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腸内洗浄の驚きの効果とは【食べ物で出来る腸内洗浄も紹介】

<監修医師 豊田早苗>

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お腹の調子がずっとすぐれない、便秘がちですっきりしない、おならの臭いが気になる、そんな人にお勧めしたいのが、大腸の中を綺麗に洗う腸内洗浄です。

 

始めは海外セレブ達のダイエット法として広まりましたが、大腸全体のデトックス方法として定期的に行っている人もいるようです。

 

今回は腸内洗浄のやり方と、食生活でできる腸内環境の改善方法について見ていきましょう。

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噂の腸内洗浄とは

 

腸内洗浄は、大腸内に温水や溶液を注入し腹部を優しくマッサージすることで、腸内にある宿便や老廃物を排出させる洗浄方法になります。

 

腸内のデトックス効果から美容や健康に良いとされ、美容法として定期的に取り入れている人もいるようです。

 

強制的に排便を促すというと浣腸を想像しますが、腸内洗浄と浣腸では使用する薬剤と作用機序が大きく異なっています。

 

浣腸は刺激性の薬品を直腸内に注入することで、大腸の腸内運動を強制的に高めて排便を促します。浣腸では宿便を排出することは難しくなっています。

 

しかし腸内洗浄では易刺激性の溶液や温水を大腸に満たしてマッサージすることで、低負荷で腸内の宿便をまとめて排出することができるのです。

 

乱れた腸内環境を一度リセットすることができるため、健康や美容目的で行う人も多いようです。

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ドキドキの初体験!どこで出来るのか

 

腸内洗浄を取り扱っている機関は医療機関からエステサロンまで複数あります。それぞれのお勧めポイントと注意点を見ていきましょう。

 

医療機関

腸内洗浄を扱っている診療科は消化器科、肛門科、産婦人科、もしくは美容クリニックになります。

 

中には取り扱っていない病院もあるため、事前に病院のホームページや電話で確認をとってから受診すると良いでしょう。

 

医師の診察の元、医師か看護師どちらかが腸内洗浄を進めていく事になります。

 

腸内洗浄は保険適応でないため(病気治療の一貫で行う事を除く)自費負担になります。

 

医師の診察費、必要ならば検査費用、施術費用がかかるため少々割高になってしまいますが、何が起こってもすぐに医療処置が行えるという点で安心できます。

 

エステサロン

腸内洗浄はエステサロンでも受けることができます。この場合はコロンハイドラセラピーという項目で取り扱っているようです。

 

医療機関よりも安く受けられることがメリットですが、エステサロンではエステティシャンが行いますので、腸内洗浄経験が豊富で安全性が高いエステサロンを選択するようにしましょう

 

病院より安く、完全個室といったプライバシーへの配慮や落ち着く環境で行う事ができます。

 

自宅

実は腸内洗浄は自宅でも行うことができます。腸内洗浄キットなるものが通信販売で購入できるため、自宅のトイレで安く済ませられることが魅力です。

 

しかし腸内洗浄は大変リスクを伴う行為です。自宅で行う際は自己責任、という事を忘れないでください。

 

初めて腸内洗浄を受ける場所は、可能ならば医療機関で行うようにしましょう。

 

というのも、腸内洗浄は一度に大量の溶液を腸内に注入するため、持病や腸内環境によっては深刻な副作用をもたらすことも考えられるからです。

 

このため専門知識を持ち、不測の事態に対応できるような病院を選択することが望ましいといえます。

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腸内洗浄の嬉しい4つの効果

 

お腹の不調を感じている人は、腸内環境のバランスが乱れていることがほとんどです。

 

ここでは、腸内洗浄を行うことで期待される効果を見ていきます。

 

便秘の改善

頑固な便秘は腸内にある宿便や老廃物が悪玉菌を増殖させ、腸の動きを停滞させることが原因と言われています。

 

腸内洗浄によって宿便を出すことで、悪玉菌の数を減らし便秘の改善効果が期待されます。

 

