O脚の治し方全集!【この簡単な方法を試してみて!】
<監修柔道整復師 りんご>
こんにちは。今回は「脚」の事をお話しさせていただきますね。季節も夏本番となり、足の露出も多くなる時期ですよね。しかし、こんなお悩み・・お持ちではないでしょうか?
「脚を出すのがイヤ・・だって、O脚気味だから・・」
モデルさん迄とは言いませんが、「すら~っ」と伸びた脚、憧れますよね。という事で、今日は「簡単な方法」で少しでもO脚から脱却する為の方法を一緒に考えてみませんか?
しかし、「O脚」といっても大きくわけて「先天性」と「後天性」のものに分かれます。「先天性」の場合は「手術」によって治す事が多いといいます。今回は、「後天性」のものに的を絞ってお話しを進めましょう。
O脚の原因
そもそも、「O脚」ってなんだろう?と調べてみました。O脚とは内反膝(ないはんしつ)とも言い、足をそろえて立った時に両膝の関節の間が開いてしまう状態を「O脚」と呼んでいます。
なぜ、O脚になってしまったの?
原因としては次の事柄があるようです。
✅ 先天性によるもの・・・怪我によるもの、くる病等の疾患によるもの
✅ 生活習慣によるもの・・・
・骨盤のゆがみ→姿勢が悪いのでは?
・外反母趾、偏平足、反張膝(はんちょうひざ)→歩き方に問題?
外反母趾についてくわしくはこちらを参考にして下さい。
【関連記事】
外反母趾の治し方全集!【簡単に出来る裏技とは?】
O脚の種類は大きくわけて3つ
では、「O脚」って1つなの?それとも何種類かあるのかしら?
O脚の種類
次にあげるのが「O脚の種類」になります。
1. O脚
→太もも、膝、ふくらはぎ、くるぶしのどれか一か所でも離れた状態。
典型的なO脚で生活習慣(後天的)が原因で発生する事が多いと言われます。
2. X脚
→O脚の一つです。直立したときに両足の膝がつき、膝から下が八の字に開いてしまいます。膝の重心が外に集中してしまうので、靴の内側が減りやすくなります。
3. XO脚
→名前の通り、O脚とX脚の組み合わせでその他に、膝はつくけど膝下と太ももがあいてしまう。
注意!
俗にいわれる「がにまた」。よくO脚と混合されがちですが、実は違うのです。がにまたとO脚の簡単な見分け方としては次の事柄があります。
✅ O脚→膝頭が内側を向いている
これは、大腿骨が内側にねじれている事で骨盤が開いてしまいお尻が大きめ見えます。
✅ がにまた→膝頭が外側をむいている
O脚とは逆に大腿骨が外側にねじれてしまった状態なので骨盤が閉じ、お尻も小さめに見えます。
では次に、この「O脚」を少しでも治す方法考えてみますね。
O脚の3つの治し方
治し方といっても難し方法ではイヤになってしまいますよね。なるべく日常生活に負担のないような方法を調べてみました。
トレーニング編
TVをみながら、お風呂上りに、オヤスミ前に。ちょっとの時間を利用してお家で手軽にストレッチをしてみましょう。
《ぱったんぱったんストレッチ》
1. 床に脚を前に投げ出して座りましょう。
*膝が曲がらないようにしっかり伸ばしてくださいね。
2. 次に、ゆっくりと息を「フー」と吐きながら手を伸ばし腰から「ぱったん」と折り曲げます。
*この時、背中が丸くなってはいけませんよ。
*指先がつま先に届く事をイメージしながら伸ばしてください。
*「痛い!」と思った所でストップしてくださいね。
3. 最後にゆっくりと体を起こして元の姿勢にもどしましょう。
*この時、呼吸は鼻からゆっくり行います。
★1~3のストレッチを1セットとして、1日3~4回ほど繰り返しましょう
[POINT]
*ストレッチは毎日続ける事が最も大切です。無理のないペースで進めましょう。
*お風呂上りや就寝前等の体が温まっている時は筋肉がほぐれているのでより効果が表れやすくなります。
治療編(カイロプラクティック)
自分でやると怠けちゃうかも・・・と思われる方。では、カイロプラクティックを試してみませんか?治療編では、カイロプラクティックでどうやって治療するの?という疑問を調べてみました。
✅ 主に脚の関節の歪みを矯正する。
✅ 大腿骨の歪みを矯正する。
✅ 硬くなった筋肉をほぐす。
すなわち、筋肉の緊張や加齢・骨盤や関節が歪んでしまった事によるといったような症例に対し施術を行っていただけます。
骨盤の歪みについてはこちらを参考にして下さい。
【関連記事】
骨盤後傾の2つの原因【この改善法やストレッチを試してみて!】
日常編(日常生活の中でちょっと意識してみましょう)
~椅子にかける場合~
では、まずは「悪い椅子の座り方」をご紹介しましょう
✅ 重心の負荷が一点に集まるような座り方・・NG
✅ 脚をひらいて足首を交差させる・・NG
✅ 脚を組んで座る・・・NG
上記に書いた仕草はいづれも骨盤の歪みを引き起こしO脚の原因となります。むしろ、悪化させる要因になるのです。
椅子に座る行動は毎日の事です。体の重心が一か所へ集中するような座り方は望ましくないのです。
では「望ましい椅子の座り方」とは・・
✅ 椅子に座り床についた足首の角度が90度になる。(高さが調整できる場合は調整してみましょう)
✅ 背筋をしっかり伸ばし、両足と両膝をそろえて座るの望ましい。
どうですか?出来そうですか?椅子に座るの事は日常的な行動です。少しづ慣れていくのがよろしいのでないでしょうか?
