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唾液腺の腫れの原因や治し方【痛みを和らげるマッサージ法も解説】

<監修医師 豊田早苗>

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唾液腺が腫れたことがある方も多いと思います。唾液腺は口の中にあるので、腫れると食べ物を食べるときや話しにくくなることがあります。

 

唾液腺の腫れを直す原因や治療法、そしてみを和らげるためのマッサージ方法も解説していきます!

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唾液腺はどこにある?

 

まず唾液腺はどこにあるのでしょうか。唾液腺は、大きな唾液腺とその他の小さな唾液腺があり、大きな唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。

 

唾液腺の働きは、その名前の通り唾液を分泌し、口の中全体をしめらせて食べ物を飲み込むことや、口の中の動きをスムーズにすることで話しやすくします。その他にも、口のなかをキレイにすることもしています。

 

唾液の量は1日に500mLから1000mLも分泌され、唾液が分泌されないことによって食べ物を飲み込めなくなることや、会話がしづらくなることだけでなく、虫歯になる事が多くなります。

 

唾液腺はとても大事な働きをしているのです。

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唾液腺が痛い!腫れた時の3つの症状

 

唾液腺についてちょっと分かって頂けましたか?次に、唾液腺が腫れてしまったときにどのような症状が出るのでしょうか

 

唾液腺が腫れたときの2つの症状を詳しく説明していきます。

 

口の中の乾燥

唾液腺が腫れると、唾液の分泌が悪くなり、口の中が乾燥してしまうことがあります。

 

また、逆に、口の中の乾燥が原因で唾液腺が腫れることもあります。口呼吸の人は寝ているときに口の中が乾燥してしまうので唾液腺が腫れやすいです。

 

口の中が乾燥すると、病気になりやすくなりますので注意が必要です。

 

痛み

唾液腺が腫れると言うことは、炎症を起こしていると言うことですので、唾液腺に痛みが出ます。

 

人によっては、唾液腺が痛いだけでなく、喉や顔に痛みを感じたり、唾液腺周囲に異物感を感じたり、全く痛みがない人もいます。

 

また、唾液腺が炎症を起こすことによって、体が菌と戦うために体温を上げるために熱が出ることもあります。

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唾液腺の腫れが続く原因は5つの病気を疑って

 

唾液腺が腫れていることに気付いたとしても、すぐに良くなるだろうと思ってそのままにしていませんか?

 

唾液腺の腫れが続くということは、症状は出ないとしても唾液腺の状態が悪化していることに変わりはありません。

 

唾液腺の腫れが続く場合は以下の5つの病気を疑ってください。

 

細菌性唾液腺炎

この病気は、口の中に常にいる菌が唾液腺の中に入ってしまうことで炎症を起こします

 

症状としては、唾液腺の腫れの他に唾液の量が減ってしまうことがあります。時によっては膿が出ることもあります。

 

ウイルス性唾液腺炎

先ほど説明した細菌性唾液腺炎は細菌が唾液腺の中に入って炎症を引き起こす病気ですが、ウイルス性唾液腺炎はウイルスが原因になります。

 

ウイルス性の唾液腺炎で有名なものはおたふく風邪です。症状として、唾液腺の腫れと痛み、発熱があります。

 

唾石症

唾石症とは、唾液腺の中に石が出来る病気で、唾液腺の中に石が出来ることで唾液が分泌出来なくなります。

 

唾液腺の中にある石の大きさは1mmよりも小さな物から1cmよりも大きいものもあります。原因としては、唾液の量が減ったことや唾液の性質の変化によって起きます。

 

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、難病指定されている病気です。シェーグレン症候群の主な症状は、口の中の乾きです。

 

合併症として、リウマチ関節炎や進行性全身性硬化症など全身に影響する病気を発症します。

 

唾液腺が縮こまってしまって唾液の量が低下して、場合によっては食事摂取や味覚障害だけでなく、会話に障害を生じたりします。

 

唾液腺腫瘍

唾液腺腫瘍とは唾液に出来た腫瘍のことです。腫瘍には良性の腫瘍と悪性の腫瘍があり、悪性の腫瘍は一般的にガンと言われています。

 

唾液腺も沢山あるので、できる唾液腺の種類によって病名が細かく分かれています。

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唾液腺が腫れる過食嘔吐は摂食障害の一種

 

唾液腺の腫れの原因は、過食嘔吐?

唾液腺と過食嘔吐は関係が無いように思われますが、過食嘔吐で唾液腺の腫れが起こる事があります。

 

特に嘔吐を繰り返している過食嘔吐の方は、唾液の分泌量がとても多くなるので唾液腺が炎症を起こしたように腫れます。

 

過食嘔吐の症状

過食嘔吐は食欲のコントロールが出来なくなってしまい、たくさん食べた後に食べたものを吐きだしてしまう症状です。

 

偶然吐きだしてしまうのではなく、食べた後に精神的に追い込まれてしまうことによって故意に吐きます。

 

その症状にむくみがあります。むくみは、体の中にある老廃物と水が体の外に出せずに、足や顔に溜まってしまうことです。

 

その他にも、カリウムやカルシウムなど体に欠かせないミネラル分の不足が起こります。

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唾液腺の腫れの治し方

 

唾液腺が腫れてしまったとき、どのように治していけばいいのでしょうか。治し方について詳しく説明していきます。

 

薬物療法

1番は薬を使って治す事です。内服薬や外用薬を使って腫れを減らします。

 

唾液腺のどこが悪いかが分かれば、効果のある薬を処方しますが、場合によっては注射や抗生剤などの点滴が使われることもあります。

 

手術

薬を使って治すのは症状が軽度な場合ですが、場合によっては重症であることがあります。

 

唾石が原因の場合は口の中を切って石を摘出します。唾液腺のどこが悪いかによって手術の方法も違ってきますので、手術を受ける際には医師とのコミュニケーションが必要になります。

 

経過観察

経過観察を行う場合は、過食嘔吐で唾液腺が腫れてしまったときです。

 

過食嘔吐が原因である場合には、元の原因である過食嘔吐を辞めなければいけません。過食嘔吐が治れば、唾液腺の腫れも治まります。

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唾液腺マッサージで口腔ケアを心がけよう

 

これまで唾液腺について説明してきましたが、やはり痛みは苦痛で、できるなら唾液腺の腫れを防ぎたいものです。

 

そのための方法として唾液腺マッサージがあります。唾液腺のマッサージを行う事で、唾液の分泌が増え消化がスムーズになることや虫歯になりにくくなることが分かっています。

 

それではマッサージの方法を説明していきます。

 

唾液腺は初めにも言っていたように、口の内に3つあります。マッサージする時は、軽く圧迫する程度の強さで行ってください。

 

まず、耳たぶのやや前側で、上の奥歯辺りのほほを指全体で優しく押します。場所が分からない時は、酸っぱい食べ物を浮かべることで唾液がたくさんでる部位が分かると思います。

 

次に、顎下腺は顎の骨の内側で首の方にあります。顎下から耳の下まで優しく10回程度繰り返し押します。

 

舌下腺は顎先のとがった部分で舌の付け根にあります。下あごから舌を押し上げるように両手の親指でぐっと10回程度押し上げます。

 

マッサージをすることで効果的なことは沢山ありますが、何事もほどほどがいいとされています。

 

これまで唾液腺について詳しく解説してきましたが、難しかった部分もあったかと思います。

 

体にある分泌線はとても重要な働きをしていますし、特に唾液腺は食事にも直結している重要な分泌腺です。

 

健康でいる為にも、体に関わることは少しでも多く気遣っていけると良いですね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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