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進化する電子タバコは本当に害はない?【フレーバーの種類も紹介】

<監修医師 まっちゃん>

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禁煙するために電子タバコを始めようと考えている方は多いのではないでしょうか。

 

一言で電子タバコと言っても、ニコチン入りの物から、フレーバーを楽しむ物まで色々な種類があります。中には自作のフレーバーを作ってしまう人もいるくらいです。

 

今回は電子タバコの種類と選び方、その危険性について見ていきましょう。

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タバコには色んな種類がある

 

タバコはナス科タバコ属の植物を乾燥して作られます。起源は16世紀以前のアメリカ大陸にあるとされ、大航海時代に初めて発見されてから世界的に普及するようになりました。

 

当時は儀礼用や高級嗜好品とされていましたが、徐々に庶民の生活にも取り入れられるようになると、喫煙の習慣が定着するようになっていきました。

 

当時のタバコの楽しみ方は、タバコの葉を燃やして煙を楽しむ「吸う」、タバコの葉を口の中でガムのように噛み続ける「噛む」、タバコを粉末状に加工して鼻につけたり吸い込んだりする「嗅ぐ」が主流でした。

 

しかし時代の流れとともにタバコの楽しみ方にも変化が生まれます。安く簡単にタバコを吸う方法から、ゆっくりと時間をかけて味と香りを楽しむ方法など用途によって様々な種類が選択されるようになりました。

 

紙巻タバコ(シガレット)

私達がタバコと聞いて、最初に思い浮かぶ形ではないでしょうか。

 

白く細長い形状をしており、先端に火をつけてフィルター越しに煙を楽しむタイプです。製法は、乾燥した葉タバコを細かく刻み、巻紙(シガレットペーパー)で包んで作られます。

 

最近ではニコチンやタールの吸入率を大幅に減らすフィルターや、香料をブレンドした紙巻きタバコも流通しています。

 

葉巻(シガー)

乾燥させた葉タバコを、そのまま巻いて作られるタバコです。

 

複数枚の葉タバコを組み合わせて巻かれた葉巻は、製法によって味や香り・外観が大きく異なります。吸い込むというよりも、煙をくゆらせて香りや味わいを楽しみます。

 

火をつけてから1本すべて燃焼するまでに、大きさによって異なりますが数分~数時間かかります。

 

葉巻を吸うには、シガーカッターシガーケースといった専用の道具が必要になってくるため、葉巻愛好家の中には専用の道具にこだわりを持つ人も多いようです。

 

パイプ

荒く刻まれた葉タバコを専用の器具に入れて喫煙します。他のタバコと違う点は、火の管理に少々慣れが必要という点です。

 

一度慣れてしまえば、口に咥えたまま自分のペースで香りや味を愉しむことができます。こちらも葉巻と同様に専用の道具を必要とします。

 

特にパイプは使い込まれていく度に独特の味わいが出るようになります。

 

キセル

細かく刻まれた葉タバコを火皿と呼ばれる部分に詰めて喫煙します。日本で最初に喫煙文化として広まった方法です。

 

日本独自の細く刻まれた葉タバコを使うため、軽く優しい味わいが特徴となります。

 

当時は喫煙を愉しむというよりも、キセルを持つ「粋」の文化を愉しんでいたと言われています。

 

水タバコ

刻んだ葉タバコに香料や糖蜜を練り込んだものを燃焼させ、水にくぐらせた煙を愉しみます。

 

水タバコは1回の燃焼時間が1時間程かかるため、複数人でお茶やお酒を飲みながらゆっくり楽しむ喫煙方法です。

 

日本ではあまり普及していませんが、中東圏では喫茶店などでよく見る光景になります。

 

無煙タバコ

無煙タバコには噛みタバコ嗅ぎタバコの2種類あります。噛み煙草は葉タバコを香料やハーブ、甘味料と混ぜて口に含んで香りと味を愉しむものです。

 

嗅ぎタバコは細かく砕いた葉タバコを直接鼻から吸引する方法と、歯茎と唇の間に挟んで香りを楽しむ方法があります。

 

タバコベイパー(加熱式電子タバコ、蒸気タバコ、T-vapor)

葉タバコを加熱して発生した「蒸気」を愉しむ方法です。分煙がマナーとして定着してきた近年になり、開発販売され人気商品となっています。

 

電子タバコと違う点は、葉タバコを使用しているため、タバコと同じように香りや味が楽しめるという点です。

 

