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爪に縦線がある原因はコレ!黒いと注意して下さい!

<監修医師  WASHIO>
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何気なく爪を見ると、いつの間にか縦線が入っていた。なんてことありませんか?

必死に手入れしている爪に、なかなか消せない縦線が入るなんてショックですよね。

しかもただの縦線ではなく「黒い縦線」が入っていたら…?

実は、黒い縦線は体からのSOS!注意が必要です。

 

一体爪の縦線にはどんなことがかくされているのでしょうか?

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爪に縦線ができる原因

 

そもそも爪の縦線はなぜ起きるのでしょうか?原因はいくつかあります。

 

老化現象

縦線が現れる主な原因は老化です。

 

乾燥

爪もヒフの一部。

乾燥していると縦線が入りやすくなります。

また、美容師や主婦など水回りの仕事が多い人もなりやすい傾向にあります。

指先や手だけでなく、爪もしっかりハンドクリームでケアしましょう。

ネイル用のオイルを使用するのも効果があります。

 

遺伝

もしかしたら遺伝性の爪甲萎縮症(そうこういしゅくしょう)が原因かも知れません。

これは生まれつき爪の成長がうまくいかない病気です。

縦線が入るというよりは、ぼこぼこと波打ち非常に小さな爪しか生成できません。

遺伝の他にも栄養不足や生活習慣の乱れなどの可能性もあります。

 

 

栄養バランスの偏り

栄養が偏っていると、爪まで栄養がまわらず不健康な爪になります。

そうすると、爪の表面が荒れてしまい、縦線が入ります。

爪が薄い場合も要注意です。

 

栄養バランスの偏りが原因の縦線は女性(主に20代~30代)で多いです。

妊娠中や産後など、栄養バランスが崩れるタイミングで爪に縦線が入るのも同じ理由です。

不足しているのはビタミンB郡・アミノ酸・タンパク質です。

 

当てはまるかもしれない…と思ったかたは、足りない栄養素を積極的に摂取しましょう。

 

また親指だけに縦線が入る場合は、もしかしたら腎機能が低下している可能性もあります。

なぜ親指だけに症状が出るのかというと、腎機能に異常が生じ身体が極端にアルカリ性か酸性に偏ってしまうのが原因です。

あるいは胃腸の機能が弱っている可能性もあります。

腎機能の低下が原因の場合は親指以外にも身体の不調が現れますので、併せて判断の材料にしましょう。

また糖尿病や甲状腺の病気を発症した場合も、爪に縦線が発生します。

 

過度なストレス

「爪は健康のバロメーター」と言われるほど、体の状態を示している場所でもあります。

過度なストレスを抱え、体が悲鳴を上げているとき、爪もその兆候として縦線が現れます。

またストレスを感じると爪を噛むクセがある人もいますが、噛むことが習慣化してしまうと正常な爪が生えてこなくなるおそれもあります。

 

「最近つかれやすいな。」と感じたら、爪を見てみましょう。

もしかしたら、すでに体からのサインが爪から出ているかもしれませんよ?

 

なぜ「爪は健康のバロメーター」なのか?

人は体の色々な部分をみて、健康状態を図ります。例えば顔色や唇の色など。爪もその一つです。

 

では、なぜ爪を見るだけで体の状態が分かるのか、ご存知ですか?

 

そもそも爪はヒフの角質層が変化したものです。

ケラチンというたんぱく質でできています。

丁度毛髪とヒフの中間の性質を持っています。

 

そのケラチンが変化することで、体の状態を教えてくれます。

爪の変化が、様々な病気の兆候を表します。

 

また、爪の色から血液の状態が分かります。

例えば手先が冷えて、血液循環が悪いと唇や爪が青くなります。

 

爪は1日に約0.1㎜ずつしか伸びません。

全体が入れ替わるのに約半年かかります。

【関連記事】
爪が縦に割れる!原因を知って処置していこう!

 

爪は現在の状況だけでなく、半年間の体の状態も教えてくれます。

そのため、爪は全身の健康を示してくれる、バロメーターの役割を果たしています。

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爪の縦線が黒いと要注意

 

ただの縦線ではなく、黒い線が出たときは、要注意です。

この爪の黒い線が現れたとき、体は何を訴えているのでしょうか?

 

ほくろや内出血の可能性

爪の根元から出る黒、または褐色の線は「爪甲色素線条」(そうこうしきそせんじょう)と呼ばれています。

 

この線がでてくる原因のひとつに、爪の根元でほくろがでたり、内出血を起こすとでてくる場合があります。

線の様子によって、どちらかの原因に区別することができます。

 

線の境界線がぼやけていたら「ほくろ」

逆にはっきりと濃いものは「内出血」の可能性があります。

 

多くは、根元にできたほくろが一緒に伸びたもので、特に心配はいりません。

 

メラノーマ(悪性黒色腫)

爪甲色素線条は大抵が良性です。

子供にも見られ、生後間もない頃から見られることもあります。

しかし、悪性だった場合は、注意が必要です。

 

メラノーマとは表皮にいる色素細胞(メラノサイト)が癌化したものです。

メラノーマの場合、爪甲色素線条は良性と異なり、様々な特徴が出てきます。

 

ひとつが色の濃淡差があること、太さや間隔も不規則。

また、線だったものが、三角形のように根元が広がってきます。

また、急に大きくなるなど、変化が速いことも特徴のひとつです。

 

好発部位は、第1指で40%。次に第1足趾が22%。第3指で15%、第2指が12%となっています。

【関連記事】
足の爪に黒い点が出現!この病気に注意して下さい!

 

爪に赤い線が現れても要注意

爪に現れる縦線は黒色ばかりとは限りません。

赤色の縦線が現れることもあります。

これを爪下線状出血と呼びます。

毛細血管からの出血が原因ですが、なぜ出血してしまったかというと毛細血管に細菌が侵入してしまったためです。

このとき、心臓の病気(亜急性心内膜炎)を引き起こしている可能性があります。

最初は薄いピンク色だった縦線が徐々に濃い赤に変わり、赤紫色になったまま消えない場合は医療機関を受診した方が良いでしょう。

心臓に関わる病の場合、同時に衰弱や高熱が発症します。

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爪の縦線が気になる。何科を受診すべき?

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メラノーマの厄介なところは、転移が早いということです。

「これは怪しい」と感じたら、すぐに病院へ受診しましょう。

 

では、一体何かを受診すればいいのでしょうか?また、どんな治療方法があるのでしょうか?

 

すぐに皮膚科へ

爪もヒフの一部。まずは、皮膚科へ受診しましょう。

治すためには原因の特定が必要です。

 

以前は良性か悪性かを、医師の観察・視診のもと判断していました。しかし、近年は「ダーモスコピー」という診断ツールが普及しています。

そのため、良性か悪性かを見分ける精度が各段に向上しました。

【関連記事】
ほくろがかゆい原因!皮膚がんとの見分け方を解説【要注意】

 

治療方法

治療内容については、病気の進み具合によって異なります。

初期段階の場合は、手術によって、部位を摘出します。

 

しかし、再度お伝えするように、転移が早い癌のひとつです。予防手段として、術後に抗がん剤の点滴を行います。

 

また、インターフェロンという薬の注射を行うことがあります。

これは、腫瘍に対しても効きますが、患者自身の免疫力をあげ、転移を防ぐ効果があります。

 

まとめ

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爪に黒い線が現れたら、最悪癌の可能性があります。

大抵は良性のようですが、気になるかたは一度皮膚科へ受診しましょう。

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