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斜視の原因はストレス?【治し方も詳しく解説していきます!】

<監修視能訓練士 kenkensanta>
目

正面を向いたときに、どちらかの眼球が外側か内側、もしくは上下にずれている。それが斜視です。斜視の原因とはいったい何なのでしょうか。

斜視の原因がストレスにあるのか、またその治し方についても詳しく解説していきたいと思います。

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斜視の4つの種類

 

片目が内側にずれる「内斜視」、外側にずれる「外斜視」、上下にずれる「上下斜視」があります。俗に、ロンパリと呼ばれたりします。子供の頃に発症するものと、後天的に発症するものがあります。

 

軽度なら治療を必要としないものもありますが、成長すると斜視があることで容姿や見た目が気になり、コンプレックスを抱えてしまう方もいるようです。

 

先天性内斜視

先天性内斜視が発症する年齢は生後1ヶ月後から6ヶ月の間となっています。

乳幼児の斜視については、早い段階で治療を始める方が良いので、気になる症状が見られる場合は専門医に相談しましょう。

 

後天内斜視

後天内斜視は、生後6ヶ月以降に発症します。後天内斜視には基礎型内斜視、調節性内斜視、周期内斜視、急性内斜視に分けられます。

 

間歇性外斜視

間歇性外斜視は最も多く見られる斜視の症状です。常時ではなく、時々目が片方ずれるものを言います。

 

1~2歳の頃に発症することが多いのですが、常にずれているわけではないので気づかれにくいようです。

 

恒常性外斜視

恒常性外斜視は、視力の低下などにより片目が使われなくなった結果、常に外斜視になっている症状を言います。年齢にかかわらず発症します。

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こんな見え方ある時は斜視の疑い

 

人間の目はオートフォーカスのような仕組みになっています。二つの目で一つの対象をそれぞれ違う角度から見ることにより、立体感や遠近感を出しているのです。ところが、この機能に異常が起きると斜視や視力の低下につながります。

 

ものが二重に見える症状を複視といいますが、片目を隠した時に二重に見える状態を片眼性複視、片目ずつでは正常に見えるのに両目だと二重に見えてしまうものを両眼性複視と言います。

 

斜視は片目を使ってものを見てしまうので、視点が合わない、視界がぼけやるなどの症状が起こります。このような症状に気づいたら眼科を受診しましょう。

 

斜視の原因!ストレスが関係してる?

 

目の神経・筋肉の異常

眼球を動かす外眼筋に異常があると目の位置がずれるため、両目で正しくものを見ることができなくなります。また、外眼筋を動かす神経の異常により眼筋バランスが崩れて斜視になります。

加齢により、外眼筋が衰えて斜視が悪化することもあります。

 

遠視・近視

小児の遠視は調節性内斜視の原因になります。目は近いものを見るときに、自動的にピントを合わせることができます。

このピント調節に従って両目の眼球が内側に寄るのですが、遠視だと近くを見るときに調節の力が過剰に働いてしまい、目が内側に寄る内斜視になるのです。

 

成人してからの斜視は近視が原因で起こることがあります。これは、近くにあるものをよく見るために、水晶体の調節を必要以上にしてしまい、眼筋全体を緊張させることにより寄り目になることが原因です。

 

両眼視の異常

遺伝や脳の一部のわずかな異常により両眼視がうまくできず、斜視になることがあります。通常、左右の目は別々な映像をとらえ、統合してひとつの映像として処理しますが、この映像処理を行う機能が正しく働かなくなると斜視になるのです。

 

脳・全身の病気

病気やけがにより、片方の目が使われなくなった結果、斜視になってしまうこともあります。また、脳梗塞や脳出血などの脳の病気、甲状腺機能の異常や糖尿病、動脈硬化やうつが斜視の原因となることもあります。

脳出血の前兆についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
脳出血の前兆チェック!頭や目の異変に【要注意】

 

ストレス

大人になってから斜視になることの原因に、ストレスが関係しているようです。PCやゲーム、スマホの使いすぎなど、長時間画面を凝視し続けることは目の筋肉や神経に大きな負担をかけることになり、内斜視を招く原因となります。

長時間のやり過ぎは目だけでなく肩こりなどの原因にもなるので、こまめな休息をとることが大切です。

 

また、夜間や長時間の車の運転も目の神経や筋肉を酷使することになるため、斜視のある方は適度なタイミングで休憩を取るようにすると良いでしょう。

スマホの使いすぎにより生じるデメリットについてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
スマホ老眼を簡単チェック!【対策と予防法もわかりやすく解説】

 

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斜視の治療法

 

斜視の治療には、まず検査をする必要があります。検査をした上で、どのような治療が必要か判断することになります。

間歇性外斜視など、一時的なもので日常生活にあまり支障のない程度であれば、治療をせずに様子をみることもあります。

 

コンタクトレンズ・めがね

斜視の原因となる遠視を矯正することにより、正常に両眼で見えるように調整します。片側の弱視を矯正し、両眼視の訓練をするためにある程度の期間めがねをかけなければなりません。調節性内斜視に有効な治療法です。

 

アトロピン点眼

視力が良い方の目だけにアトロピンを点眼して片眼だけぼやけさせます。すると、必然的に弱視になっている方の目をたくさん使わなければならなくなるので、弱視の訓練になり斜視の治療につながります。

 

外科的手術

斜視の角度が固定した場合や、恒常性斜視の場合は手術をして治療することになります。手術には前転術と後転術があります。

 

伸びてしまった外側の外眼筋を短く切り、眼球の前方に付けかえる術式を前転術と言います。内側に強く引っ張っているほうの外眼筋を眼球から切り離し、後方に付けかえる方法を後転術と言います。

手術することが一番完治へ近づく方法ですが、100%の完治は難しいようで、再発してしまうこともあるようです。

 

斜視になる原因を自ら招いてしまうこともあることがわかりました。現代ではPC・スマホなどはなくてはならないものですが、目を酷使しすぎないよう使い方に注意したいものです。

 

その他の眼精疲労による症状の改善方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
眼精疲労の症状チェック!こうやって解消してみて!

 

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