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ソルビトール(ソルビット)の危険性!体に悪い添加物なの?

<監修医師 まっちゃん>
c52cd32b15aaa8f607ae579b403ef5e5_s普段私達が食べている食べ物、加工品などには甘味が含まれています。

 

その際に自分で作った食べ物なら何が入っているかが分かりますが、お店や工場で作ったものでは何を使って甘味などを出しているかなどはあまり考えて食べる事はないかもしれません。

 

今回は身近に使われている添加物「ソルビトール」についてお話しします。

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ソルビトールとは?

 

ゾルビトールとは「食品添加物」の事で、主に甘味を付ける甘味料、食品についた細菌を防ぐ保存料、化粧品や医薬品など幅広く使われています。

 

ソルビトールは元々自然の食べ物にも含まれており、主にバラ科の果物であるりんご、なし、桃、海藻であれば昆布などにも含まれています。

 

果物に含まれている甘味についてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
果糖は太ったり老化を促進する?【糖尿病との関係性も解説】

 

100年以上も前にナナカマドの実からその成分が発見されていますが、安全性には問題なく、害のないものとして日本では扱われています。

 

しかしながら、海外では死亡事故に繋がる恐れがあると問題視されています。

ソルビトールは多量に摂取すると下痢を引き起こす事もありますので、その点に関しては注意が必要です。

 

ソルビトールとソルビットの違い

一般的にはソルビトールと呼ばれていますが、他の名称でソルビット、グルシトールとも言われます。

呼び名は違いますが、全て同じものになります。

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ソルビットの危険性について

悩み

食品添加物として使われていますが、添加物と聞くと身体に良くないイメージがありますが、ソルビトールを日常的に摂取していると、私たちの健康に被害はないのでしょうか?

 

甘味としての役割と糖尿病の関係

ソルビトールは主に甘味料として使われていますが、甘味が砂糖の60%、カロリーが70%程と言われています。

甘味は砂糖より少ないのと、血糖値の上昇が砂糖より低い事から、糖尿病患者の甘味の代わりとして使われています。

 

しかしながら砂糖よりも甘みが少ないため、砂糖に近い甘味を出すとなると、砂糖の倍以上の量とカロリーを摂る事になってしまいます。

 

血糖値が全く上がらないわけではなく、またソルビトールは「糖アルコール」といわれ、分解されると体内にアルコールが放出されます。

 

また「糖尿病神経障害」という手や足先にしびれが出る障害があります。

これは高血糖状態になった際に、一因として「ソルビトール」が神経細胞に蓄積する事によって起こる事が原因の一つと言われていますので、摂取の際には十分気を付けたいですね。

 

発がん性はあるのか?

実験用のラットが子供の時から、ソルビトールを含んだ餌をあげて4世代にわたり育てた所、特に異常が見られなかったという実験結果が出ています。

長期に渡り摂取しても、発がん性はないという事です。

 

砂糖みたいに取り過ぎたら虫歯になるのか?

ソルビトールはキシリトールのように虫歯になりにくい栄養成分と言われていますが、口の中に酸が溜まりやすくなるため、きちんと歯を磨いたり、口腔内を清潔に保っていなければ、虫歯になるリスクは上がります。

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ソルビットの使われ方

しるし   

実際にソルビトールは私たちの身近でどのように使われているのかをご紹介したいと思います。

 

食品の甘味料

前述でもお伝えしたように、食べ物の甘味料として使われています。

特にソルビトールには「吸熱作用」があり、口の中に含むと熱を吸収し冷たくなる働きを利用して、飴やガムなどの清涼剤として使用されていることが多いです。

 

特に女性の方で妊娠中の方が、つわりを緩和させる為にガムを噛んで口の中をスッキリさせる方がいるようですが、ソルビトールは過剰に摂取すると下痢をお起こしやすくなりますので、妊娠中の体調を維持するためにも注意が必要です。

ソルビトール以外の食品に使用される甘味料についてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
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改良剤

食品の中に混ぜると食感や冷凍時の変質を防いでくれる働きがある為、加工品(魚の練り物、かまぼこ)などにも使用されています。

 

保湿剤、増粘剤

ソルビトールには保湿成分があり、水分を一定に保つ事が出来るので、女性の化粧品などにも使用されています。

またコンビニのおにぎりなどにも使用されていて、ソルビトールを含む事により、ご飯がいつまでもパサつくことなく私たちの口に入る事が可能です。

 

医薬品

ソルビトールを過剰に摂取すると下痢を起こしやすくなることはお話ししましたが、その特性を逆に利用して便秘を改善するための「下剤」としても使われています。

 

また、自分で排泄がうまくまだ出来ない赤ちゃんや子どもが便秘になったりする際にもソルビトールの多く含まれるジュース(主にリンゴ、プルーンなど)を、摂取する事も便秘改善の一つになります。

その他の便秘改善につながる食べ物に関して詳しくはこちらを見て参考にして下さい。

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食べ物や化粧品まで身近に使われているソルビトールですが、今は体に悪いものであるという指定や、摂取量の制限もありません。

よく使われているソルビトールの原材料は主にトウモロコシやジャガイモの「でんぷん」です。

 

このトウモロコシやジャガイモも国産の物を使っていれば安心ですが、多くは中国からの輸入品です。

 

近年「遺伝子組み換え食品」が問題視されていますが、この遺伝子組み換えの物を使っていれば、近い将来ソルビトールの使われ方の認識も変わるかもしれません。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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