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風邪がしんどい..【眠れない時の対処法や睡眠薬の服用について】

<監修医師 ドクターTST>
朝 

風邪を引いて寝たいのに、発熱や咳、鼻水などの症状でなかなか寝付けない事ってありますよね。

睡眠を取って休息する事は風邪の治りを良くする事にも繋がりますが、眠れないと風邪も治りが遅くなってしまいがちです。

今回は風邪によって眠れない場合の原因や対処法についてご紹介していきます

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風邪で眠れない・・・その理由

 

風邪で眠れない時の主な原因とは何でしょうか。

 

関節痛

風邪を引くと発熱し、それと同時に関節痛が現れます。

風邪を引いた時には白血球がウイルスから身体を守る為に、サイトカインと言う物質を出します。

 

サイトカインの過剰分泌は内臓の機能不全の原因になりますので、それを防ぐためにPGE2という物質が分泌されます。これによりサイトカインの過剰な分泌を防ぎます。

この時の作用として体内で発熱を引き起こすと共に、関節痛が起こります。

【関連記事】
風邪や熱で関節痛が出る原因と対処法を徹底解説!

 

寝すぎて眠れない

風邪の回復の為には、寝て休息を取る事が大切とされています。

しかしながら普段私達が寝るのは夜に約6~8時間で、日中も休んでいると寝すぎて目が冴える事もあります。また風邪の回復期の段階では、体力も回復してきています。体力が回復している時こそ眠れない事は多いのです

 

ここで無理をしてもまた風邪をぶり返す可能性がありますので、眠れなくても目を閉じて横になる事を心がけましょう。横になって目を閉じるだけでも睡眠時に近い心身の回復効果が期待できます。

 

頭痛が酷い

風邪の際には酷い頭痛に見舞われる事もあります。これは風邪による病原菌と戦うために発熱する事で、血管が拡張して押し広げられた血管に神経が刺激される為と言われています

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風邪で頭痛い!この治し方ですぐに解決!

 

咳が酷い

空気が乾燥する冬などには、喉風邪の感染が多く見られます。特に普通の風邪よりもインフルエンザによる咳は、なかなか咳が止まらない事もあります。

 

咳が酷いと目が覚めてしまう事もしばしばあります。

 

鼻水が酷い

風邪の時に鼻水や痰が出る事で、呼吸が妨げられて息が出来ずになかなか寝付けなかったり、目が覚める事があります。

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風邪で眠れない時の対処法

 

風邪で眠れない時の原因をお話ししましたが、対処法をご紹介しましょう。

 

関節痛で眠れない場合には薬の服用とアロマオイルを使用する。

関節痛が酷い場合には関節痛に効く風邪薬もあるようですので、かかりつけの医師に相談してみるのも一つの方法です。注意したいのは関節痛が酷いからと言って、風邪薬と他の薬を安易に併用するのは辞めましょう

 

また痛みが辛い時はアロマオイルを併用するのも良いです。特にペパーミントやラベンダーなどのアロマオイルには鎮静作用や精神的な効果があるとされており、足湯をしたり関節痛のある場所に塗布するのも関節痛が楽になる可能性があります。

 

寝すぎて眠れない時には「トリプトファン」が含まれる食べ物を摂取する。

風邪を引いて食欲がない時にはおかゆを作って食べる事も多いでしょう。

 

卵入りのかゆというのは消化に良いだけではなく、実は精神を安定させて快眠な睡眠に導く「セロトニン」という物質を作る元となる「トリプトファン」という必須アミノ酸を多く含んでいます。

 

他にも魚や肉にもトリプトファンは多く含まれていますが、風邪の際には胃腸が弱っている事も多いのでなるべく消化の良い物から摂る事をおすすめします

 

他にもバナナや大豆などにもトリプトファンが多く含まれます。大豆が元の豆腐やネギ、卵などの入ったうどんやおやつにバナナといった食事も風邪の時は良いとされています。

 

トリプトファンは摂取してから効果が現れるまで時間がかかりますので、午前中やお昼などに食べる事がベストでしょう。

風邪をひいたときにおすすめの食べ物についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
風邪で食欲ないときはコノ食べ物が正解【子供にも安心なレシピ】

 

頭痛で眠れない際にはとにかく寝る。

風邪薬には頭痛にも効くものがあります。頭痛が酷い場合には風邪薬を処方してくれた医師に相談し、処方してもらうのも良いでしょう。

とにかく風邪の回復が優先になりますので、寝て回復に努めましょう

 

咳が酷くて眠れない場合にはハーブティやはちみつを取り入れる。

カモミールティーは風邪の際には最適な飲み物です。その理由としてカモミールティーはリラックス効果や胃の粘膜を修復、更には鼻づまりや冷え性を改善してくれる効果があります。

 

また温かいハーブティーを飲む事で身体も温まりますし、水分をきちんと補給しつつも余分な水分や老廃物を排出してくれる効果が期待できます

更にはちみつをプラスする事で、咳を鎮める効果も期待できます。

 

お風呂に入って身体を温める。

熱が38度以上の時には風邪が悪化する可能性もあるので、入浴は避けた方が良いですが、微熱程度であればお風呂に入る事でリラックス効果が高められ、身体が温められる事で眠りやすくなります。お風呂の後には水分をしっかりと補給するようにしましょう。

 

風邪をひいたときのお風呂の入り方についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
風邪のときお風呂に入らない方が良い?【この入り方なら安心です】

 

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風邪の時の睡眠薬の服用について

 

風邪の時に様々な原因で眠れない事があるということをお話ししてきましたが、眠れない際に「睡眠薬」を服用しても良いのでしょうか。

 

睡眠薬の服用について

普段から不眠症などによって睡眠薬を服用している方がいるでしょう。風邪を引いた時には風邪薬を服用しますが、その際に睡眠薬を併用しても良いのかという事をお話ししましょう。

結論としては併用することは「危険」です。その理由については次項にてお話しします。

 

風邪薬と睡眠薬の併用はなぜ危険なのか

風邪薬には粘膜の炎症を抑える作用として眠くなる成分が含まれているものがあります。風邪薬と睡眠薬を服用する事で、作用を強めてしまう恐れがある為、併用は危険とされています。

 

風邪の際に風邪薬を処方してもらう時、医師に睡眠薬を服用している事を伝えてから風邪薬を処方してもらうようにすると良いでしょう。安易に自己判断で併用しないようにしましょう

 

風邪で眠れないと、身体も辛いですよね。無理に眠ろうとしなくても横になるだけでも、心身の回復は期待できます。無理をせず、休養を取り、早めに休む事を心がけましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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