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顔が痛いしヒリヒリするのは病気?【14の原因を解説!】

<監修医師 まっちゃん>
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寝起きに顔が痛む、ふとした瞬間にズキっと痛みが走る、ズキズキする痛みがずっと続いている・・・顔の痛みと一言に言っても症状は様々です。

顔に痛みがあると、原因がわからなくて不安になりますよね。

 

実は、顔のどこが痛むかによって、筋肉、神経、ストレスなど原因が全く異なりますし、もしかしたら気づいていなかった病気のサインの可能性もあります。

あなたの顔の痛みやヒリヒリの原因は一体何なのでしょう。今回は、顔の痛みの14の原因について詳しく解説します。

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顔が痛い原因

 

それでは、まず顔が痛くなる原因のうち、普段の生活に関係のある5つの原因をまとめてみました。

 

ストレス

目の奥や目の周り、頬骨の周辺がむくむ、張り詰めた感じがする、痛みがあるという方は、精神的なストレスが原因の可能性があります。

直接的な原因は肩や首のコリです。ですが、肩こりがひどくなると体の他の部位も痛くなることがあります。

 

ストレスによって顔が痛くなるのはそのためです。ストレスによって顔が痛くなるのは、緊張しやすい方、集中力がある方、興奮しやすい方です。

このような人は、首や肩に力が入り過ぎてしまいます。神経が張り詰めている状態ですので、目の周りや痛みがある部分を冷やして興奮を抑えてあげてください。

 

姿勢

仕事場などで常に同じ姿勢で座っていませんか?同じ姿勢ばかり取っている方や、姿勢の悪い方も、首や肩が凝りやすくなり、その痛みが顔に出ることがあります。

 

肩こりが顔に現れる時は、痛みだけでなくむくみも見られます。体重はそんなに重たくないのにフェイスラインが丸くなってきたと感じたら、肩こりが影響しているかもしれません。

肩周りをしっかりと動かすと同時に、リンパマッサージなどで老廃物をしっかり流してあげるようにしましょう。

 

食べ物

普段の食生活が顔の痛みの原因になることがあります。たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどしっかりとバランスよく取ることが体調を整える近道です。

特に、ビタミンB1が不足すると神経細胞が影響を受けます。顔のむくみや痛みが起こるのは、このためです。

 

ビタミンB1は豚肉、昆布、大豆、うなぎなどに豊富に含まれています。

豚肉や大豆は疲労回復に効果がありますので、ぜひ普段の食事に積極的に取り入れてみてください。

ミネラルに関してはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
ミネラル不足の症状はコレ!【食べ物は何が良いの?】

 

風邪

風邪の原因となる病原菌が顔の痛みを引き起こすこともあります。もし、鼻水や鼻づまりと一緒に頬やおでこ付近が痛む場合は、病原菌が副鼻腔に入り込み、副鼻腔炎を起こしている可能性があります。

 

虫歯

もし、顔の痛みが頬や顎の片側のみに起こっているなら、それは虫歯が原因かもしれません。

虫歯の中には、歯の症状があまり現れないのに頬や顎の痛みが引き起こされるものがあります。上顎の奥歯の虫歯には特に注意が必要です。

 

この歯は副鼻腔に近いため、虫歯菌が歯の根から出て副鼻腔に入り込み、副鼻腔炎を起こすこともあります。

そして顔の痛み、頭痛、それに悪臭のする鼻水が喉へ流れてしまいます。

【関連記事】
鼻水が喉に流れる【後鼻漏症候群の症状や5つの治療法で解消!】

 

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顔が痛いしヒリヒリする時の原因

 

もし、顔が痛いというより肌がヒリヒリする、という場合は、何らかの原因で「敏感肌」になってしまっている可能性があります。

敏感肌になると、皮膚の角質層が薄くなっているため、皮膚の水分量が減り、肌が乾燥します。

 

皮膚の角質層が薄くなると、水分量だけでなく、肌を保護する働きが弱くなります。

そうすると、通常の皮膚では何ともないような外部からの刺激にも皮膚が過敏に反応してしまい、炎症が起こったり、ヒリヒリとした痛みを感じるようになります。

 

敏感肌になってしまったら、まず保湿をするようにしましょう。そして、皮膚の角質層が健康的な厚さを取り戻すまで、新陳代謝を促しながら待つことになります。

 

