浅田飴の効果はココが特徴です!【2つの副作用にも注意しよう】
<監修薬剤師 いちかわえつこ>
浅田飴は株式会社浅田飴より販売されている指定第2類医薬品で(シリーズによっては医薬部外品もあります)、様々な種類があります。今回はそんな喉の痛みなどに効果がある浅田飴の効果や副作用について解説します。
気になる所から確認してみよう
浅田飴の効果
喉の痛み
浅田飴には指定第2類医薬品と指定医薬部外品のシリーズがあります。指定医薬品は病気の予防と治療を目的とし、医薬部外品は病気の予防と衛生などを目的としています。
そのため、医薬部外品は医薬品よりも効果が穏やかだと考えられます。
指定第2類医薬品の浅田飴は、「キキョウコンエキス」・「トコンエキス」・「マオウエキス」・「ニンジンエキス」の4種の生薬エキスが配合されています。
このうち特にキキョウコンエキスは、咳を鎮め痰を切りやすくし、のどの痛みや炎症を抑える効果を持ちます。
医薬部外品の浅田飴には「カンゾウエキス」・「キキョウコンエキス」・「ソヨウ流エキス」の3種の生薬が配合されています。カンゾウエキス・ソヨウ流エキスはのどの痛み・炎症に効果が期待できます。
声がれ
浅田飴には喉の炎症による声がれにも効果があります。また喉が痛かったり咳が治まらなかったりすると不快感もありますよね。その不快感も、炎症を抑えることで軽減すると考えられます。
腫れ
喉に炎症が起こると、咳や痰を出そうとすることで喉が痛かったり腫れたりしますよね。そんな喉の腫れにも、浅田飴は効果があります。
長引く喉の腫れの原因についてはこちらを参考にして下さい。
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咳や痰
浅田飴に配合されている生薬には、咳を鎮め痰を出しやすくするものが配合されています。それらによって、咳や痰にも効果があるといわれています。
また浅田飴はシュガーレスなので、カロリーが気になる人にも最適です。さらに虫歯になりにくい原料が使われているので、歯にも優しいのど飴なのです。
浅田飴の種類
水飴
浅田飴の水飴タイプは指定第2類医薬品に分類され、1歳から飲めるタイプのものです。ニッキ(シナモン)味なので、甘みがあり、小さな子供でも飲みやすいタイプになっています。
1日3回口に含み、ゆっくり溶かすように飲みます。年齢によって量が違うので、説明をよく読むようにしましょう。
固形
浅田飴固形タイプは「クール」・「ニッキ」・「パッション」の3種類の味があるので、好みに合わせて食べやすいですね。水飴タイプと同じくシュガーレスとなっています。
1日3回口に含み、噛まずに舐めるタイプです。また5歳以上から使えるタイプですが、年齢によって一度に舐める数が違うので注意してくださいね。
咳止め
咳止めもシュガーレスで、メントールのスース―感がある「クールオレンジ」・「クールレモン」の2つの味があります。
咳や痰、のどの痛みに効果があるdl-メチルエフェドリン塩酸塩など3種の有効成分が配合された、指定第2類医薬品です。この咳止めタイプは喘鳴(ひゅーひゅーやぜーぜーといったもの)を伴った咳にも効果があります。
5歳未満には服用できません。こちらは1日6回、口の中に含んで噛まずに舐めてください。また、一度舐めた後は2時間開けるようにして下さい。
「青りんご」・「レモン」・「オレンジ」・「サイダー」の4種類の味があるタイプもあり、こちらもメントールの清涼感のある味になっています。
スプレー
スプレータイプは直接喉に吹きかけるタイプです。喉の炎症による痛みや腫れに効果があります。ただし、口内にひどいただれがある人は使用できません。心配な場合は相談してから購入するようにしましょう。
うがい薬
口腔内の洗浄や、口腔・咽頭の腫れに効果があります。約250回使えるので、風邪が流行しているシーズンには常備しておきたいものですね。
その他のうがい薬についてはこちらを参考にして下さい。
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ドロップ
ドロップタイプはのどの炎症以外にも、口腔内の殺菌や消毒・口臭の除去にも効果があります。
「青リンゴ」・「グレープフルーツ」・「グレープ」・「アセロラ」・「ブルーミント」の5種類の味で、メントールの清涼感を感じられる味が用意されています。
5歳未満は服用できません。1日3~6回、1粒ずつ2粒までを口に含み、噛まずに溶かします。また一度服用したら、次に舐める時は2時間は開けるようにして下さい。
また5歳以上を対象にした子供用の咳止めは、ぶどう味といちご味の2種類があります。
浅田飴の副作用
皮膚への副作用
浅田飴服用後に、発疹や発赤、かゆみの症状が見られた場合は副作用の可能性があります。このような時は製品を持参してかかりつけ医、薬剤師などへ相談しましょう。
消化器への副作用
吐き気や嘔吐、食欲不振などの副作用が見られる場合もあります。
喉が痛いときや咳が出ている時は風邪かと勘違いしがちですが、副作用の可能性もあるので注意が必要です。またその他にもめまいの副作用が出ることもあります。
相談が必要な人
何らかの治療をしている人や、それによって薬を飲んでいる人、現在高熱が出ている人は医師、薬剤師または登録販売員に相談するようにしましょう。薬などによってアレルギー症状が出た事がある人も、注意が必要です。
また、心臓病・高血圧・糖尿病・甲状腺機能障害と診断されている人は、医師、薬剤師または登録販売員に相談してから服用しましょう。
他にも妊娠している人、その可能性がある、授乳中の人も相談が必要です。また高齢者の方も相談が必要です。
心臓病の症状についてはこちらを参考にして下さい。
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