メイアクトms小児用と大人用の違い!飲み合わせも解説!
<監修薬剤師 T.Nagao>
細菌性感染症(さいきんせいかんせんしょう)にかかったときに処方されることの多いメイアクトMS錠。
セフェム系と呼ばれる抗生物質の1つですが、小児用と大人用に違いはあるのでしょうか?
今回は、メイアクトMS錠の小児用と大人用の違いや飲み合わせ、服用する際の注意点などについてご紹介します。
なお、この記事は「メイアクトの効果が出るのはいつ頃?副作用を知っておこう!」と連動していますので、そちらも合わせてご一読ください。
気になる所から確認してみよう
大人用を半量にして子供に飲ませるのは危険!
成分に違いがないからと言って、大人用を半分に分割して子供に服用させることは絶対にしてはいけません。一錠を半分にしても有効成分が必ずしも半量になっているとは限りませんし、子供には体重によって用量を調整します。
また副作用として発熱やアナフィラキシーショック症状などがでることもあり得ますので、幼い子供に服用させた場合は、体調の変化が起きないかどうかしっかり保護者が観察しておく必要があります。
もしも呼吸困難に陥るほどの症状が出た場合は、一刻も早く受診してください。
メイアクトms錠の飲み合わせに注意!
処方された薬を服用するときは、自己判断で他の医薬品と共に服用するのは避けましょう。
お互いに作用を強めたり、反対に弱めたりしてしまう可能性があります。
薬は基本的に同じ効果のある薬同士を重複して服用することはありません。
また、メイアクトMS錠に限らず、薬を飲んでいる時にアルコールを摂取すると薬の効き方に影響を及ぼすことがあります。
残念ですが、症状が改善するまで、少し我慢するようにしてください。
メイアクトMS錠などの抗生物質を服用する際に気を付けること
メイアクトMS錠などのセフェム系抗生物質は、細菌を殺菌する作用があり、細菌性感染症(さいきんせいかんせんしょう)には効果を発揮します。
しかし、ウイルス性疾患には効果がない為、風邪などのウイルス性疾患で抗生物質を服用しても効果は期待できないでしょう。
耐性菌(たいせいきん)に注意!
かかりつけの病院で普段からよくメイアクトMS錠などの抗生物質を処方されている方は、耐性菌に注意が必要です。
耐性菌は、抗生物質を乱用したり使いすぎることによって細菌が変化し、抗生物質に対して抵抗力を持つ菌のことです。
この耐性菌に効く薬は限られており、さらにその薬に対して耐性がついてしまうと治療が非常に困難になります。
薬の強さ・弱さに関係なく、耐性がつくことで同じような構成の薬が、本来の機能を発揮しなくなるのです。
同じような症状を繰り返し、その度に抗生物質を処方されているのにあまり効き目を感じられない場合は、耐性菌になっている可能性もあります。
特に体調を崩しやすい子供の場合、具合が悪くなる度に抗生物質を服用していると耐性菌になってしまい、抗生物質が効きにくい体になってしまいます。
抗生物質を使用するのが悪いのではなく、使用するタイミングが重要だと言えるでしょう。
抗生物質が処方される際には、医師とよく相談することが望ましいです。
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まとめ
以上、メイアクトMS錠の小児用と大人用の違いや飲み合わせについてなどでしたがいかがでしたか?
特に小児科を選ぶ際には、抗生物質の処方の仕方についてよく医師と相談でき、ここぞと言う時に処方してくれるような小児科選びをすると良いでしょう。
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