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肩が痛い14の原因!【考えられる病気と対処法も解説】

<監修医師 Dr.masa>
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デスクワークが多く、ストレスも多い現代社会では、肩の痛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

肩がゴリゴリで痛くて毎日大変!という方もたくさんいるでしょう。もしかしたらその肩の痛み、ただの肩こりではないかもしれません。

 

今回は、肩が痛む原因と、肩が痛くなる病気をご紹介します。ご自分の症状と照らし合わせてみてください!

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肩が痛い原因や病気

 

では、早速肩が痛い原因や病気について見ていきましょう!

 

肩関節骨折

肩の痛みは、肩の関節の骨折が原因かもしれません。交通事故や、体を勢い良く窓やドアにぶつけた時などに骨が折れてしまうことがあります。

 

肩関節骨折というのは、実は一つの骨折を指す言葉ではありません。鎖骨骨折、肩鎖関節脱臼、上腕骨外科頚骨折、肩甲骨折をまとめて、肩関節骨折と呼びます。

 

急激な痛みと、患部の腫れが見られます。整形外科を受診し、レントゲンを取ればすぐに診断できますので安心してください。

 

骨折の度合いにより、そのまま軽く固定して様子を見るか、手術を行うかを決めます。

完治までに期間は骨折の状態によりますが、鎖骨の場合は一般的に6〜10週間ほどかかります。

 

肩関節脱臼

肩関節脱臼でも肩に激しい痛みが生じ、肩が動かなくなります。病院などで肩の関節を入れてもらえば、症状は改善します。

 

ただし、肩関節を脱臼した場合は、入れたからといって安心せず、きちんと肩と腕を固定するようにすることが大事です。

固定を怠ると、関節の脱臼が癖になってしまい、手術で治療することになるからです。しっかりと専門医の指示に従うようにしましょう。

 

肩打撲

肩の痛みの中で意外と多いのが打撲です。押して痛かったり、腫れていて内出血があるけれど骨折ではない、という時は肩打撲と考えてください。

 

最近転んで肩を地面に打った人や、サッカーやバスケなどフィジカルなスポーツを行った人は、肩の打撲で肩痛が起こっているのかもしれません。

 

と言っても、単純な打撲であれば、冷たいシップなどを貼って、しばらく安静にしていれば大丈夫です。

痛みが取れてまた運動ができるようになるまで、およそ4〜5日くらいみてください。

 

注意していただきたいのは、打撲だと思っていたけれど実は筋肉や靭帯を痛めていた、もしくは骨折していた、というケースが少なからずあることです。

痛みがちょっと強いな、と思ったら病院で診察を受けることをお勧めします。

 

肩関節周囲炎

肩関節周囲炎とは聞きなれない病名ですが、いわゆる四十肩、五十肩と言われるものです。40〜60代の方に起こりやすく、或る日突然症状が現れます。

 

肩の痛みの他に、腕が上がらない、肩の動く範囲が狭くなります。通常、どちらか片側の肩のみに発症します。

肩が痛く、腕が上がらないため日常生活に支障が出ますし、一方の肩をかばいながら生活するので肩こりがひどくなったり、痛みがひどく寝られないこともあります。

 

ですが、五十肩は基本的には治療すれば症状は改善します。少し時間はかかりますが、専門医に相談し、治療を始めてみてください。

 

上腕二頭筋長頭炎

上腕二頭筋長頭炎とは、野球やバレーボール、水泳などを行う人によく発症します。ボールを投げるような操作や、オーバーヘッド動作を繰り返すことで発生する炎症です。野球肩と呼ばれることもあります。

 

上腕二頭筋というのは、力こぶを作る筋肉です。その名の通り二頭に分かれていて、そのうちの長い方(長頭)は肩甲骨の後ろ側から筋肉が始まっています。

 

この長頭が、骨と摩擦することによって炎症を起こします。まれに、炎症が繰り返されることにより断裂することもあります。

症状としては、肩関節の前の方や上腕から前腕にかけての痛みです。夜に痛みが強くなる人が多いです。

 

治療法は、基本的にアイシングをして安静にすることで、およそ数日で痛みは引いていきます。

 

腱板損傷

腱板とは、上腕骨の肩側についている筋肉の束のことです。これが腕を上げたり、腕をねじったりするときに働きます。

腱板損傷とは、この腱板が炎症を起こしている、部分的に、または完全に断裂してしまった状態を指します。

 

腱板損傷が起こると、肩の痛みの他に、腕を真横に上げられない、手を伸ばして物を持てない、といった症状が出ます。

五十肩と症状が似ていますが、五十肩の場合は他の人に手伝ってもらっても手が上げられないのに対して、腱板損傷の場合は他人の手で腕を上げることができます。

 

腱板損傷の治療は、損傷の程度に依存します。もし、炎症や部分断裂ならば、固定、アイシングの後に、超音波治療や低周波治療を行います。

もし、完全断裂してしまった場合は手術を行って切れてしまった部分を修復します。

 

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群というのは、なで肩の人、重いものを持ち運ぶ人、そして教師や美容師など腕を上げた状態で仕事をする人に起こりやすい病気です。

 

