肩こりで頭痛や吐き気がする原因!今すぐ解消したい!
<監修医師 Dr.masa>
肩こりは放っておいてひどくなると、今度は頭痛、そして吐き気まで…辛いですよね。
肩こりは日頃の生活習慣が原因のものもあれば、もしかしたら何かの病気が潜んでいるかもしれないのです。
今回はたくさんの方が悩んでいる肩こりの原因、そして自宅でできる解消法、
病院に行く必要性のある肩こりまでお話させて頂きたいと思います。
気になる所から確認してみよう
肩こりで頭痛や吐き気がする原因
眼精疲労
パソコンを使った作業はもちろん、スマートフォンなどの電子機器の普及によって私たちの目は日頃とても酷使されています。
電子機器から発せられるブルーライトという言葉、今やご存知の方が多い事と思います。
そのブルーライトを長時間見続ける事などで目をとても酷使し、ドライアイも引き起こされ、そこから肩こりや頭痛、吐き気につながってきてしまうのです。
ブルーライトをカットできる眼鏡も出てきていますので、そのようなものを使う事も効果的ですし、意識的に目を休ませるというのも大事な事です。
また、ドライアイが原因で引き起こされる飛蚊症という病気もありますので以下の記事を参考にしてみて下さい。
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猫背など姿勢の悪さ
こちらもデスクワークの方は普段気を付けていても、お仕事をしながら気付いた時には猫背になってしまっているという方も多いのではないでしょうか?
猫背は肩にとても負担の掛かる姿勢です。
この姿勢を続ける事でどんどん肩こりの悪化につながっている事も考えられます。
椅子の高さを変えたりして、パソコンを見る姿勢を見直す事も姿勢の改善につながります。
肩関節疾患
肩関節疾患は関節に異常のある病気で、症状は肩こりに似ているものの、筋肉をほぐしても全く効果はありません。
五十肩もこの肩関節疾患に含まれ、また年齢の若い方も肩が痛くなって動かなくなってきた場合はこの疾患かもしれません。
動いている時でなく、安静にしている時も痛みがあるというのが特徴です。
肩関節疾患については以下の記事でも解説していますので参考にしてみて下さい。
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脳の病気
1番危険な脳の病気。くも膜下出血、脳出血、脳梗塞など、どの病気も命に関わる重大な病気です。
肩こり、頭痛、吐き気の症状が一気に現れた場合、もしかしたらそれは脳の病気かもしれません。
ただの肩こりからくる頭痛と、このような脳の病気からくる頭痛を勘違いしてしまう可能性が高いので要注意です。
特に前々から肩こりの症状があり、頭痛や吐き気を普段から感じている人は、脳の病気からだとは気付かずに放置してしまうかもしれません。
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脳の病気は放置したままにすると重大な結果に至る場合がありますので、自己判断で単なる肩こりと思わずにすぐに病院に行きましょう。
肩こり、頭痛、吐き気が出た時の解消法
辛い肩こり…病院に行く時間もないけど、何とかしたい…。
今すぐ自宅でできる解消法をご紹介します。
体や目を温める方法
肩こりの原因の1つには血液の循環が悪いという原因もあります。
冷え症は筋肉を硬くする他に、疲労物質も溜めてしまいます。
最近は入浴方法もシャワーで済ませてしまう方も多いかと思いますが、できれば湯船につかって体を温めるとそれだけでも随分違ってきます。
また肩こりの原因にあげさせて頂きました眼精疲労にも目を温める事が大事で、ホットアイマスクなどを使って1日頑張った目を温めて休ませましょう。
自宅でできるストレッチ運動
肩こりは実は肩甲骨をほぐす事で良くなる事が多いようです。
その為肩甲骨を意識しながら、ゆっくりストレッチする事が効果的です。
①まず両手を組みます。
②そしてその両手の平を上に向けて、両腕を上にしっかり10秒間伸ばします。
③今度はその両手を前方にしっかり10秒間伸ばします。
④最後に両手を背中の後ろで組み、肩甲骨を意識して肩甲骨と肩甲骨を引き寄せるような形で10秒間しっかりと寄せてください。
いかがでしょうか?
全てでなくても構いませんので、お仕事の休憩タイムなどに少し取り入れてみてください。
自分でできるツボ押し
肩こりのツボは3つあります。
1つ目は後頭部の生え際に沿ってあるくぼみ、こちらは風池と呼ばれるツボで頭痛と肩こりにとても効果があります。
2つ目は首から後頭部の生え際を押していくと2本の筋肉があります。
こちらは天柱と呼ばれるツボでめまいにも効果があります。
3つ目は1番お手軽にマッサージのできるお勧めのツボです。
手の甲の親指と人差し指の間のV字になっている骨のところに合谷というツボがあります。
こちらのツボは眼精疲労にも効果的ですし、お仕事中や場所を問わずにどこでもツボ押しができて大変お勧めです。
肩こり、頭痛、吐き気が出た時の解消法
単なる肩こりだと思っていたら実は病気が潜んでいる事も考えられます。
そこで病院に行くべき肩こりについてお話させて頂きたいと思います。
病院に行く目安
肩こりを決して軽く見てはいけません。肩こり、頭痛、吐き気の他に手や腕に痛みやしびれの症状。
まためまいやふらつきの症状。徐々に悪化していく肩こりは病院に行く事をお勧めします。
肩こりは重い病気のサインやその症状である場合もあります。
病院に行く前に自覚症状を日々メモに取り、自分の体の状態を把握しましょう。
肩こりで受診する主な診療科は次の3つの科です。
整形外科
関節、筋肉、神経などを全般的に診てもらう事ができますので、特に肩こりの特別な原因が思い当たらない場合はまずは整形外科を受診しましょう。
問診、検査などを受け、その結果で他の原因があるとすれば、他の科を紹介してもらいましょう。
神経内科
筋肉を含め、脳や神経、骨髄に問題が無いか診てもらう事ができます。
頭痛、めまい、ふらつき、手や腕のしびれ、力が入らないなどの症状がある場合は神経内科を受診された方がいいかもしれません。
そこで診察を受け、別の問題があれば脳神経外科や整形外科、耳鼻科などを紹介されます。
脳神経外科
肩こり、頭痛、吐き気、手や腕のしびれなどの症状があれば脳神経外科を受診してみてもいいでしょう。
脳の病気だけでなく、脊椎や脊髄に異常がみられる事もあり、脳の疾患は体のどこに異常が起きても不思議ではないとともに、命に関わる事もある病気が多いのです。
特に肩こり、頭痛、吐き気の3つの症状が同時に急に現れた場合は、すぐに脳神経外科を受診された方がいいと思います。
病院での処置内容
まず初診では肩や首付近に異常が無いかどうか、医師が目で見て確認し、触診し、検査へと進めていきます。
レントゲン検査
まずはレントゲン写真を撮って、どの部分に異常があるのかを検査します。
注射
筋肉弛緩剤の注射を打ってくれる病院もあります。
あまりにも症状がひどい場合は注射を打って頂く方法もいいかもしれません。
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リハビリ
リハビリができる病院では首から肩の筋肉を伸ばす牽引という方法や、電気を当てて肩から手の指先まで温めて血行を良くする方法、
またマッサージをお願いできるところもあります。
薬
痛み止めの飲み薬、筋肉の緊張を和らげる飲み薬、また湿布や塗るタイプの痛み止めの薬もあります。
ご自分に合った治療薬を選びましょう。
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