普通のタバコと違い火を使わない事から、タールなどの有害物質による健康被害が減少すると言われています。

 

電子タバコ

葉タバコを使用せず、専用のリキッドを加熱して蒸気を愉しむ方法です。日本国内で販売されている電子タバコにはニコチンが含有されていません。

 

特に人気の電子タバコとして「ヴェイプ(VAPE)」が挙げられます。ヴェイプの特徴は何といっても数えきれない程のフレーバーの種類です。

 

通常のタバコ風のフレーバーからフルーツやスイーツ、エナジードリンク風の味わいを添加した種類もあるため、世界中の若者や女性に人気の電子タバコになっています。

 

日本でも少しずつ人気が出るようになってきました。

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電子タバコVAPEの構造はどうなってるの?

 

電子タバコVAPEは基本形として3種類の部分で構成されています。吸い口となるカートリッジ、リキッドを蒸気に変えるアドマイザー、そしてバッテリー部分です。

 

製品によってはカートリッジとアドマイザーが一体となっているタイプもあります。

 

カートリッジは吸い口となる部分です。フレーバーを入れるタンクがついているので、この部分に好きなフレーバーを入れて使う事になります。

 

フレーバーはアドマイザー内にあるコイルによって加熱され、液状から気体に変えられてカートリッジから噴霧されます。実際に使用するときは、この噴霧された蒸気をタバコのように吸います。

 

カートリッジとアドマイザーが一体となっているタイプでは、アドマイザーにフレーバータンクがついている事もあるので注意してください。

 

そして、これらの回路を支えるのがバッテリー部分です。説明書によっては、バッテリーと書かれていることもありますが、バッテリー構造を全て指してMODと表記されている事もあります。

 

ペン型の一体型MODと電池式のMODがあります。噴霧される霧の量はアドマイザーで調整することができますが、ミスト量を多くするとバッテリー消費が早くなります。

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加熱式電子タバコとVAPEの違いはニコチンなし

 

ここで加熱式電子タバコ電子タバコ(VAPE)の違いについて見ていきましょう。

 

どちらも「電子タバコ」という名称を含んでいますが、含まれる成分は違ってきます。

 

結論から言ってしまうと、二つの違いは「葉タバコ」を使っているか否かです。

 

加熱式電子タバコは葉タバコを熱する事で通常のタバコのように「ニコチン」を含む蒸気を発生させますが、通常のタバコより煙の中に含まれるタール量が少ないのが特徴です。

 

一方、電子タバコはフレーバーと呼ばれるリキッドを熱することで、ニコチンを含まない蒸気を作り出します。

 

二つを比べると、タバコ特有のニコチンが含まれるか、含まれないかが大きな違いとなっているのがわかるでしょう。

 

しかし海外ではニコチン入りのフレーバーが販売されています。つまり世界的には電子タバコも加熱式電子タバコもニコチンが含まれると考えるのが普通なのです。

 

なぜこんなややこしい事になっているかというと、日本国内では「ニコチン入りのリキッド販売」は許可されていないからです。

 

日本の薬事法では、ニコチン入りのリキッドは「医薬品」に分類されるため、一般の製造販売は固く禁止されています。このため日本国内ではニコチン無しのリキッドのみが販売されています。

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大流行!電子タバコの人気モデル8選

 

日本だけでなく、世界的にも喫煙マナーが求められる現代で、電子タバコは徐々に人気を広げています。

 

日本ではまだまだ流通しているとは言えませんが、大手の通販サイトでは人気モデルはなかなか手に入らないという事もあるようです。

 

ここでは、お勧めの電子タバコを人気順に見ていきます。

 

カートリッジタイプ

葉タバコが入ったカートリッジやスティックを加熱することで、ニコチン入りの煙を吸う事ができるタイプです。

 

1回の補充で数回~数十回吸う事ができ、吸い終わったらカートリッジやスティックを取り外し交換します。

 

✅ JT Ploom TECH(プルームテック)

カートリッジタイプの電子タバコの中でも、特にお勧めされるのがJT Ploom TECHです。

 

何より人気を集めている点が、吸い殻が無臭であること。これはタバコの葉を直接加熱しないことで可能となった技術のようです。

 

プルームテックはタバコカプセルを本体にセットして使用します。1カプセルあたり50回吸う事ができ、1回の充電で5カプセル分吸う事ができます。

 

電源のオンオフもわかりやすく、スタイリッシュなデザインから一番人気の商品となっています。

 

