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ジキニンの4つの効果!副作用も知っておこう!

<監修薬剤師  りか>

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引用 http://www.qlife.jp/meds/otc4987305114174.html

ジキニンという薬の名前は、「聞いたことがある」程度ならほとんどの方が知っているでしょう。風邪薬としてどこの薬局やドラッグストアでも売られています。

 

常備薬としていつも用意している方も多いでしょう。

 

ジキニンはまだ使ったことはないけれど、関心、興味をお持ちの方にジキニンの効果、副作用などの知識をまとめてみました。

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ジキニンについて

 

種類

ジキニンは、現在ではいろいろなバリエーションが広がって、全薬工業の風邪薬のシリーズ名称となっています。

形状で言うと、錠剤、顆粒、液剤があり、使用する方に使いやすいように配慮されています。

 

薬が苦手な人でも飲みやすくしたり、薬剤が溶けて吸収される時間を調整したりするのが目的です。

小児用には甘く味付けしたシロップが使われます。カプセルと粉末剤はありません。

 

気になるジキニンの値段

様々な形状が販売されているジキニンですが、やはり気になるのはお値段です。

錠剤→1週間分で大体2000円前後

顆粒タイプ→1週間分で1500円前後

シロップ →1日分が1000円前後です。

値段や自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。

 

また、少しでも安く購入したい方はamazonのネット通販がおすすめです。

常備薬として自宅に置いておくならば、買い物のついでに一緒に買っておけばいざという時に便利です。

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ジキニンの効果

 

ジキニンは風邪の諸症状に効く総合感冒薬です。しかし適応する症状によっていろいろな種類のなかから使い分けるとより効果を実感できます。

 

風邪の症状としては、発熱、頭痛、せき、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、関節痛、胃腸障害、筋肉痛など、実にさまざまです。

 

これらの症状に対処するために、それぞれの症状に効果的な成分を使用した薬が用意されています。

 

その他の風邪の対処方法についてはこちらを参考にして見て下さい。

【関連記事】

風邪の治し方!即効で治したい貴方へ5つのポイント

 

頭痛、発熱

風邪の代表的な症状である発熱、頭痛を抑える効果があるアセトアミノフェンやエフェドリンを含むものが適しています。

 

そのほかにせき、たんなど、風邪の主な症状全般に効果がある成分をまんべんなく含むもっとも一般的な風邪薬といえる顆粒剤、「新ジキニン顆粒」が適しています。

 

また、発熱により体力が落ちてからだのだるさがあったり、のどが荒れて痛んだりしていたら、

薬用にんじん、カミツレ、甘草を加えることで体力増強、粘膜保護などの効能を強化した顆粒剤である「ジキニン顆粒エース」が適します。

 

これも総合的に風邪の症状に効果があります。

 

せき、のどの痛み

イブプロフェンを使い、特にのどの痛みに効果的に働く「ジキニン錠エースIP」錠剤が効きます。

また、せき、たんに効くエフェドリンやグアヤコールスルホン酸も含みます。さらに咳止めに効く甘草エキスも配合されています。

 

イブプロフェンには鎮痛解熱作用もありますので、痛み止めとしてはたらき風邪全般に効果があります。

 

新ジキニン錠D」は、風邪薬の基本成分で総合的に症状を緩和するほか、コデイン酸、甘草などの効果でたん、咳の除去効果を狙った錠剤です。

 

ジキニンのどクリア」は生薬である桔梗、甘草の抽出液を主成分とする液剤です。桔梗や甘草は漢方薬にも使用される成分です。

 

のどの粘膜に直接作用して痛みやはれを鎮める効果があります。また、体内に吸収されてからも同様に作用します。

 

眠気が出ないので運転中や仕事中は使えないなどの制限がありません。

同じく生薬成分でたんやせきに効果のあるシャゼンソウエキスを含む、「ジキニン液D」も液剤のため即効性があります。

 

あわせて鎮咳作用をもつ甘草やコデイン酸も含みますので、効果はより高くなります。

 

くしゃみ、鼻水、鼻づまり

風邪で鼻に症状が出た場合には、ベラドリンやエフェドリンが神経に作用して、粘膜のはれなどを緩和します。

 

マレイン酸は鼻炎症状に特有の不快な症状をおこすヒスタミンを押さえ込み、症状をやわらげます。

 

またグリチルリチン酸が鼻粘膜の炎症をおさえます。これらの成分を含む「ジキニン鼻炎AG顆粒」が効果的です。

 

小児用

小さな子供用として、成分量を少なめにして甘いシロップにした「新小児ジキニンシロップ」があります。

 

甘みは甘草エキスを生かしたものなので、風邪の症状以外にも胃腸への刺激や負担を軽減します。

 

また眠くならないように、無水カフェインが配合されています。風邪の主な症状それぞれに対応する成分を含む総合風邪薬です。

 

 大人がこの薬を一気に全量飲めばよく効く といった話を耳にします。

「小児用ジキニンシロップの一本一気飲み」が風邪に効果がありと、ネット上を中心に話が広がっているようです。

 

しかしこれはやめた方がいいでしょう。

 

それが原因で重大な副作用が起こった場合に、不適正な使用であるということで薬の副作用救済制度の対象外とされるおそれがあるので、十分注意してください。

 

また効果については人によって違いがあり、試した人は全員効果があるわけでもありません。リスクが高いのに効果が今イチでは試す価値もないでしょう。

 

さらに風邪とよく似た症状としてインフルエンザが上げられますが、症状は似ていても原因がまるで違います。

 

くわしいインフルエンザの初期症状についてはこちらを参考にして見て下さい。

【関連記事】

インフルエンザの初期症状はコレ!頭痛や悪寒がサインです!

