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コバエの発生源はどこから?【この対策でアイツらとおさらばしよう!】

<監修医師 田中 恵文>
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暑い季節の悩みの種の1つはコバエの発生ではないでしょうか。気を付けていてもいつの間にかどこからともなく表れるコバエ。一体、どこで発生しているのでしょう。そして、どうしたら発生を防げるのでしょうか。

 

コバエは外から飛来してくるものもありますが家の中の少量の食物からも発生するので、わずかな食べ残しでも放置しておくと屋内で発生してしまいます。

 

コバエの種類を知り、その発生源を知れば、発生を防止する手段が分かります。ここでそれをご紹介します。

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コバエの種類

 

コバエという種類のハエはいません。主に体長が2~3 mmの微小なハエ類を総称して「コバエ(小バエ)」と呼びます。

 

よくみかけるものには体長約2 mm程度の小さなショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエや体長約3~4 mmの少し大きいチョウバエがいます。それぞれ発生源が異なるので、どのコバエが発生しているかで対策が変わります

 

台所で多く見かけるのはショウジョウバエで次にノミバエがよくみられます。

 

✅ ショウジョウバエ

体調約2mmで体は黄色みがかった茶色、目が赤色なのが特徴です。すばしっこく動き、生ごみなどに卵を産みつけることで発生しますので台所やゴミ捨て場でもよく見かけられます。

 

✅ ノミバエ

体長約2~3mmで体は黄色みがかった茶色なのが特徴です。ショウジョウバエより動きが早く跳ねるように動きます。発生源が特定しにくいと言われますが観葉植物や緑地などでよく見かけられます。

 

✅ チョウバエ

体長約5mmで体は黒色で体の表面に毛があるのが特徴です。不衛生な排水口や浄化槽などの腐敗物(ヘドロ)に発生するのでトイレ・洗面所・お風呂などの排水口や浄化槽などの水のあるところよく見かけられます。

 

コバエ以外の厄介な虫についてはこちらを参考にして下さい。

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ダニによる湿疹の症状はコレ!見分け方と治療法も知っておこう!

 

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コバエの発生源

 

ショウジョウバエ

発生源は生ゴミ(特に腐った果実)や虫などの死骸です。そのため、台所やゴミ箱、ゴミ捨て場周辺に生息します。料理にもたかることが多く、困ることが多いです。生ごみに卵を産み付けるので食べ残しを少しでも置いておくと大量発生の原因になります。最も多く見かけるコバエです。

 

ノミバエ

発生源はショウジョウバエと同じく生ゴミです。特に肉料理や野菜料理を好みます。食品や肉などに入り込んで産卵するので、食品衛生上、注意が必要なコバエです。

 

チョウバエ

発生源は排水溝・下水などの水垢・ヘドロです。そのため、トイレや浴室の配水管、台所などに生息します。夜行性なので昼間は壁でジッとしています。池や沼の水際に行くとよく見かけるコバエです。生態的にはハエではなく蚊の仲間に分類されます。

 

キノコバエ

発生源は腐った植物や観葉植物や室内のペットの排泄物(糞・尿)です。腐葉土に混じった卵から室内へ入り込み観葉植物の土に生えるキノコや植物そのものも餌とするので観葉植物周辺にいますのでリビングでよく見かけるコバエです

 

また、カブトムシやクワガタを飼っていると多く発生することでも知られます。

 

ウジ虫についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ウジ虫はどこから発生する?【この駆除方法が効果的です】

 

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この対策でもう悩まない!

 

基本的なこと

コバエは病原菌などの媒介はしませんが、料理や食品製品に入り込むので食品工場や飲食店では深刻な被害をもたらします。

 

予防対策は、まず、清潔にして生ゴミをこまめに捨てる、掃除を丁寧にするなどのコバエの発生要因を断つことが大切です。そして、窓や玄関を閉めましょう。

 

コバエは少しの隙間からでも入ってきてしまうものですが少しでも侵入を防ぎましょう。また、生ごみを置いたままにしてしまう三角コーナーを使うのは止めましょう。

 

殺虫剤

コバエの種類が分かるならば、そのコバエ専用の殺虫剤で駆除すると効果的です。ただし、お子さんやペットのいる家庭では使い方・起き場所には充分に注意してください

害虫除けにはこちらの手段も参考にして下さい。

【関連記事】
木酢液の危険性【3つの効果や正しい使い方を徹底解説!】

 

ゴミ箱

ショウジョウバエやノミバエの発生原因のゴミ箱はふた付きを使用することが必須です。また、ゴミ箱周囲の汚れも発生源になります。ゴミ処理をこまめにするのはもちろんのこと、ゴミ箱そのものも綺麗に保ち、コバエの発生を防ぎましょう。

 

飲食の片付けはしっかりと

食べ残した食べ物はすぐに冷蔵庫へ入れ、使用後の食器はすぐに洗って片付けましょう。空き缶・空き瓶、食品トレーなどもしっかり洗って水気をきり、早めにゴミに出しましょう。

 

調味料

テーブルの上に調味料を置いておくと、その臭いでコバエが集まってきます。密閉容器に入れるか、できれば冷蔵庫に入れておきましょう。

 

野菜・果物

常温保存する野菜や果物が痛んだり腐ったりするとコバエの発生原因になります。特に夏場は野菜・果物が傷みやすいので状態をよく確認し、少しでも痛んでいるようなら早めに調理するか捨てましょう

 

水回りの掃除

排水管や排水口の汚れを発生源とするチョウバエは各種殺虫剤が効きにくいのが特徴です。そのため駆除は難しく発生すると厄介ですので日頃から排水溝などの水回りの掃除はしっかり行い清潔を保ちましょう

 

もし発生した場合、除去するために熱湯を注いだり氷を大量に置いたりする方法があります。しかし、熱湯は排水管内のコバエを一網打尽にする一方で材質が塩ビ管だと排水管を変形させます。

 

氷は溶けだした氷水が排水管内の細菌の活動を抑えてコバエの成長を妨げますが排水管を変形させる心配がないので氷の除去法の方がお薦めです。

 

ペット

カブトムシやクワガタを飼育しているとコバエが繁殖しやすいです。その他のペットでも排泄物が原因でコバエが発生します。部屋で飼育している以上は発生すること自体は仕方ないので飼育ケースの周りにコバエ取り器を設置し、こまめに掃除するなどしましょう

 

観葉植物

植木鉢や観葉植物の土がキノコバエの発生源になりますので、観葉植物を家に置くことは注意が必要です。

 

コバエを多く見かける観葉植物があったならばまずは部屋から出しましょう。また、枯れた草や花を置きっぱなしにするとノミバエがよってきますので、見つけたらすぐに片付けましょう

 

最後に

しるし   

コバエは確かに厄介ですが、日頃の対処次第で発生は抑えられます。発生してしまうと大変なので、発生させないためにコバエの発生源を参考にして要点を抑えて発生素を作らないように気を付けましょう。

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