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ミラグレーン錠の副作用に注意!【二日酔いに効果ある?】

<監修薬剤師  りか>
4976084013082

引用元http://www.qlife.jp/meds/otc4976084013082.html

ミラグレーンってご存知ですか?お酒の好きな方ならお世話になったことがあるかもしれません。

 

赤い色が印象的なパッケージのミラグレーン錠です。悪酔いしない、ウコンやヘパリーゼより効く、などの評価も耳にします。

 

今回は、ミラグレーンの効果や副作用についての知識を解説していきます。

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ミラグレーンの4つの副作用

 

ミラグレーン錠は特に問題となる副作用を起こすおそれは少ないとされています。

しかし医薬品である以上は何らかの副作用は存在します。主に過剰摂取によって起こる可能性があるものです。

 

発疹、かゆみ

添付文書には皮膚の症状として発疹やかゆみが書かれています。

 

ミラグレーン錠の場合、成分に含まれる肝臓加水分解物、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸の過剰摂取で起こる可能性があります。

 

胃腸・消化器症状

ミラグレーン錠の成分であるナイアシンの過剰摂取で、胃腸の不具合が見られます。

吐き気・嘔吐のほか胃の不快感、便秘、下痢などです。

 

めまい、頭痛

成分に含まれるイノシトールは、肝臓が脂肪を代謝する働きを正常に保つために必要
です。

まれに大量摂取によりめまいや頭痛、吐き気などが起こります。

ただし水溶性なので体内に蓄積されることはなく、症状も一時的なものです。

 

電解質障害、心臓不調、悪心(おしん)、嘔吐

これらの症状はカナダ保健省からの注意喚起に示されているものです。

ミラグレーン錠の成分であるタウリン、グルクロノラクトンを、大量あるいはアルコールといっしょにとった場合に現われるとされています。

 

ただ、この注意喚起はドリンク剤の成分に対して行われたもので、ミラグレーン錠そのものに対してではありません。

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ミラグレーンの4つの効果

 

二日酔い

薬の服用方法には一回2錠一日3回、と書かれていますが、これは二日酔いになってからの話です。

もちろんこの飲み方で効能は十分、早く楽にしてくれますが、できれば予防して苦しい思いをせずに済ませたいところです。

 

そこでミラグレーンの飲み方になりますが、二日酔いになる前に薬を飲むのが効果的です。

ミラグレーンの成分で、二日酔いに効果を発揮するのは主にメチオニンとタウリンです。

 

肝臓と膵臓(すいぞう)に作用してアルコールの分解を促すほか、肝機能を強化して解毒作用を高め、二日酔いの緩和に効果があります。

 

アルコールを分解するためには、肝臓でビタミンBが大量に消費されます。

そのため酒を飲んだあとの体はビタミンB群の欠乏状態になっており、二日酔いの強い疲労感、だるさ、食欲不振を生み出します。

 

この症状の改善のためにミラグレーンにはビタミンB群が含まれており、高い効果が得られます。

また漢方成分のゴオウは胆汁の分泌を促して、肝臓のアルコール代謝を助けます。

ゴオウについてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
牛黄(ゴオウ)は二日酔いに効果ある?【2つの副作用も解説!】

 

流行性肝炎

流行性肝炎とは経口感染によって起こる急性の肝炎で、水や食物、糞便などが原因となり集団感染に至ります。

 

A型、E型などがあり、発熱、だるさ、胃腸症状、筋肉痛など、かぜやインフルエンザに似た症状を伴います。特効薬はなく、安静、症状の緩和が主になります。

 

治療薬は肝臓の保護剤を使うことになりますので、肝機能を改善する成分をたくさん含むミラグレーン錠も適応可能です。

 

脂肪肝

肝細胞の三分の一以上が脂肪に置き換わった状態を脂肪肝と呼びます。進行すると肝細胞が減り続け、肝機能が低下します。

肝細胞の代わりに脂肪と繊維組織が増えて硬くなると肝硬変に進行します。

くわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
脂肪肝の6つの症状!【意外な原因に驚愕!】

 

原因はアルコールだけでなく、無理なダイエットによる脂肪肝もあります。早期に脂肪を減らす必要があり、運動などとともに薬物療法も必要になります。

 

ミラグレーン錠の成分メチオニン、イノシトールは肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ働きがあるので、脂肪肝の改善には効果があります。

 

黄疸(おうだん)

肝炎や肝硬変で肝臓の機能が低くなり、ビリルビンの処理ができず血液中に異常に溜まった結果、白目や皮膚が黄色くなります。

くわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
黄疸の症状を新生児と大人で分けて解説【末期がんとも関係してるの?】

 

他に全身のかゆみや褐色の尿などの症状が出ます。黄疸の症状を改善するためには、低下した肝機能を回復させることが必要です。

そのため、肝細胞を保護する薬剤が使われます。病院などでは一般的にウルソデスオキシコール酸剤などが使われます。

 

ミラグレーン錠の各成分も肝機能をあげるのには有効ですので、飲酒などで肝臓に負担がかかっていると感じたときは、予防的に使用するのも効果的です。

 

ミラグレーン錠についての情報でした。副作用はごく少なく軽度で、使い勝手のいい薬です。

しかも弱った時には力強く助けてくれる頼れる存在ですね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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