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朝シャワーだけの生活はNG!【効果やメリットを詳しく解説】

<監修医師 豊田早苗>

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朝会社や学校に行く前に朝シャワーをされている方は多い事と思います。朝シャワーを浴びるとすっきり目が覚めて、気持ちの良い朝を過ごせますよね。

 

ですが、夜入浴をせずに朝シャワーだけで済ませる生活は良くありません。

 

そこで今回は朝シャワーのメリットや効果、夜入浴なしの朝シャワーだけのデメリット、さらに朝シャワーで注意しなければならないヒートショック等を解説いたします。

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実はメリットが多い朝シャワー

 

朝シャワーをするとすっきりしますよね。実は朝シャワーには、他にも様々なメリットがあります。

 

どのようなメリットがあるのか解説していきます。

 

自律神経を刺激する

自律神経には、交感神経副交感神経があります。睡眠時は副交感神経が主となっており、リラックスした状態です。

 

朝起きても眠気が抜けない方や日中元気が出ない方等は、朝シャワーをして自律神経に刺激を与える事で、副交感神経優位な状態から交感神経優位な状態に変わり、スッキリとした気持ちで活動を開始する事が出来ます。

 

代謝が高まる

寝ている間は体が動いていない為、体温が下がっています。朝シャワーを浴びる事によって、血行促進にもなり、体温も上がります。

 

そして代謝も高まる事により、胃液分泌も活発になり、ダイエットにも効果が期待出来ます。少し熱めのシャワーを浴びる事でカロリー消費にも繋がります。

 

水圧を利用してマッサージ

朝から肩こりや首、背中、腰等の筋肉のこりがひどくて辛い方もいらっしゃる事と思います。

 

朝シャワーで、シャワーを首や肩、腰や背中等の痛いところにシャワーの水圧を当てる事でシャワーマッサージをする事が出来ます。

 

体を清潔にする

私達は寝ている間にたくさんの寝汗をかきます。個人差はありますが、コップ1杯程の汗をかく方もいて、夏場は特にさらに汗をかきます。

 

起きた直後は寝汗や皮脂等で体が汚れていたり、汗臭さが残っていると思います。そのまま仕事に行くと気分がすっきりしなかったり、周りの目も気になりますよね。

 

そんな時に朝シャワーをする事で、体を清潔にして肌の調子も整える事が出来、すっきりとした気持ちで1日を始める事が出来るのです。

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朝シャワーは体臭予防など身だしなみに効果あり

 

朝シャワーは気になる体臭予防加齢臭の予防身だしなみにも効果的です。具体的にどのような効果があるのか解説していきます。

 

寝汗・加齢臭

先程も述べましたが、私達は寝ている間に500ml程、もしくはそれ以上の寝汗をかきます。

 

起きた直後は寝汗や皮脂が体にたくさんついている状態で、そのままにすると皮脂に含まれる脂肪酸が酸化して臭いが発生します。

 

朝シャワーを浴びる事で、それらを洗い流して体を清潔にする事が出来、汗の臭いや加齢臭等を予防する事が出来ます。

 

夜にシャワーを浴びている場合は、朝は汗で汚れた分だけ洗い流せば十分ですので、是非お試しください。

 

温浴効果

夜寝ている間は、体温が下がっています。朝シャワーを浴びる事で、血行促進をはかり、温浴効果も期待出来ます。

 

疲労回復効果や代謝を高める効果、血行促進効果、新陳代謝を高める効果など朝シャワーには、様々な効果があり、美肌への効果も期待出来ます。

 

薄毛予防

夜洗髪をしている場合には、朝シャワーでも洗髪をすると洗い過ぎで頭皮の皮脂腺が刺激を受けて、毛穴が詰まりやすくなる恐れがあります。

 

朝に洗髪する際には、すすぐ程度にとどめ、しっかりと髪の毛を乾かしてください。

 

朝は時間がない為、しっかりと乾かさない方が多いのですが、髪が濡れている状態のままだと雑菌が繁殖しやすくなり、さらに臭いやすくなってしまいます。

 

髪の毛は寝ている間に成長する為、夜に頭皮を清潔にして睡眠をとる事で、薄毛予防にも効果的です。

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夜入浴なしの朝シャワーだけのデメリットとは

 

ここまで朝シャワーのメリットや効果について解説してきました。ですが、朝シャワーだけで済ます事は良くありません。

 

