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風邪で起こる筋肉痛の6つの原因!【簡単な治し方はコレ!】

<監修医師 田中 恵文>
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急激な強い運動や筋力トレーニングをしたわけでもないのに、風邪をひいた時にも筋肉痛は起こります。筋肉を酷使する運動で筋肉痛は当然なので何の不思議も感じません。

風邪をひいて筋肉痛が起きることはしばしばありますが、どうしてそうなるのかと問われると即答するのは難しいですね。

 

市販の風邪薬の効果効能には発熱や倦怠感・頭痛に悪寒などが記載されています。関節痛が載っているものもありますがなぜか筋肉痛が見当たらないというものが結構あるのです。

風邪と筋肉痛の関係を知れば、その筋肉痛の治し方もおのずと理解できます。

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風邪で起こる筋肉痛の原因

 

運動後に筋肉痛が起こる原因は科学的に未解明なのです。運動により筋肉の損傷が起きて痛みが発生するという説、運動時に体内で発生する乳酸の作用だという説などがあります。

 

運動による筋肉痛のメカニズムが未解明だという事実にはちょっと驚きですね。しかしその一方、筋肉痛は風邪が原因で起こるということは明らかにされています。運動による筋肉痛とは最も無縁な生活をしている気がする風邪で寝ている姿、思い出しながら見ていきましょう。

 

筋肉痛を起こす風邪様症状を起こすのはウイルスや細菌が原因ですが、それらにはいろいろな種類があります。

 

ライノウイルス

鼻風邪のウイルスとでも言えるウイルスでしょう。いわゆる「普通の感冒」のウイルスで、100種類を超える血清型があるためそれに対応するワクチンの開発は絶望的なのです。成人の風邪の約半数はこのライノウイルスが原因です。

 

「ライノ」とはギリシア語で「鼻」を意味する言葉に由来するもので、一般的には鼻や咽などの上気道炎を起こしますがあまり熱は高くならないことが多いウイルスです。

【関連記事】
ライノウイルスの6つの症状や治療方法【こんな人は要注意!】

 

アデノウイルス

アデノウイルスはライノウイルスと並んで「風邪症候群」の主要原因になっています。「アデノ」とは扁桃腺やリンパ節という意味で咽頭結膜熱を起こします。夏のインフルエンザとも呼ばれ、子供がかかることが多いプール熱や結膜炎が有名です。

 

特徴は38度以上の熱が出て、ひどいとそれが1週間ほど下がらないということです。子供だけではなく成人がかかることもあるので注意が必要ですね。飛沫感染し、アルコールでは消毒できませんが次亜塩素酸(ハイターなどの漂白剤)を薄めて拭き取るようにしましょう。

 

エンテロウイルス

感染しても無症状なことも多いエンテロウイルスは腸管内で増殖するため「腸管ウイルス」とも呼ばれます。子供の手足口病やヘルパンギーナを起こしますが、新生児が感染すると無菌性髄膜炎などを起こして死亡する例があります。

 

風邪のような症状が一番多いものの重度になると肺炎や呼吸困難を起こすこともあります。近年では原因不明で発熱を伴う麻痺症状が子供に広がり、調査したところ原因がこのエンテロウイルスだったことも判明しています。

 

インフルエンザ

おなじみのインフルエンザは筋肉痛の原因として一番に思い浮かぶのではないでしょうか。普通の風邪とは違い38度以上の高熱と倦怠感・関節痛などの全身症状が強く早期に現れるのが特徴です。

 

流行期に風邪をひいて「筋肉痛かな・・・」という感じがしたら急いで医療機関を受診しましょう。流行期前のワクチン接種もするようにこころがけましょう。

 

細菌

溶連菌感染症は幼児から小学生が好発年齢で、ペニシリン系の抗生物質を服用することで治癒する細菌による感染症です。冬季が主な流行期で咽頭炎や扁桃腺炎・とびひを起こします。

 

舌にブツブツと発疹ができるイチゴ舌という特徴的な症状があります。大人が感染すると40度程度の熱が1週間続いたりすることもあります。

 

猩紅熱という全身の皮膚に発疹ができる症状が発現することもあり、治療が遅れると菌血症や劇症型連鎖球菌感染症などを起こすことも知られています。

 

また、抗生物質で治癒するものの、処方通りにきちんと服用しないと回復が遅れて腎炎やリウマチ熱・紫斑病などに変化することがあるので注意が必要です。

 

病原体

マイコプラズマという名前はご存知でしょう。これはマイコプラズマ肺炎の病原体で、細菌に分類される、一般的な細菌よりも小さく、ウイルスよりも大きい微生物です。

38度以上の発熱と乾いた咳を伴う肺炎が主な症状ですが消化器にも変調をきたすことがあります。

 