~歩き方~
歩く。毎日歩きますね。この行動でもO脚を改善する方法はありました。普段の歩き方とちょっと比べてみませんか?
◎正しい歩き方
✅ つま先を正面に向ける。(この時太ももを内側に締めるような感じで歩くのがポイントです)
✅ 踵から着地する。(体重をつま先に移動して親指の付け根で後ろに地面を蹴る感じです。その時、注意しなければならないのが「土踏まず」で外側を蹴らないようにする事)
どうですか?今度歩いている他の方の歩き方をちょっと見てください。意外とつま先を外側にむけて歩いている方が多いかもしれません。これだと、上半身が後ろに傾き腰にも負担がかかってしまうんですね。
最初はどうしても意識が強すぎて歩きにくいかもしれませんね。ですが、継続は力なり。この歩き方を毎日する事で自然と正しい姿勢になってゆくのです。
さて、最後に「姿勢」特に立ち姿に気を付けてみましょう。
~たち姿~
人を待っている時、電車を待っている時、エレベーターに乗っている時等私たちは立ち止まっている姿がよく日常生活であります。
では、この「たち姿」これにもO脚改善になる「姿勢」をご案内しましょう。じつは、改善方法としてあげられるのは次の1つなのです。
✅ まっすぐに立つときには、必ず足先を揃えて立ちます。
簡単すぎますか?ですが、これだけでも立派にO脚の矯正・予防になるのです。
もしも、足先を揃えるのが「ん~ちょっとキツイかな・・」と思われるようでしたら、最初はほんの少しだけ足先を広げて立つようにしてみましょう。常に気を付けて、ゆっくりと習慣づけていきましょう。
しかし、足先を広げるというのは「がにまた」になります。O脚の原因になりますので注意が必要です。
食事でO脚改善のお手伝い
最後になりましたが、最後は「食事」です。食事も毎日の事ですよね。食事ではどのような事にポイントをおけばよいのか探ってみましょう。
五大栄養素をバランス良く摂取するべし
五大栄養素とは何かご記憶でしょうか?
✅ 糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル
これらを五大栄養素といいます。又、中でも日常摂取量の多いものを三大栄養素といって、糖質・脂質・たんぱく質があげられます。これらの食品をバランスよく摂取するのば望ましいのです。
そして、この他に大切なのが・・「カルシウム」
O脚は、膝や骨盤が歪んで症状が出てきます。O脚を改善する為には丈夫な骨を育てる事も重要になってくるのです。
では、このカルシウムを多く摂取できる食品をあげてみました。
✅ 牛乳コップ1杯(200㏄)→220ミリグラム
✅ ヨーグルト1カップ(100㏄)→120ミリグラム ✅ 大根(50グラム)→50ミリグラム ✅ 小松菜(100グラム)→160ミリグラム ✅ モロヘイヤ(50グラム)→130ミリグラム ✅ シシャモ1匹(50グラム)→160ミリグラム ✅ いわし1匹(50グラム)→290ミリグラム ✅ しらす(20グラム)→40ミリグラム |
いかがでしょうか?しかしこれらの食品を毎日摂取するのは大変難しと思います。
これらの栄養素には吸収率というものがあり体内に取り込まれる際に食品に含まれる量をまるごと吸収されるわけではないのです。
例えば、いわし1匹を摂取したとしても上記にある290ミリグラムのカルシウムが体内に吸収されることではありません。この吸収率というのは食品によって差があります。
ちなみに次の順で吸収率が高まります。【乳製品⇒小魚⇒野菜】の順です。
それぞれの食べ物の効能についてくわしくはこちらを参考にして下さい。
【関連記事】
牛乳の効果や効能に驚き!【胸や身長への影響は本当?】
上手な摂取方法は?
ではどのような摂取の仕方がいいのでしょうか?簡単にまとめてみました。
✅ やはり、基本は「乳製品」
*カルシウムを上手く摂取するためには、「乳製品」(特に牛乳)を毎日飲む事飲む事です。コップ1杯の牛乳を1日1回でも十分です。
✅ 小魚や野菜を献立に加えましょう。
*先ほど、ご案内した大根、小松菜などちょっとしたおかずに加えてませんか?特にお勧めは「おみそ汁」それこそ、具材からでた栄養素を丸ごと吸収できますね。あと、「お味噌」にもカルシウムは含まれていますよ。
✅ 一緒にビタミンDの摂取もお忘れなく。
*ビタミンDはカルシウムの吸収率を高め骨の成長を助ける栄養素です。ぜひ食事に入れてください。ビタミンDを多く含む食品としては以下のものがあります。
・サンマ、サバ、ブリ、しいたけ、まいたけ、乾燥きくらげ
また、食事の後には日光にあたる習慣をつけると一層よいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?出来るだけ簡単にO脚を改善できる方法をご案内いたいしましたが、やはり「継続は力なり」という事に尽きるのではないでしょうか。
日々の少しづつの簡単な自分の行動がいつしか「O脚からの脱却」に繋がっていくと思います。それぞれ、個人差があるのでご自身のペースで進められる事をお勧めいたします。
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