ぽっこりお腹、臭いおならの改善

慢性的なお腹の張りで不快感が続く人、ぽっこりとした下腹部が気になる人はお腹の中に腐敗性のガスが溜まっているかもしれません。

 

特に臭いおならが出る人はその可能性が高いと言えるでしょう。

 

これらの特徴がある人は、お腹の中で悪玉菌が増殖して臭いおならの元になる腐敗ガスを作り出している事が原因です。

 

悪玉菌は腸内に残っている宿便や老廃物をエサとしますので、腸内洗浄で排出することで、上記の症状を改善する効果が期待されます。

 

美容やダイエット、健康増進効果

ダイエットをしていても中々効果が実感できない人、スキンケアをしても肌のくすみやニキビが改善しない人、慢性的な体調不良が続く人は腸内環境の悪化が原因かもしれません。

 

最新の研究では腸内環境は美容や健康、メンタルヘルスに大変密接に関わっているという事がわかってきました。

 

このことから、腸内を綺麗に保ち続けることが心身の健康を整え、病気になりにくい体を作ることができると言えます。

 

アレルギー体質改善

アレルギーは体の免疫機構の過剰反応が原因です。腸内の善玉菌は免疫細胞の過剰な反応を抑え、アレルギーの発生を抑える効果があるとされています。

 

また宿便や老廃物から発生する腐敗ガスは、腸壁から吸収され有害物質としてアレルギーを起こしやすくすると言われています。

 

腸内洗浄でこれらの有害物質を除去することで、アレルギー体質の改善につながると考えられています。

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腸内洗浄は短期間で体重が落ちるって本当?

 

腸内洗浄の後に体重を測ったら2~3kgも体重が落ちた、という人が少なくありません。

 

これは人間の体内にある「宿便」が排出されたことで、一時的な体重減少が起きていると考えられます。

 

宿便とは腸内に残っている便の事を指します。毎日健康的な排便習慣を持っている人でも1~2kg近い宿便はあると言われており、便秘がちならば5~6kg近い宿便があるようです。

 

この宿便を排出することで、一度に2~3kgの減量を行えているというわけです。

 

ただしこれらの効果は一時的なため、しばらくすると元に戻る人もいます。

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腸内洗浄と塩水洗浄は似て非なるもの

 

腸内洗浄というと、生理食塩水1Lを数十分で飲み干して排便を促す、ソルトウォーターバッシングという腸内洗浄方法が話題になったことがあります。

 

どちらも腸内洗浄ということで同じように考えてしまいますが、塩水洗浄は危険性が高くお勧めできません

 

塩分洗浄のやり方と危険性

塩水洗浄は水1Lに塩6~9gを溶かし込み、20分前後で飲み干す事で下痢を誘発するダイエット法です。

 

ソルトウォーターバッシングを推奨する所では、人間の体内浸透圧以上の食塩水は吸収されないため宿便を洗い流す効果があるとされています。

 

しかし実際はその逆で、水分というのは塩分が含まれる事で吸収されやすい性質があります。

 

スポーツドリンクなどに少量の塩分が添加されているのは、水分吸収効率を上げるためです。

 

このため塩水洗浄で飲んだ塩水は全てとは言い切れませんが、確実に体内に吸収されていると考えていいでしょう。

 

一度に大量の水を飲むことで内臓機能に様々な弊害が起こることが予想されます。

 

次に、塩分量の問題です。

 

厚生労働省が発表する塩分摂取量の目安は1日7~8gです。さらにWHO(世界保健機能)が提唱する塩分摂取量は1日5g未満となっています。

 

このことからわかるように、塩分洗浄で摂取する塩分量はあまりに多すぎるのです。

 

すべては吸収されないにしても、一度に6~9gもの塩分を摂取することは心臓と腎臓、その他の内臓器官に多大な負荷をかけます。

 

特に腎不全や慢性的な心機能・腎機能低下を診断されている人の中には生命の危険が及ぶ恐れもあります。これらの点からも安易に行ってはいけません。

 