顔が痛い時に考えられる病気

 

顔が痛いのは、もしかしたら病気のサインかもしれません。それぞれ痛む場所や症状が異なりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹とは、皮膚に発疹ができる病気で、痛みを伴います。発疹ができる前に、肌にピリピリと違和感を感じます。

その後赤い発疹ができ、2、3日すると水ぶくれになります。人によっては眠れないほど痛みが強いことがあり、熱が出ることもあります。

 

帯状疱疹は、顔や体の右側または左側、どちらかだけに症状が現れることがほとんどです。

帯状疱疹の原因は水ぼうそうのウイルスです。水ぼうそうウイルスは、口唇ヘルペスなどを引き起こすヘルペスウイルスの一種です。

 

水ぼうそうにかかったことのある大人の方でも、免疫が弱まってきて再び感染することがあると考えられています。

このウイルスは神経に感染するので、強い、刺すような痛みを生じたり、軽い神経麻痺の状態(触った時に皮膚の上にもう一枚皮が付いているような感覚)を引き起こします。

【関連記事】
帯状疱疹の初期症状一覧!かゆみはこの治療法がおススメ!

 

副鼻腔炎・蓄膿症・花粉症

副鼻腔炎、蓄膿症、花粉症、アレルギーなどが原因で、副鼻腔に炎症が起こったり膿がたまったりすると、顔に痛みが出ます。

これらの病気が原因の場合は、顔の前の方の頬、目の奥や周囲がズキズキと痛くなります

 

その他、副鼻腔炎が起こっている場所によっては、眉間やおでこの奥が痛いと感じます。

副鼻腔炎の原因は風邪だけではありません。アトピーの方で、咳や鼻水、鼻づまりが長引く場合は、副鼻腔炎の可能性があります。

 

さらに、鼻が詰まったまま飛行機に乗ると、気圧の変化によって副鼻腔炎が誘発されることがあります。飛行機に乗った時に顔が痛いと感じる方がいるのはこのためです。

副鼻腔炎は、鼻炎と症状が良く似ていますが、ネバネバした鼻水、熱、歯痛、頭痛など、鼻以外にも症状が現れるのが特徴です。

 

副鼻腔炎や蓄膿症は、放置していると鼻汁がのどに流れ込み、慢性の咽頭炎、気管支炎、胃腸障害を発症してしまう可能性があります。鼻の周りに違和感を感じたらすぐに病院に行くようにしてください。

蓄膿症についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
蓄膿症の頭痛が治らない。緩和する3つの方法!

 

顎関節症

顎の関節や、頬、こめかみなどに痛みがある場合は、顎関節症が原因の顔の痛みかもしれません。

顎関節症は、顎関節の異常によって、顎や顎周りに痛みが生じる疾患です。特に若い女性によく見られます。

 

また、口が開けづらい、口を開いたり閉じたりするときにカクカクと音がなる、などの症状もあります。

慢性化しやすい病気ですが、約8割の方は治療により改善が見られていますので、もし顎関節症が疑われたら早めに治療を始めましょう。

【関連記事】
顎関節症の簡単な治し方!えっ自宅で治せるの?

 

舌咽神経痛(ぜついんしんけいつう)

もし、物を噛んだり飲み込んだりするときに、喉や舌の半分、耳などに痛みが起き、その痛みが数秒〜数分続く、という場合は、舌咽神経痛かもしれません。

 

舌咽神経とは、喉、舌の後ろ3分の1から耳にかけての部分の感覚を担っている神経の名前です。

 

舌咽神経痛はこの神経が何らかの理由で圧迫されて引き起こされる痛みです。神経を圧迫するのは、血管の腫れや頚椎の歪みなどが原因です。

症状がひどい場合には、手術をして神経を圧迫している血管の場所を移します。

 

三叉神経痛(さんさしんけいつう)

もし、突発的に顔に痛みが出て、数秒〜数十秒続く、という場合は三叉神経痛の可能性があります。

強い痛みがビリビリと走るのが特徴です。数分も痛みが続くようなものは別の病気を疑います。

 

日常の様々な動作で痛みが誘発されてしまいます。例えば食事をしている時、洗顔、髭剃り、お化粧などをしている時に痛みが走ります。

このような鋭い痛みが生じるのは、顔の広範囲を覆う三叉神経が蛇行した血管によって圧迫されるからです。

治療は、まず抗てんかん薬で様子を見ますが、症状が重い場合は外科的手術や放射線療法を行います。

 