子供に多いと思われがちですが、咳や咽の熱が長期間続く場合には大人でもこのマイコプラズマを疑います。血液検査でマイコプラズマに感染しているかどうかは判明します。

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風邪を引くと筋肉痛になる理由

 

風邪様症状で筋肉痛になる理由は何でしょうか。一般的には高熱が出ると全身の関節が痛くなるというのは有名ですね。筋肉痛も同じです。

 

でもなぜ高熱が出ると筋肉痛?身体の何がどうなるから筋肉痛?の謎を解いていきましょう。

 

ウイルス防衛機能

ウイルスは熱に弱いという特徴があります。ウイルスや細菌が体内に侵入しても、健康体ならばくしゃみや鼻水・咳をするだけで追い出すことができます。

 

侵入してきた時、異物として追い出せないような不健康な状態だったり体力的に弱っていたりすると熱が出ます。これは身体全身がウイルスなどを身体の中で処理しなければならなくなるために発熱するという、もともと人間に備わった機能なのです。

 

身体に痛みや炎症を起こすことで熱を上げ、もともと熱に弱いウイルスや細菌を殺すのです。

 

免疫細胞(リンパ球)

免疫は白血球が担当し、白血球の構成細胞としては顆粒球・マクロファージ・リンパ球などが挙げられます。

中でもリンパ球は疾患から身体を守るという免疫機能の中心的な役割を持っています。

 

身体を丈夫にするには筋肉をつけるのが早道です。筋肉量が多い人ほど免疫力が高く、平熱も高いというのが理由です。風邪をひくとリンパ球がウイルスを破壊しますが、筋肉を増やすとリンパ球が増えるというわけではないのです。

 

風邪や肺炎などにかかると体内では筋肉が分解されてグルタミンを発生させます。グルタミンはリンパ球を活性化させるものなので、巡り巡って筋肉量が増えるとグルタミンが増えてリンパ球が増えて風邪などを抑える能力が上がるということなのです。

 

それを逆にみると筋肉痛になる理由が見えてきます。リンパ球を増やすのはウイルスや細菌に対抗するために筋肉が分解されるため、だから筋肉痛が発生するのです。

なお、風邪の期間中の筋トレはとても危険です。くわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
風邪で筋トレすると危険な2つの理由【グルタミンで予防しよう】

 

交感神経と副交感神経

異常を察知した身体は免疫機能をフル活用しますが、その時副交感神経を優位にすることで体温を上げるのです。筋肉痛が起きるのは筋肉を使う時、これは交感神経が優位な時です。

 

高熱が出てきた時に鳥肌が立つほどの悪寒を感じたことがありませんか?これこそが筋肉痛が起きる交感神経優位な状態、立毛筋(りつもうきん)が働いているのです。

 

優位だった交感神経が今度は筋肉や身体を休めるようにと副交感神経とスイッチするのです。スイッチすることにより身体が痛くてだるい・熱があるから横になって休もうと、休息をとることを身体自体が重視するようになって病気などを回復させるために力を使えるようになるのです。

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筋肉痛の簡単な治し方

 

それでなくても風邪で身体がだるいのに筋肉痛まで出たのでは、精神的にも打撃です。早くその筋肉痛を治せる方法を解説します。

 

休養

十分な休養が一番大切です。その中でも睡眠をとるということが肝心です。睡眠は百薬にも勝ります。眠ることで副交感神経が活発になると免疫力が活性化されます。

風邪を早く治すことと筋肉痛を改善させることは同じことなのです。

 

入浴

全身をお湯に浸けることで筋肉を和らげることができます。関節痛も出ている時には骨盤を温めることで全身の関節も緩みます。

 

この時、ふくらはぎを下から上へさすると全身の血行が良くなるのでおすすめです。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって体の芯から温めるように入浴することが大切です。

体力を消耗してまた熱がぶり返さないように、長湯と湯冷めは厳禁です。

 

食事

筋肉痛が起きるほどの風邪では胃腸も弱ります。なるべくお腹にやさしいメニューで栄養を摂るようにしたいですね。早く回復するために体力をつけたくても、お肉や揚げ物は消化に悪いので避けましょう。

 

たまごスープやうどん・野菜を軟らかく煮たスープなどを薄味に仕上げましょう。熱がある時はゼリーなどものど越しが良いので食べてみると良いですね。

また意外な食べ物も風邪に効果がありますので、参考にして下さい。

【関連記事】
風邪にカレーが効く理由!【3つの気を付けるポイント】

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