ここでは夜に入浴せずに、朝だけシャワーを浴びる事で生じるデメリットについて解説いたします。

 

頭皮湿疹

朝は時間がない方も多く、急いでいるとシャンプーのすすぎ残しや洗い残しが多くなりやすく、それが頭皮湿疹の原因になります。

 

皮脂膜が薄くなる

頭皮は薄い皮脂膜で保護されていて、シャンプー後には一時的に流された状態になります。

 

そして数時間かけて新しい膜が作られるのですが、朝シャワーの場合には皮脂膜が洗い流された状態で外に出る事になってしまいます。

 

すると頭皮が紫外線の影響を直接受けてしまう事になるのです。紫外線は薄毛や抜け毛の原因にもなる為、シャンプーは夜にした方が良いです。

 

にきび・肌荒れ

夜に入浴をしないという事は、1日の汗や皮脂、汚れをそのままにして寝てしまうという事です。

 

体を清潔にしないまま就寝する事で、汗や皮脂が酸化して臭いの元となったり、雑菌の繁殖に繋がり、にきびや肌荒れの原因になります。

 

整髪料

また夜に入浴をしない事で、髪の毛に使用した整髪料やワックス等もついている状態で就寝する事になります。

 

そうすると日中にかいた汗と混ざって雑菌の繁殖に繋がったり、汚れや油分が毛穴に詰まる毛穴詰まりを起こしたりと、頭皮トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

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朝シャワーの温度差に要注意

 

朝シャワーを浴びる場合には、脱衣場等の温度差に注意しなければなりません。

 

寒暖差の大きい冬はもちろんですが、日頃入浴時に暖かい室内から寒い脱衣場や浴室に移動する事で、急激な温度変化を受けてしまい、血圧の大きな上下変動が起きます。

 

その血圧の大きな変動によって、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞も引き起こすヒートショックを引き起こす危険性があります。

 

起きた直後は体温が下がっている事も多く、水分も汗として出てしまい、不足している事も多い為、脱水症状も引き起こしやすく、よりヒートショックを引き起こしやすい状態になっている為、十分に注意しましょう。

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正しい朝シャワーの方法をマスターしよう

 

朝シャワーをする時の温度は41度程度、時間は5分以内の短時間にしてください。

 

さっと目を覚ましたい時には43度程度で2分だけ浴びてください。

 

43度は自律神経を刺激する温度の為、すっきりと目を覚ます事が出来ます。

 

またシャワーの水圧を当てる順番は、首の頸動脈から肩、そして背中から全身へと少しずつかけていってください。

 

朝は低血圧になりやすい方は起立する際に十分気をつけるようにしてください。

 

また髪の毛は夜に洗う事をお勧めしますが、朝寝癖等を整える為に浴びる場合には湯シャンという方法もあります。

 

湯シャンはシャンプーを使わずにお湯で洗い流す方法です。朝シャワーで血行促進、自律神経を整えて、活動的な1日を過ごしましょう。

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朝シャワーだけの生活はNG!夜入浴と組み合わせて健康に

 

夜に入浴をする事で、水圧で全身の滞ったリンパ液にも圧をかける事が出来、ポンプ効果により血行促進をはかり、血液粘度もさらさらにする事が出来ます。

 

また疲れた体を癒す為には、夜に41度以下でゆっくりとお風呂に浸かって休憩を取る事で、体温を高め、睡眠の質も高める事が出来ます。

 

半身浴等をする場合には朝ではなく、夜にするようにして、温かいタオルを肩に乗せて、のぼせ等には注意しながら入浴しましょう。

 

ゆっくりとリラックスする事によって、疲労回復効果にもなり、ストレス緩和にも効果的です。

 

朝はあくまでも短時間で目を覚ます程度に、寝ている間にかいた汗を流します。

 

また寝ている間にはたくさんの寝汗をかく為、寝る前にコップ1杯のお水を飲んで寝ると夜の脱水を防ぐ事が出来ます。

 

朝風呂等でのかけ湯は急激な血圧変化を引き起こしますので、かけ湯はしないようにし、温冷の温度差にも十分に注意しましょう。

 

夜の入浴はしっかりとゆっくり入って睡眠の質を高め、朝は短時間でのシャワーを浴びる事で自律神経を整えて活動的な日々を過ごしましょう。

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