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喉のやけどは危険な症状を引き起こす!【3つの治療法も解説】

<監修医師 吉野 聖奈>
喉

大好きな餃子にかぶり付いたら中から熱い肉汁が出てきてびっくり!ということ、よくありますよね。

テイクアウトのカフェラテを飲むときは恐る恐る飲んでいる・・・という方もいるのではないでしょうか。

 

このように熱い飲み物や食べ物を食べた時になりやすい喉のやけどですが、実はもっと危険な症状を引き起こすこともあるのです!

今回は、喉のやけどの原因と症状、やけどによって引き起こされる病気、そしてやけどをしてしまった時の対処法について詳しくお伝えします。

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喉がやけどする原因と症状

では、まず喉をやけどする原因を大きく3つに分けて説明します。

 

熱すぎる飲み物や食べ物の飲食-食道熱傷

熱い飲み物や食べ物を食べると口の中や舌先をやけどすることがありますよね。同様に、熱い食べ物で喉をやけどすることがあります。

「あれ、喉の奥に違和感があるな・・・」と風邪かと思い病院に行ったらやけどだった、ということも。

 

熱い飲み物や食べ物にはくれぐれも注意してください。

 

飲み物の場合、フタ付きのテイクアウト用のカップに入ったものは熱さがわかりにくくやけどしやすくなっています。

食べ物では、表面を焼いたり揚げたりしてあって、中にとろりとした熱いものが入っている料理は要注意です。

 

例えば、たこ焼き、小籠包、グラタン、カニクリームコロッケ、春巻き、チーズフォンデュ、お餅などでやけどする人が多くいます。

 

もう一つ気を付けたいのが、赤ちゃんの喉のやけどです。

母乳をやめて粉ミルクにした直後など、熱さの加減がわからず、熱いままのミルクを与えてしまって赤ちゃんがやけどしてしまうことがあります。

赤ちゃんが口の中をやけどしたら、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

 

熱すぎる空気が生じる状況での呼吸-気道熱傷

喉のやけどは、飲み物や食べ物だけが原因ではありません。火災や有毒のガスを吸い込んだ時にもやけどが生じます。

このように、高温の水蒸気を吸い込んで引き起こされるやけどを気道熱傷と言います。

 

食道の痛みよりやや遅れて気道は痛み出します。気道が腫れてしまうと、ヒューヒューと呼吸音が大きくなるのが特徴です。

気道熱傷は気管支や肺にも影響を及ぼしますので、早めに病院を受診するようにしてください。

 

薬物の誤嚥による化学やけど

もう一つの原因は、薬物が原因の化学やけどです。

 

このやけどは、洗剤などの薬物の誤飲、ボタン電池の誤嚥(ごえん)、そして例としては少ないですが、歯の治療時の医療事故などで起こります。

化学やけどを引き起こす薬品の例を挙げますと、

✅ カーバッテリー酸

✅  清掃用製品

✅  漂白剤

✅  アンモニア

✅  義歯洗浄剤

✅ 歯のホワイトニング製品

✅ プールの塩素化製品

があります。

化学やけどの症状は、原因物質によって様々です。ですが、薬品に触れた部分の皮膚が腫れ上がり、水ぶくれが生じて皮がむけることがほとんどです。

 

生石灰を飲み込んでしまった場合を除いて、うがいなどで洗い流した後すぐに病院で診察を受けてください。その時に、何を飲み込んだのかしっかり確認してから病院に行きましょう。

 

たばこでも喉をやけどする

たばこの煙を喉で吸うような吸いかたをすると、低温やけどとアルカリやけどで痛めてしまいます。

喫煙する方で喉が痛かったりイガイガする方はたばこの煙が原因で喉を痛めているかもしれませんので要注意です。

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喉のやけどは4つの病気の引き金になる

 

喉のやけどは軽傷であれば数日で治癒します。

ですが、やけどの状態によっては、気づかないうちに重大な病気の原因となる可能性があることをご存知でしたか?

喉のやけどが引き金になる4つの病気について説明します。

 

食道や胃の炎症

口の中や舌先をやけどすると、口内炎ができることがあります。

同じように、喉をやけどするような熱い飲み物や食べ物を食べた場合、食道や胃に炎症を起こすことがあります。

特に、食道や胃には口の中とは違い、痛みや熱さを感じる知覚神経が少ないため、粘膜がダメージを受けていても気付きにくいのです。

 

熱い料理は美味しいですが、食べる時は十分冷やしてから口の中に入れるようにしてくださいね。

 

食道がん・胃がん

喉のやけどは、食道がんや胃がんの原因となることがあります。

 

日本人の食道がんは、扁平上皮がんが90%と最も多くなっています。扁平上皮がんとは、臓器の内側の粘膜や組織から発生する、偏平な形をしたがん細胞が原因の主要です。

 

この食道がんは、食道粘膜へ強い刺激の食べ物が接触することによって発生します。刺激の強い食べ物とは、火傷を起こすような熱い飲み物や食べ物、そして辛い食べ物などです。

 

