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口の中が酸っぱい!その意外な原因を知っていますか?

<監修医師 ゆまこ>
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何も食べたり飲んだりしていないのに、なぜだか口の中が酸っぱいと感じる。

口の中に酸っぱい飴がずっとあるような感覚がある。

 

このような口の中が酸っぱい状態が続いている原因には、何かしらの病気が隠されている場合があります。

その原因としてはどんなものがあるのか、まとめてみました。

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口の中が酸っぱい原因

 

口の中の乾燥

無意識に口呼吸になっていると、口の中が乾燥してしまい、正しく味を感じることができなくなる場合があります。

 

また、ドライマウス症候群のように唾液量が減ることによって、口の中の乾燥を引き起こしている場合もあるようです。

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ストレス

精神的な不安を感じることが多かったり、過度なストレスがかかることにより、唾液の分泌が減り、口の中が酸っぱく感じることがあります。

 

唾液は口の中のpHを一定に保つ緩衝作用がありますが、その作用がストレスなどによってうまく働かなくなるからです。

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妊娠

妊娠すると唾液に変化が起こり、唾液量が減ったりpHが酸性に傾いたりするために、口の中が酸っぱく感じることがあるようです。

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口の中が酸っぱい原因で考えられる病気

 

味覚障害

様々な原因により味覚障害になりますが、

✅亜鉛欠乏性味覚障害

✅特発性味覚障害

✅薬剤性味覚障害

特に重要な障害としてこの3つがあります。

 

亜鉛欠乏性味覚障害

味を感じる味蕾(みらい)という味細胞と亜鉛とは大きな関係があります。

血液中の亜鉛が少なくなると味蕾細胞に異常をおこし、味覚障害が現れます。

 

亜鉛は人が生きていくためにとても重要な物質で、不足すると味覚障害をはじめ、

皮膚炎・脱毛症・生殖機能の低下・食欲不振・鉄欠乏性貧血・糖代謝異常などさまざまな障害があらわれ、感染症にもかかりやすくなります。

 

特発性味覚障害

血液中の亜鉛量が正常でありながら味覚障害を引き起こす場合があります。

日頃の食事の中で、摂取しなくてはならない亜鉛量が足りないのが原因と言われています。

 

薬剤性味覚障害

種々の薬剤には副作用があり、その中には味覚異常を起こすものもあります。

 

利尿剤・降圧剤・抗うつ剤・抗生剤・解熱鎮痛剤などの副作用として、亜鉛の血中への取り込みを低下させてしまう働きがあると報告されているものもあります。

 

1日に必要な亜鉛の量は約15mgです。

亜鉛を多く含む食品としては、生牡蠣・レバー(豚肉)・牛肉・ごま・海藻・ブロッコリーなどです。

また、摂取した亜鉛を効果的に働かせるために、ビタミンやミネラルなどを毎日バランス良く取ることも大事です。

 

逆流性食道炎

胃酸が喉の辺りまで上がってくるために、呑酸(どんさん)と呼ばれる、口の中が酸っぱく感じる症状が特徴的です。

 

他の症状としては胸焼けや胸の痛み、咳、喉の違和感やゲップが頻繁に出るなどがあります。

 

通常は胃酸が逆流しないように、下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)と呼ばれる筋肉によって食道と胃の間の部分はしめられています。

 

それが食べ過ぎや肥満、加齢、胃酸過多などの何らかの原因によりその筋肉の機能が低下して、胃酸が食道に逆流してしまう病気です。

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病気の治療法!受診するなら何科?

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味覚障害

歯科耳鼻咽喉科で対応しています。

歯科や耳鼻咽喉科でも味覚障害については専門外の場合もあるので、専門的な検査や治療を受けられるか、

あらかじめ病院に問い合わせてから受診することをおすすめします。

 

病院によっては味覚専門外来がある病院もあります。

 

検査内容は味覚検査(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)、嗅覚検査、血液検査などで、

その結果により、食事指導やサプリメントなどによる栄養補助、漢方療法などで治療します。

 

「味わいのある」「味気のない」など、味という言葉が用いられることが多いことからも、人にとって食べ物をおいしく味わいながら食べられることは重要なことですよね。

 

味覚障害も早期の段階で治療を始めれば、効果も上がります。

少しでも口の中がおかしい、味が変わったなどの変化に気が付いたら、早めに病院で診てもらいましょう。

 

逆流性食道炎

内科で対応しています。

内科といっても消化器内科や総合内科などそれぞれの病院や医院によって呼び名が異なったり、

医師によって得意分野や専門が違いますので、まずは受付に相談してみるのが良いでしょう。

 

問診だけでほぼ60%~70%の診断はついてしまうようですが、癌やその他の疾患を識別するためにも、

検査として胃カメラと呼ばれる上部消化管内視鏡検査(じょうぶしょうかかんないしきょう)を行います。

 

治療はまず食生活の改善指導が行われます。

脂肪の多い食事や食べ物を控え、横になる時も頭を少し高くし、体の右側を下にするなどが効果的です。

 

同時に胃酸を抑える薬を処方されることが多いようです。

他にも必要に応じて運動機能改善薬や漢方薬などを処方されます。

 

内服薬で症状が改善されない場合は、腹腔鏡手術などを行うことを勧められる場合もあるようです。

 

たかだか食道炎だからと放置しておくと、食道ガンへと進行する場合もあります。

早めに治療し、しっかりと治しましょう。

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