以下に、血液中の塩分濃度が急激に増加した時の症状を示します。

✅ 意識障害、昏睡

✅ 興奮状態、錯乱

✅ 痙攣

✅ 吐き気、嘔吐

✅ 過呼吸

 

これらの症状が出現したら、ただちに病院を受診するようにしましょう。場合によっては緊急の処置が必要になることがあります。

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6つの食べ物で安心の腸内洗浄

 

ここからは、腸内環境を整える効果がある食品について見ていきましょう。

 

私たちのお腹の中には、腸の健康を保つ善玉菌と腸内環境を悪化させる悪玉菌が生息しています。

 

この二種類の菌は互いに勢力争いを繰り広げており、宿主である私たちの生活習慣によって、常に勢力分布(腸内フローラ)を変動させています。

 

すなわち善玉菌の腸内フローラが増えれば悪玉菌は減少し、その逆も起こりえるのです。

このことから、腸内環境を整えるためには

✅ 排便を促し悪玉菌の増殖を抑える

✅ 善玉菌を増やす

 

上記の二つがポイントになってきます。

 

この二つを達成するためには、食物繊維を進んで食べること、人体にとって有用菌と呼ばれる菌類を日頃から進んで摂取することが大事になってきます。

 

食物繊維は便の排出を助け、乳酸菌の餌として働きます。有用菌は悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を綺麗に保つ効果があります。

 

食物繊維を多く含む食品

食物繊維には2種類あります。水溶性食物繊維不溶性食物繊維です。

 

水溶性食物繊維は便を程よい固さに維持する効果と、善玉菌の餌として増殖を促す効果があります。

 

不溶性食物繊維は腸内の宿便や老廃物を絡めとり、便として排出する作用に優れています。理想的な摂取目安は不溶性:水溶性を2:1の割合で摂る事が望ましいとされています。

 

水溶性食物繊維を多く含む食品

✅ 海藻類

✅ にんじん、ゴボウ

✅ アボカド

✅ オクラ など

 

不溶性食物繊維を多く含む食品

✅ ゴボウ

✅ 菜の花

✅ たけのこ

✅ トウモロコシ

✅ アボカド

✅ イモ類

✅ キノコ類 などです。

 

有用菌を含む食品

私たちの身近に存在する有用菌には、発酵食品に含まれるビフィズス菌、乳酸菌、納豆菌、などが有名です。これらは全て善玉菌に分類されています。

 

ビフィズス菌は動物や人間の腸内に主に生息する菌で、腸内の糖分から乳酸と酢酸を作ります。

 

健康的な便の臭いがやや酸っぱいのは善玉菌であるビフィズス菌が多いという証拠です。

 

乳酸菌は糖分から乳酸を作る働きを持ち、ビフィズス菌の増殖を助ける菌です。

 

納豆菌は腸内で善玉菌の増殖を促進します。さらにタンパク質・でんぷん質の分解を助け、ビタミンBの生成、免疫機能の向上など様々な作用をもたらします。

 

また、これら有用菌のエサとなるオリゴ糖も合わせて取りたい食品の一つです。オリゴ糖は腸内でビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり増殖を促します。

 

ビフィズス菌を多く含む食品

✅ ヨーグルト

 

乳酸菌を多く含む食品

✅ ヨーグルトやチーズなどの乳製品

✅ 味噌

✅ キムチ

✅ ぬか漬け

✅ 麹

 

納豆菌を多く含む食品

✅ 納豆

 

オリゴ糖を多く含む食品

✅ きなこ

✅ 甜菜

✅ いんげん

✅ ごぼう

✅ エンドウ豆

✅ バナナなどの果物

✅ たまねぎ

✅ アスパラガス など

 

これらの食物を毎日の生活に取り入れ、健康的な腸を目指しましょう。

 

腸内洗浄と整腸作用の食品について見ていきました。

 

私たちの腸内環境は加齢と伴にバランスが崩れやすいとされています。

 

子供の頃は消化器症状と無縁だったという人でも、年を取って不調に悩まされるようになるのはこのためです。

 

日頃から腸にとって良い習慣を心がけ、腸内環境を整えていきましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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