がんは一朝一夕でできるものではありませんが、熱すぎるものや辛い食べ物を繰り返し食べている、という方は注意してください。

 

気道熱傷の時は一酸化炭素中毒や呼吸困難に注意

熱いものが原因となる食道熱傷とは違って、気道熱傷の時は全く別の症状が引き起こされます。

 

気道熱傷の場合は、空気の通り道(気道)がやけどを負います。

そのため、このやけどが重症化すると、ゆっくりと気道がむくみ、24時間後に呼吸困難に陥ることがあります。

 

火事が原因で、気道熱傷を追うほどの熱を吸い込んだ場合、煙も一緒に吸い込んでいる可能性が非常に高いです。

物が燃える際の煙には、一酸化炭素やシアン化合物など、体にとって有毒な物質が含まれています。

 

特に一酸化炭素は、酸素を運ぶヘモグロビンと結合して、酸素欠乏状態を招きます。これを一酸化中毒と言いますが、頭痛、吐き気、眠気、錯乱などの症状が特徴です。

ひどい場合には意識障害や意識消失を引き起こし、あまりに高濃度の一酸化炭素を吸い込むと命を落とす危険性もあります。

 

火事で煙を吸い込んだという場合は、一酸化炭素中毒や遅れてやってくる呼吸困難にも十分注意しましょう。

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喉のやけどの治療法

 

喉をやけどした場合の対処方法もしっかり押さえておきましょう。ここでは、応急処置の方法と病院を受診する目安をお伝えします。

 

応急処置はまず冷やすこと

喉をやけどした場合の応急処置は、皮膚をやけどした場合と同じで、よく水で冷やすことです。

方法は2つあります。

1.水を飲む

慌てずに、冷水をゆっくり飲んで患部を冷やしましょう。水泡ができると完治までに時間がかかってしまいますので、しっかりと冷やしてください。

2.口に氷を含む

水を飲むのが辛い場合は、氷を口に含んで、体温で溶かしながら喉を冷やすのもおすすめです。

 

やけど治癒中の注意事項

よく患部を冷やした後は、1〜2日、炎症が治るまで様子を見ましょう。

喉のやけどは、体の外側のやけどの約2倍の速度で治ります。そのため、軽症であれば数日で自然に治癒します。

その間、次の2つのポイントを守るようにしてください。

 

1.喉を乾燥させない

マスクなどで口の中が乾燥するのを防ぎましょう。

喉を乾燥させるとやけどの治りが悪くなり、細菌やウイルスに感染しやすくなってしまいます。

 

2.はちみつで喉を保護する

はちみつをお湯に溶かして飲むと、喉を保護してくれるのでおすすめです。

また、消炎・鎮痛効果のあるうがい薬で喉を洗うと喉を清潔に保ちながら痛みを緩和してくれます。トローチも消炎・殺菌・消毒効果があるので喉をやけどした時に効果的です。

もし痛みがひどい場合は、鎮痛剤を飲むようにしてください。うがい薬がない場合は生理食塩水でも大丈夫です。

 

症状がひどい場合は病院へ

もし、次のような症状が現れた場合は、より重いやけどを追っている可能性があります。辛い症状がある場合は放置せずに病院へ行きましょう。

✅ 2日以上痛みが取れない

✅ 息苦しい

✅ 食べ物が食べられない

✅ 飲み物がしみる

診療科は、内科や小児科だと詳しく喉の状態を見ることができないところもあるので、耳鼻科や消化器内科を受診してください

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喉をやけどした時の食事

 

喉をやけどした時に取るべき食事、避けるべき食事について解説します。

 

喉に優しいものを食べる

喉をやけどした時は、喉の粘膜が炎症を起こしています。

そのため、できるだけ粘膜を傷付けないで飲み込めるものが望ましいです。

 

ポイントは、柔らかいもの、冷たいもの、刺激のないものを食べるようにすることです。

 

例えば、ゼリー、プリン、ヨーグルト、バナナ、アイスクリーム、ケーキなどの甘いデザート類。

砂糖は鎮痛効果があるので、喉が痛む時は甘いものを食べましょう。

あるいは、玉子豆腐、冷奴、冷やしそうめん、とろろ、はんぺんなど喉ごしのいいものを選びましょう。

 

刺激のあるものは避ける

言わずもがなですが、喉にやけどがあるときは刺激のあるものは厳禁です。

熱い食事や、熱いコーヒーや紅茶はもちろん、唐辛子など辛味のあるスパイス類、せんべいなどの硬い食品、そしてレモンや酢などの酸っぱいものも避けましょう。

 

まとめ

しるし   

今回は、喉のやけどと、やけどが引き起こす危険な症状についてお伝えしました。

喉のやけどが食道や胃の炎症やがんを引き起こす可能性があるので、たかがやけどと思わず普段から十分注意するようにしてください。

 

特に、熱いものを食べることが多い冬の季節は喉のやけどを起こしやすいです。

やけどが軽ければ、数日で完治しますが、もし痛みがひどかったり違和感がある場合は、早めに病院で診察を受けるようにしてください。

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