非定型性顔面痛

舌咽神経痛や三叉神経痛とは異なり、原因のわからない顔の痛みを非定型性顔面痛と言います。

顔が持続的に疼き痛みを感じるのですが、病院などで原因が特定できない時にこの病名がつけられます。

 

ストレスを感じている方や、うつ病、自律神経失調症の患者さんに見られることが多いため、心因性とも考えられています。

非定型性顔面痛は、抗てんかん薬や抗うつ剤を飲むことで症状が改善することが多いため、投薬治療で様子を見ていきます。

 

心因性顔面痛

もし、イライラしたり、ストレスを強く感じた時に顔が痛くなるようなら、それは心因性顔面痛です。

病院で診てもらっても異常が見られないことがほとんどです。心因性顔面痛の原因となるのは、食生活の乱れ、喫煙、飲酒、睡眠不足、そしてストレスです。

 

その他、ヒステリーや精神不安を感じやすい方がなりやすい疾患です。

できるだけ、ストレスの原因から離れ、心を落ち着かせられる環境に身を置いて、精神的に安定することが重要です。

 

上顎洞(じょうがくどう)がん

顔の痛みの原因は、がんの可能性もあります。上顎洞(じょうがくどう)とは、4つある副鼻腔のうちの一つで、鼻の横から奥に広がっている大きな空洞のことをいいます。

ちょうど目の下の頬の部分にある空洞の名前です。上顎洞がんはとても珍しいがんですが、がんが小さいうちは自覚症状が少なく、気づきにくいのが厄介なところです。

 

もし、片頰の頬に痛みが出たり、顔が腫れてきたりした場合は上顎洞がんの可能性もありますので、早めに医療機関に相談することをお勧めします。

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顔が痛い時は何科を受診すべきか

 

さて、それでは顔が痛い時には何科を受診するべきなのでしょうか。今までお伝えしたように、顔の痛みの原因は多岐にわたります。

そのため、自分の症状とあった診察科を選ぶことが重要です。

 

また、医師によって、顔の痛みの治療を得意とする人とそうでない人がいます。

そのため、予め電話などで治療の可否を確認してから受診するようにしてください。

 

耳鼻科

耳鼻科で治療できるのは以下のような病気・症状です。

 

1. 三叉神経痛

2. 上顎がん

3. 副鼻腔炎

4. 蓄膿症

5. 花粉症

 

耳鼻咽頭科

耳鼻咽頭科で治療できるのは次のような病気・症状です。

 

1. 三叉神経痛

2. 上顎がん

3. 副鼻腔炎

4. 蓄膿症

5. 花粉症

6. 顔面外傷

7. 顔面神経麻痺

 

脳神経外科

神経に原因があると思われる場合は、脳神経外科を受診するのがオススメです。

1. 三叉神経痛

2. 舌咽神経痛

3. 顎関節周囲の筋肉や筋膜からくる痛み

4. 自律神経による顔面痛

5. 非定型顔面痛

6. 顔面けいれん

7. 原因不明の痛み

 

ペインクリニック(麻酔科)

神経が原因の疾患の中には、外科的手術よりも痛みを抑えて治療した方が良い場合もあります。その場合はペインクリニック(麻酔科)で治療を受けましょう。

 

1. 三叉神経痛

2. 非定形生顔面痛

3. 舌咽神経痛

4. 顔面神経麻痺

5. 帯状疱疹

 

口腔外科

口腔外科も、顔の痛みの治療を行ってくれます。

 

1. 顎関節症

2. 三叉神経痛

3. 舌咽神経痛

4. 帯状疱疹(後)神経痛

 

まとめ

しるし   

今回は、顔の痛みやヒリヒリに焦点を当ててお伝えしました。いかがでしたか?

顔に痛みがあると表情も作りにくく、なんだか沈んだ気分になってしまいますよね。顔の痛みの原因は実に様々です。

 

もし今顔に痛みがある場合は、「いつ痛みが起こるか」「どのような痛みか」「どのくらい持続するか」をしっかりと把握し、医師に伝えるようにすると診断や治療がスムーズです。

ぜひ、今回の記事を治療にお役立ていただき、笑顔を取り戻してください。

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