腕をあげる動作をすると、腕がしびれたり、肩や肩甲骨の周辺に痛みが生じます。腕がだるいと感じる人も多いです。

これは、鎖骨の下を通る腕の神経や血管が、筋肉などによって締め付けられるために起こります。

 

治療は、リハビリや消炎鎮痛剤、血流改善剤などの薬物投与で症状を改善していきます。

 

変形性頚椎症

変形性頚椎症は、加齢に伴って頚椎が変形してしまうために起こります。例えば、長年の運動不足や肩こりが頚椎に負担をかけ、時間と共にだんだんと首の関節の形が変わってしまうのです。

 

首の関節の形が変わってしまうと、神経が圧迫されています。これにより、手や腕にしびれが生じたり、朝方に首がこわばっているように感じたり、首を後ろにそらすとしびれが強くなったりします。

 

40〜50代で発症する患者さんが多いですが、中には30代で症状が見られる人もいます。

 

治療法としては、頚椎カラーを装着して、神経を圧迫しないようにします。

その上で、筋肉の痛みには温熱治療を行ったり、物理的に頚椎を引っ張って状態を改善したり、薬物療法を行います。

 

症状が深刻な場合は、手術をして、神経を圧迫している骨の部分を取り除いてしまいます。

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むち打ち症

車の追突事故などで起こることが多いむち打ち症。その他にも、スポーツ時に激しく衝突釣ることで起こることもあります。

むち打ち症は首の捻挫ですが、肩まで痛みが生じることもあります。

 

むち打ち症になってしまったら、消炎鎮痛剤で痛みを抑えます。場合によっては、首の動きを制限するため、頚椎カラーを装着することもあります。

その他にも、温熱療法や低周波治療、リハビリを行い、回復を目指します。

 

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)

聞きなれない名前ですが、広い意味での肩こりのことです。頸肩腕症候群とは、首、肩、腕に症状が現れますが、先ほどお伝えしたような外傷などに原因がない場合を指します。

 

近年では、パソコンに長時間向かって仕事をする人が増え、首や肩の痛みに苦しむ人が増えています。

 

自覚症状としては、

✅ 肩こりがひどい

✅ 手や指が痺れる

✅ 手や腕が重く感じる、動かすと痛む

✅ 手や腕に力が入らない

✅ 手や腕の冷え

✅ 頭痛、めまい

などが挙げられます。

まずは、原因を突き止めることが必要です。

 

デスクワークが多い方は、適切な休憩を取っているか、確認してください。姿勢が悪いと肩に痛みが出やすいです。

 

机と椅子の高さがあっているか、よく足を組んでいないか、寝転がってテレビを見ていないか、片方の足ばかりに重心を置いていないか、チェックしてみてください。

その上で、ストレッチやマッサージ、ツボ押しや鍼灸などで筋肉の緊張をほぐしてあげることが大事です。

 

寝違え

寝違えることで肩に痛みが出ることもあります。寝起きに首がこわばっていた、首を回すと激痛が走る、上が向けない、などの症状が出たら寝違えです。

 

寝違えは、寝ている時の姿勢が大きく影響しています。なかなか寝ている時の姿勢はコントロールしづらいですが、せめて、枕の高さだけでも合わせて、リラックスして寝られるようにすることをお勧めします。

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スマホ巻き肩

スマホを前屈みになりながら操作していると、背中が丸まった格好になってしまいます。この状態が長く続くと、肩に痛みが生じます。

ひどくなると、肺や心臓に負担をかけることもあります。このような状態を「スマホまき肩」と呼びます。

 

このように、頭が前に下がり、背中が丸まった状態だと、背中の筋肉にかなりの負荷がかかり、肩こりや肩の痛みを招きます。

 

スマホまき方は、実は比較的簡単に予防できます。スマホを操作するときは、操作していない方の手を脇の下に入れてみてください。肩が必要以上に下がるのを防いでくれます。

 

うつ病

ご存じない方もいるかもしれませんが、うつ病は精神だけでなく、体にも様々な障害が起こります。

例えば、食欲低下や疲労感、胃腸の不調などがそうですが、体に痛みが生じることもあります。

 

特に、頭痛、肩こり、腹痛などはよく起こる症状です。もし、内科や整形外科で異常がなかった場合は、うつ病の可能性を疑ってみてください。

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胆石

もし、肩の痛みが右側だけ、という方は、胆石の可能性があります。胆石症とは、胆石という塊が肝臓や胆のう、胆管などにできることで様々な場所に痛みが生じます。

みぞおちや胃のあたりに痛みを感じることが多いのですが、右肩から背中にかけて痛みを感じる患者さんもいます。

 

胆石は、薬による治療、衝撃波による治療、手術をするの3つの方法で治療します。どの治療法を取るかは、胆石の状態と、それぞれの治療法のメリットデメリットを考慮して決定されます。

医師と良く相談して決めてください。

 

まとめ

しるし   

今回は、肩が痛い原因についてお伝えしました。いかがでしたか?原因がたくさんあってびっくりされた方も多いのではないでしょうか。

もし尋常でない肩の痛みを感じたら、何科を受診するべきなのでしょう?まずは、整形外科を訪ねてみてください。

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