✅ iQOS

ヒートスティックと言われるタバコの形をしたカートリッジを差し込んで使います。ニコチンは含まれていますが、タールなどの有毒物質がほとんど含まれていないため通常のタバコより美味しいと感じる人が多いようです。

 

1回の充電で14回程吸う事ができ(約6分間)、副流煙がほとんど出ません。しかし吸い終わった後の吸い殻はタバコ特有の臭いがあるため、外で吸う時は携帯灰皿は必須になります。

 

リキッドタイプ

リキッドタイプの電子タバコは、ニコチンを含まない電子タバコになります。使い捨て式、カートリッジ式、リキッド補充の3タイプあります。

 

✅ VAPE STEEZ(使い捨て)

初めての人にお勧めなのが、使い捨て型電子タバコ「VAPE STEEZ」です。電子タバコに必須のメンテナンスや定期交換といった面倒なことが一切ありません

 

1箱5本入り、1本で500回吸う事ができます。フレーバーは葉巻、メンソール、セブンスター、バニラ、ココナッツの5種類です。

 

✅ VITAFUL(使い捨て)

女性におすすめの電子タバコがVITAFULです。カラフルな外見と、フルーツやスイーツのフレーバー、そして吸いながらビタミンを摂る事ができる使い捨て電子タバコになります。

 

煙の中にはビタミン6種類、コラーゲン、ヒアルロン酸などの16種類の成分が含有されています。

 

また本体も赤や黄色、緑、ブルーといった可愛らしい色が揃っています。こちらも1本あたり500回程吸う事ができます。

 

✅ FLEVO(カートリッジ式)

電子タバコに慣れてきた人で、メンテナンスやコイル交換などが面倒という人にお勧めの製品です。国内CMでも有名なDMMが発売している電子タバコになります。

 

一回の充電で約200回連続使用可能、カートリッジ1個で240回吸う事ができます。デザインもシンプルかつ凹凸のない構造をしているため、飽きにくいデザインと言えるでしょう。

 

✅ Aspire(リキッド補充型)

世界でも有数の電子タバコメーカーが発売しているキットです。電子タバコの歴史はまだまだ深くありませんが、Aspireは電子タバコ開発当初から製造に携わっていたとして、高い技術力や製品開発が注目されています。

 

ファンの中では煙の量、味において他に類を見ない電子タバコ「アトランティス」を発売した会社として有名です。

 

✅ WOLFTEETH(リキッド補充型)

電子タバコとしてはバッテリー容量が小さい方に分類されますが、それを補う程のスタイリッシュなデザインと充電のしやすさが特徴です。

 

一見すると普通のタバコと区別がつかない程にコンパクトな外見をしており、充電用のボックスは持ち運びに便利です。

 

スマートフォン程度の大きさのため、重苦しい電子タバコが苦手という人にお勧めです。

 

✅ Kamry(リキッド補充型)

電子タバコの中でも比較的リーズナブルで始めやすいと言われるシリーズになります。

 

カラーバリエーションも豊富で特に女性のお勧めと言われています。煙の量を調整する事もできますが、電子タバコに慣れてくるとやや物足りない印象を受けるようです。

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VAPEはフレーバーが豊富!お好みで自作も可能

 

電子タバコの中でもニコチンが含まれないVAPEですが、そのフレーバーの種類は驚くほどたくさんあります。

 

VAPE初心者の中にはどのフレーバーを選んでいいかわからない、という人もいるのではないでしょうか。

 

ここではフレーバーのおおまかな種類と選び方、自作フレーバーの作り方について紹介します。

 

フレーバーの種類と味の見分け方

まずはフレーバーの種類について見ていきましょう。フレーバーには大きく分けて以下の種類があります。

✅ タバコ系…タバコ風味

✅ フルーツ系…ストロベリー、グレープフルーツ、レモン、マンゴー、ラズベリー など

✅ スイーツ系…チョコレート、バニラ、アップルパイ、キャラメル、チーズケーキ など

✅ ドリンク系…コーラ、レッドブル、ドクターペッパー、コーヒー など

✅ ハーブ系…ミント、メンソール など

意外な物から、納得できる物までたくさんありますね。この中から選ぶように言われてもどれを選んでいいかわからず、目移りしてしまいます。

 

そこで注目してほしいのが、フレーバーに使われているベースリキッドの成分表示です。フレーバーの容器を細かく見てみると、「PG」「VG」このような表示がみられるはずです。

 

この「PG」と「VG」配合量を見る事で、煙の量、味、を予想することができます。

 

味、煙量を決めるのはPGと VG!

