肩がゴリゴリ鳴る原因と解消法!鳴る人は異常なの!?
<監修医師 Dr.masa>
仕事中に「ちょっと休憩・・」なんて手を伸ばして背伸びすると、肩がゴリゴリ・・!と鳴った!なんて経験ありませんか。
びっくりするような音はしないと思いますが、肩は耳に近いので響くような聞こえる感じがします。
なぜゴリゴリと音が鳴るのでしょうか。今回は肩がゴリゴリとなる原因をご紹介します。
肩がゴリゴリ鳴る原因
肩がゴリゴリ鳴る原因は主に二つ考えられています。
身体の歪み
最近はパソコンが普及して、仕事で長時間パソコンを使う機会が増えたのではないでしょうか。
長時間同じ姿勢を取ることで、身体が固まってしまい、元の位置から身体が歪んでしまうのです。
特に日本人に多いのが「猫背」の人。寒い冬など、こたつに背中が丸くなって座っていたりしませんか。
特に座った姿勢などで背中が丸まってしまうと、肩が身体の内側を向く感じになりますので肩甲骨がずれて歪んでしまいます。
肩甲骨の周りというのは、筋肉が多くついている場所なので、その筋肉も凝り固まってしまい、ゴリゴリと音が鳴るのです。
もちろん固まっている筋肉を動かすので痛みを伴うことがほとんどです。
つまり身体が固い人にはこれが当てはまる人が多いかと思います。
血行が悪い
足も血行が悪いと冷えたりむくんだり・・トラブルが増えますよね。肩も血行が悪いと似たような症状が起こります。
血行が悪くなると血液中の酸素の量が減ってしまいます。
この現象によって、筋肉に「乳酸」というのが貯まりやすくなり、筋肉が固まってしまうのです。
上記の主に二つの原因でいわゆる「肩こり」という現象が引きおこるのです。
これが長引くと首、更には頭の方まで広がり、ひどくなると片頭痛や倦怠感、めまいや吐き気などの症状が引きおこります。
慢性化しないためにも、その前に日ごろから予防しておく事が必要ですね。
肩がゴリゴリ鳴るのを解消する方法
一番の方法は身体を動かす事。
しかしながら、運動は苦手。スポーツなんてやらないし、ましてや時間もないし・・という方は多いと思います。
そんな方々には「ストレッチ」が有効的です。
長時間、同じ姿勢を続けることが良くないので、例えばデスクワークをしていたら、1~2時間ごとに休息を取り、肩を回したりするのと良いでしょう。
身体をゆっくり伸ばしてあげる事だけでも良いのです。(例えば背伸びをする。これも腕を伸ばすので気持ちが良いですよね。)
長時間同じ姿勢にならない事が大事なので仕事中にパソコンを使って疲れた時などに、
座っている椅子で手を伸ばして背伸びをするのも良い気分転換になり効果的です。
肩こりは頭痛や歯痛を引き起こすことも多いかと思います。
肩こりからくる歯痛なんかは「心筋梗塞」の原因ともなりかねないので日ごろから些細な症状もしっかり気にかけておきましょう。
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自宅で肩こり解消!簡単ストレッチ
準備するのはスポーツタオルくらいの長さのタオルです。
1. 背伸びをするような恰好でタオルの両端を両手で持ちます。
2. その手を挙げて後ろで「挙げて降ろす」というのを繰り返す。(イメージは手がスクワットしているような感じです。) 3. 1セット10回を3セット位行うと効果的。 |
ただ、回数は無理をしないようにして下さい。肩こりがひどい場合は悪化させる恐れがあります。
ジムのように難しい機械などを使うわけではないので、簡単に取り組めそうですね。
その他の方法としては、温めたりするのも良いです。
最近はとても便利な肩を温めて血行を良くするグッズなども売っています。(肩にかけるタイプで電子レンジで温めて繰り返し使えるようなものなど。)
そして良くお風呂に浸かり、身体をあたためて疲れを取る事も大事です。冷えは大敵です。
筋肉が凝り固まる原因にもなりますので、温かいタオルなどを乗せて温めるなども効果的でしょう。
上記の方法でも「肩がゴリゴリなる」のがなかなか解消しない場合。無理をせずに治療院、マッサージ、整骨院など人の手を借りる事も大事です!
最近はたくさんのお店がありますので、自分に合った施術をしてもらえる場所を探すのも大切です。
固まって筋肉を揉み解してもらうことによって、肩こりの軽減に繋がります。
本当に肩こりが辛く、頻繁に頭痛などがする方は整形外科に行くこともお勧めします。
肩こりからくる頭痛に関してはこちらの記事で解決法を見てみて下さい。
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肩こりに効く痛みの神経をブロックする注射などもありますので、重症の肩こりの方は受診をして医師の判断を仰ぐ事も重要です。
まとめ
いかがでしたか?
最初にも述べたように現代社会でパソコンを頻繁に使うようになった今、「肩がごりごり鳴る」「肩こり」というのは、ある意味「現代病」のような気もしますね。
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長時間作業を続ける場合は、出来るだけ休息を入れるように心がけ、
身体を動かしたりして、同じ姿勢に成りすぎないように気をつけましょう。
心も身体もリラックスした状態を保てるように、無理をしない事が大切です。
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