 

インフルエンザにかかったときにジキニンを服用してもあまり効果はありませんのでご注意下さい。

インフルエンザにかかった場合の各症状とその対策については、こちらを参考にして見て下さい。

【関連記事】

インフルエンザで微熱や吐き気がある!どうしたら楽になる?

インフルエンザで腹痛や下痢がヒドい!助けて!

 

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ジキニンの副作用

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比較的副作用が少ないとされる指定第二類医薬品であるジキニンでも、薬である以上副作用はあります。

 

用量・用法を注意書き通り守っていれば危険性は少ないですが、副作用があることを念頭において使用しましょう。

 

具体的には次のようなものが示されています。

a 皮膚の発疹、発赤

b 吐き気、嘔吐、食欲不振

c 尿量減少

d ふらつき、めまい

このような症状があれば、使用をやめて薬を持って医師の診察をうけてください。

 

また、薬を飲んだあとで便秘や口の渇き、眠気がおこったら、飲むのは中止してください。

 

他にまれに起こりうる重い症状としては血圧低下・心拍増加または減少・意識混濁などのショック症状、肺、腎臓、肝臓の機能障害などがあります。

 

そして特に女性が気になるのは「授乳中に服用しても大丈夫だろうか」という点です。

授乳中の薬の服用は市販薬であっても自己判断で服用するのではなく、必ず主治医に相談して下さい。

 

ジキニンは少ない量ではありますが服用すると母乳に含まれてしまいます。

 

昔から長い間なれ親しんだジキニンですが、薬である以上副作用の可能性は常にあります。

また使い方を誤ると思わぬ結果を招きます。

 

長期にわたって連用するとか、量を増やす、頭痛薬とか鎮痛剤、睡眠剤として使うなど、想定外の使い方をすれば、副作用も想定外の危険なものになるおそれがあります。

 

市販薬といえども危険ですので決められたとおりに使用しましょう。

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その他のジキニン使用上の注意点

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副作用以外にも、ジキニンを使用する際に気を付けておきたいことがありますのでご紹介します。

 

飲み合わせに注意する

まず、飲み合わせです。よく「風邪を治すために市販の風邪薬と栄養ドリンクを併用して服用している」と聞きますが、

薬には単体では問題がなくても、「飲み合わせ次第で危険にもなる」組み合わせが存在します。

 

ジキニンは甘草や様々な生薬由来のエキスから出来ているので、そこまで危険な飲み合わせはないので安心して飲めます。

 

ただし成分表示には気を付けましょう。パッケージを確認して、ジキニンに含まれる成分と同じものが含まれたものは服用を控えます。

 

特に風邪薬やロキソニンとの飲み合わせなどの効果の似た薬、鼻炎薬などは同じ成分が配合されている可能性が高いので避けます。

 

また病院で処方された抗生物質も、ものによっては飲み合わせがよくない場合があります。行院で処方された薬もジキニンとは併用して使わないようにしましょう。

 

一度にたくさん摂取することの危険性は副作用でお伝えしたとおりです。

 

量を摂取しすぎない

ジキニンに含まれるアセトアミノフェンは解熱に効果を発揮したり頭痛を緩和したりしますが、効果を発揮した後は肝臓に集められます。

 

肝臓が集めたアセトアミノフェンを分解してくれるので私たちの身体は支障なく活動できます。

 

しかしジキニンの用法用量を守らずに大量に摂取すると肝臓が一度に処理できる量を超えてしまい、臓器に負担をかけます。

 

またジキニンに含まれる「リン酸コデイン」は少量であれば問題ないですが、大量に摂取すると依存症状を発現することがあります。やはり飲み過ぎには注意が必要です。

 

ジキニンは風邪の予防にはならない

ジキニンは風邪の諸症状の初期に効果を発揮する薬です。

「風邪を引かないように普段から飲んでおこう」と常に飲んでいると、いざという時に効果が発揮されないばかりか依存症になっている危険性もあります。注意しましょう。

 

飲酒の前後に薬を服用しない

様々な薬の注意点で言われることですが、薬を飲んだ後のアルコール摂取は避けます。ジキニンも同じです。

ジキニンもアルコールも脳の中枢神経に作用するので、最悪の場合運動神経や精神に悪影響が出ます。

 

アレルギー体質の人は医師に相談の上で服用する

元々アレルギー体質の人、あるいは家族にアレルギー体質の人がいる場合、ジキニンの服用は避けます。

 

アレルギーは体質によるものなので、ジキニンを服用したからといって確実にアレルギーが発症するとは限りませんが、念には念を入れましょう。

 

ジキニンの知識いろいろ、どうでしたか?風邪をひいたときにはこの内容を思い出して、上手に利用してください。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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