風邪で頭痛い!この治し方ですぐに解決!
<監修医師 ドクターTST>
風邪といえば熱や鼻水に加えて頭痛が起こりますね。
そもそも風邪は細菌やウイルスに感染することによって起こります。
今回は風邪で引き起こされる頭痛の治し方を解説します。
風邪で頭痛がヒドイい・・・簡単な治し方!
風邪による頭痛は、細菌やウイルスを排出しようとして血液循環量を増やすために起こるとされています。
また、最近やウイルス感染によって自律神経にも作用するので、体は興奮状態になりやすく頭痛が発生しやすい状態になっています。
頭痛に効くツボと対処法
風邪による頭痛は血管が膨張し、周囲の神経を刺激してしまうことによって引き起こされています。
そのため、血管の膨張を抑えるために圧迫したり冷やすことで痛みが和らぐことがあります。
また、頭痛に効くといわれるツボもあります。「風府(ふうふ)」、「風池(ふうち)」といわれているツボは、
特に効果があるといわれていますのでご紹介します。
指の腹で痛みの出ない範囲で押すことで痛みが緩和されます!
1. 風府(ふうふ)
首の後ろに手を当てて、後頭部と首の境目を見つけましょう。
肩と首を繋げる太く発達している筋がありますね。その筋と筋の間の真ん中の窪みが風府です。
2. 風池(ふうち)
首の後ろに手をあてて、首の骨の両脇にある筋の盛り上がりを感じましょう。
後頭部と肩を繋げるように縦に走る太い筋なので触りやすいはずです。
その筋の盛り上がりから1㎝程度外側を目安に風池があります。
髪の生え際のくぼんだ部分を上に軽く押しましょう。
カフェインを摂る
コーヒーやお茶に含まれるカフェインという成分は、鎮痛作用や血管収縮作用があるので頭痛の軽減に適しています。
一日1杯~2杯を目安に飲みましょう。カフェインの摂りすぎは脳を興奮状態にし、不眠にも繋がりますのでくれぐれも注意しましょう。
健康な日本人成人が一日に摂取しても良いとされている最大摂取量は150mgといわれています。
ぐるりと周囲を見てみると、様々な食品にカフェインは含有されています。
栄養ドリンク剤や鎮痛薬等にも無水カフェインが含まれておりので、
頭痛が解消されないからといって飲みすぎるとカフェイン中毒を引き起こす可能性があります。
暗い部屋で寝る
風邪を引くとどうも心細くて布団の中でスマホをいじったり、テレビをつけたりしていませんか?
光や騒音があるとそれらが刺激になり、痛みがさらに増してしまいます。
環境設定が可能な状況であれば体にストレスのかからないように、部屋は暗く、静かな環境を心がけましょう。
睡眠のとりすぎもまた頭痛の原因になりますので、ほどほどに休息をとるようにこころがけましょう。
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意識を頭痛から逸らす
頭が痛いと思っていると意識は頭痛から離れにくく、よりストレスに敏感になってしまうことは明らかです。
横になれる環境があるのであれば是非下記の方法を試してみてください。
自律神経を整えることによって頭痛が和らぐことがあります。
①全身脱力した状態で仰向けに寝る
②踵で床を思い切り押し、脱力する
③後頭部を枕に精一杯押しつけ脱力する
④深呼吸をして床と体の接地面を意識し、自身の重みを感じる
⑤体の先から自身の重みを感じる(親指、人差し指、中指…と細かいパーツから始める)
⑥深呼吸して終了
ヨガの一種で、自律神経を整える作用があるといわれています。
また、睡眠導入にも使われている手法なので風邪でなかなか寝付けない時にも布団の中でできてしまうので是非やってみてください!
風邪薬と鎮痛剤の併用に注意!
頭が痛くてつい風邪薬の他に頭痛薬を飲んでしまうことはありませんか。
頭痛がひどいからといって頭痛薬も併用してしまうと二次症状として「薬物乱用頭痛」というものを引き起こす可能性があります。
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薬をいくら飲んだからといって風邪が早く治るというわけではないので、二重三重に薬を服用することは避けましょう。
病気の可能性も?様子を見て受診して下さい!
熱も出ているし、頭痛もする…この場合の多くは風邪以外に疑う余地はありません。
しかし、普通の風邪とほぼ同じ症状でも重篤な病気が隠れている可能性がありますのでご紹介します。
市販薬を飲んでも症状が緩和されない場合や、症状があまりにも長く続く場合には受診を心がけましょう。
髄膜炎(ずいまくえん)
髄膜炎とは、髄膜という脳と脊髄を包む膜内部にウイルスや細菌が入り、炎症を起こす病気のことを指します。
喉が痛んだり、発熱、頭痛、吐気が起き、風邪と間違えやすいのですが、早めに治療を開始しなければ失神、けいれん発作など重篤な意識障害を引き起こします。
ウイルス脳炎
ウイルスが、脳に侵入し炎症を起こす病気です。
風邪のような症状をあらわしますが、風邪とは異なるのが頭痛の程度です。
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激しい頭痛のため、嘔吐するケースもあるといわれています。
さらに進行してしまうと、痙攣発作、手の麻痺、意識障害にまで発展してしまいますので細心の注意を払いましょう。
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