過労の6つの症状はコレだ!【発熱や吐き気は前兆の始まりかも】
<監修医師 まっちゃん>
過労と聞くと仕事疲れなどによって起こるもので、寝れば何とかなる!なんておもっていませんか?
実は過労の症状の前兆として発熱や吐き気が起きて過労死…?なんてこともあります!今回は過労の症状とその前兆について説明していきます。
過労と疲労は違うのか?
過労と疲労って同じような言葉に思えますが、具体的には良く分かっていない方もいらっしゃると思います。
過労とは身心を損ねるほど働きすぎて疲れがたまっていることで、疲労が蓄積されたものを過労と解釈しても間違いではありませんが、過労は「過重労働」を短縮した言葉になります。
一方で疲労とは、体の疲れを現す言葉で、疲労を感じることで脳が体を休まそうと働きかけ、疲労を感じないと命を落とす危険もあります。また、疲労が蓄積することで、体の能力が下がってしまいます。
似たような症状に「熱疲労」があります。くわしくはこちらを見て参考にして下さい。
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過労とは体が疲れている状態で、脳が体を休ませようとしているにも関わらず疲れが蓄積されていて体力低下の著しい過重労働の状態であると言えます。
過労をセルフチェクしてみよう
過労はどんな物か分かったでしょうか?何気なく生活している毎日でも過労状態が続いている人は沢山いると思います。次に過労の度合いについてセルフチェックしてみましょう。
以下の11項目ある中で、今のあなたの状態がいくつ項目に当てはまるか数えてみてください。
✅ 週に60時間以上の労働をしている
✅ 月に50時間以上の残業を行っている
✅ 休日出勤が多い
✅ 労働時間が不規則
✅ 県外への出張などが多い
✅ 睡眠時間が6時間以下しか確保できない
✅ 「疲れた」という回数が多くなった
✅ 疲れて朝起きれなくなった
✅ 休日も睡眠ばかりである
✅ 腹痛や胸痛が増えた
✅ 夜中に目覚めることが多い
当てはまる項目はいくつありましたか?個数が多いほど過労の状態が酷いことが分かります。何気なく生活していても過労の状態は重くなってきますので注意してください。
休日に一気に睡眠を摂ると身体に悪影響を及ぼすこともあります。くわしくはこちらを参考にして下さい。
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過労の6つの症状はコレ!
めまい、痛み、出血、睡眠障害、胃腸の不調、眼精疲労、吐き気、発熱
めまい
ストレスの蓄積によってホルモンバランスが崩れてしまい、自律神経が乱れてめまいが起きるようになります。精神的に追い込まれている状態の為に休息を取る必要があります。
また、過労が原因で「メニエル病」を発症してしまう場合があります。メニエル病の症状として、動かずベッドに寝ていても起きるめまいや耳鳴り、難聴、炎症や他の異常などの症状があります。
難病に指定され、詳しい原因は判明していませんが、ストレスが関係しているといわれています。早期に発見することで治療する事ができるため、症状が現れたらすぐに病院へ行きましょう。
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痛み
頭痛や胃痛、関節痛、眼球の痛み、内臓の痛みなど体のいたるところに「痛み」が起きることがあります。特に、内臓系での痛みを感じることが多くなり、対処を行わないと他の疾患になってしまうこともあります。
出血
鼻血や血尿、吐血などが起きることがあります。体の内部で何かしらの炎症が起きている可能性があるので、出血が起きた場合はすぐに病院へ行きましょう。過労ではない場合も出血するということは、身体に異常がある事があるので注意してください。
睡眠不足
過労の人は疲労が蓄積している状態であるにも関わらず、夜になると眠れなくなるといった症状が発生することがあります。過労により感じているストレスにで、自律神経が乱れたことで「睡眠障害」が起きる可能性が高いです。
眠れなくなる以外にも、眠りが浅いことや悪夢にうなされる、寝付くのに時間がかかる、夜中に起きてしまうなどといった症状が現れます。
睡眠障害が起きてしまうと、症状は悪化する一方です。睡眠のトラブルが発生しだしたら要注意です。
胃腸症状
胃腸症状については上で紹介したように胃痛などの痛みも発生しますが、消化不良や食欲不振、喉がつかえる、胸焼けが発生するといった症状も起きます。ストレスや疲労によって、胃酸が過剰に分泌されることが原因です。
光がまぶしく感じる
パソコンを使って仕事を行う人が増えており、目に負担が多くかかっている人が増えてきています。
そのような方は、目の症状が過労のサインとして判断してください。いつも仕事で使っているパソコンの光が眩しく感じ始めたら注意しましょう。
それ以外に、街頭の明かりや太陽の光などを、いつもより眩しいと感じ始めたら注意してください。そのまま放置してしまうと、ドライアイなどの目のトラブルや視力の低下が現れることがあります。
目の筋肉を使うことで眼球を動かしているので、しっかりと休ませてあげる必要があるのです。眼精疲労になると、肩こりや頭痛などを引き起こしてしまうため、身体の状態はどんどん低下していく一方です。
眼精疲労の症状についてはこちらを参考にして下さい。
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過労の症状が起きる要因
精神的要因
これまでに説明したように、ストレスを感じることで自律神経が乱れてしまい、身体の不調が発生します。疲労を感じていないので、自分が過労であることに気づいていない人もいます。
さらに、精神的に負担が大きくなると、「うつ病」を発症させてしまう事もあります。精神的負担は自分では気が付きにくいので、身体の不調が現れ出したら注意してください。
肉体的要因
長時間の労働などによって、肉体的負担が大きくなり症状が現れます。遅くまでの残業や休日出勤などで、身体を休ませる時間を確保出来なくなってしまい、疲労が蓄積してしまうことが原因になります。
夜遅くまで働くことで、生活リズムが崩れやすくなってしまい、ホルモンバランスも乱れやすくなります。疲労が溜まっていると感じたら、無理をせずに身体を休ませましょう。
過労によって溜まった疲れやストレスなどは少しでも早く体から取り除いてあげるのが一番です。過労のサインが見られたら快眠に繋がる食べ物を食べて入浴をするなどをしてリラックスする事が一番です。免疫力を上げて身体機能の健康を維持していきましょう。
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