VAPEのフレーバーは「PG」と「VG」、そして「香料」の3種類を混ぜて作られています。「PG」と「VG」はそれぞれ特徴的な性質があります。

 

✅ PG(プロピレングリコール)―煙が少ないが、味が濃くなる

✅ VG(植物性グリセリン)-煙が多いが、味に甘みが出る

 

一般に販売されているフレーバーはVGが少し多めに配合されています(50~70%)。初心者の人で自分の好みがまだわからないという人は

 

✅ 味がしっかり「PG50%/VG50%」

✅ 煙が多め「PG30~40%/VG60~70%」

などがお勧めです。

 

自作フレーバーの作り方

ここからは慣れてきた人向けに、自作フレーバーの作り方を紹介します。

 

市販のフレーバーを混ぜて自分好みの1本を作っても良いですが、自分だけのオリジナルフレーバーを作るのも良いですね。

 

自作フレーバーに必要な物品一覧です。

 

✅ PG(プロピレングリコール)…薬局販売

✅ VG(植物性グリセリン)…薬局販売

✅ 好みのフレーバー…専門店で購入可能

✅ スポイト…100均でも可

✅ 遮光性ガラス瓶

✅ 使い捨てゴム手袋

✅ 目を守るゴーグルや安全眼鏡

 

PGは比較的腐りにくい素材ですが、VGは天然素材のためカビやすい素材です。自作フレーバーを作る時は、素手でリキッドに触れないよう手袋をつけて行うようにしましょう。

 

まずはPGとVGを好みの割合で配合します。混ざりにくいため、根気よくスポイトで混ぜてください。

 

PGとVGが混ざったら、好みのフレーバーを入れます。個人差があると思いますが、目安としてPGVGのベースに対して、フレーバーを20%程度加えると程よい香りになります。

 

必要に応じて量を調整するようにしましょう。

 

初めて作る時は、少量ずつ挑戦するようにしましょう。一度に大量に作って失敗してしまったら目も当てられません。ぜひ自分だけの1本を作ってみてください。

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ニコチンがない電子タバコは本当に害はないのか?

 

ここまで、電子タバコの利点と楽しみ方について見てきました。

 

確かに、電子タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれていませんし、(一部ニコチン含有のリキッドを除く)副流煙も少ないため、周囲の受動喫煙の心配がない画期的な喫煙方法です。

 

 

 

煙や味を愉しみながらも、タバコが持つ健康被害を最小限に抑えられると考える事ができます。

 

しかし本当に安全なのか?と聞かれると、大きく首を縦に振れないのも事実です。

 

というのも、電子タバコは誕生してからまだ日が浅く、実際の健康被害の事例や研究が十分に進んでいないのが現状です。

 

 

 

記憶に新しい発表では、電子タバコにおいて新型ホルムアルデヒドという発がん性物質を認めたという発表もありました。

 

しかし、この新型ホルムアルデヒドが体に与える影響についてはよくわかっていないのです。

 

また、フレーバーの説明でも触れたPGやVGといった薬品が体に与える影響もまだよくわかっていません。

 

 

 

PGは化粧品にも使われている薬剤ですが、PGを含む化粧品を使った人のうち、1割程度に皮膚炎などのアレルギー症状が出たという報告もあります

 

また電子タバコが原因となって火災事故が起こったという事例もあります。火を使わないはずの電子タバコですが、バッテリーが爆発することによって火災が発生してしまったのです。

 

 

 

別の事例では、電子タバコ喫煙中に爆発して火傷と歯を数本失った事例などもあります。これらは全て格安の電子タバコで起きた事例で、信用の低いメーカー製のものだったようです。

 

同様に非正規メーカー製のリキッドやフレーバーには、どんな薬品が使われているかわからないという不安があります。

 

 

 

電子タバコを購入する際は、必ず大手企業で信頼のおける製品を購入するように心がけましょう。

 

電子タバコの利点と楽しみ方、さらにその危険性について見ていきました。

 

 

 

一時は禁煙グッズの一つとして考えられていた電子タバコですが、今では独自の発展を遂げて普及を続けています。

 

確かに有害物質などは極力減らされていますが、未だ研究が進んでいない分野でもあります。

 

大人の嗜みとして、節度とマナーを守って喫煙するよう心がけてください。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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