発病する稀な疾患で男児より女児に多いとされています。三主徴とする症状は下記の通りです。

 

✅ カフェオレ班(生まれつき体幹部などに扁平なミルクコーヒー色の色素班が存在する。)

✅ 繊維性骨異形成症(身体の左右差、変形、骨痛、易骨折性を呈します。顔面骨の変形から頭痛や聴神経圧迫により難聴などもおこります。)

✅ ゴナドトロピン非依存性思春期早発症(低年齢より間欠的に出現して性器出血などがおこる)

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カフェオレ斑の治療法

 

レーザー療法

様々な治療法がありますが最も良いとされているのは短パルスレーザーによるレーザー治療です。

レーザーを一回照射するだけで綺麗に色が消える事もありますが、大部分はレーザー照射後に色が抜けた後毛穴に一致して黒色の班点が出来たり、照射後に色が濃くなったり満足のいく結果が必ずしもでるとは限りません。

 

レーザー治療が非常に効く症例は約5人に1人といわれていますが、中でも成人よりも乳幼児の茶あざの方がレーザーに対する反応がいいとされています。

 

JMEQ社のQスイッチ・ルビーレーザーThe RubyZ-1という機種を使用している医院だと保険適用が効く為、自費診療に比べてかなり費用を抑える事が可能です。

その他のレーザー治療が有効な症状についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
太田母斑の原因や2つの治療法まとめ【レーザーで確実に治るの?】

 

ドライアイス治療と手術療法

ドライアイスや液体窒素スプレーで皮膚表面を凍らせたり、手術で切除、皮膚表面を削る削皮術などであざを除去する方法もあります。

どちらもレーザー療法と同等の効果があるとされていますが瘢痕などの副作用が多く、その点でレーザー治療より劣ります。

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