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外耳炎の症状一覧!【3つの治し方や市販薬を紹介します!】

<監修医師 豊田早苗|監修看護婦 ジビ子>
耳

中耳炎ならよく耳にしますが外耳炎とはどんな病気なのでしょうか。中耳と外耳と言われると、耳でも外側の方に炎症か何かができるのだろう程度のことしか思いつきませんね。

 

耳は耳介(じかい)で音を集めて外耳道(がいじどう)で音を共鳴させて中耳(ちゅうじ)に伝えます。外耳の奥にある鼓膜を振動させることで音が中耳に伝わるのです。

 

耳介は皮膚と軟骨で形成されていて、外耳道の外側3分の1は耳介から続いている軟骨です。奥の3分の2は骨でできていて、このことを外耳炎と中耳炎の鑑別に利用します。

今回はそんな外耳炎の症状や治し方を分かりやすく解説します。

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外耳炎の原因

 

外耳炎は外耳の皮膚に入り込んだ細菌が炎症を起こすものです。要するに皮膚炎なのです。外耳道炎とも呼ばれることがある外耳炎の原因を見ていきましょう。

 

耳に傷が付いた

一番多い原因は耳に傷が付くということです。習慣的に耳かきをしていませんか?耳掃除のやりすぎは耳に傷をつけやすいのです。強く掻きすぎると外耳にキズが付き、そこから細菌感染が起こります。

 

耳垢を放置したくない気持ちはわかりますが、キズを付けるほど掻いては本末転倒です。

 

刺激物?

ヘアスプレーやヘアカラーなどの整髪料は結構な刺激物です。外耳道に入ると外耳炎を起こす原因になることがあります。水泳の時に耳に水が入って慌てたことがありませんか?

 

強すぎない程度にトントンと体をゆすって水を排出するようにして水抜きをしますが、プールの水も繰り返し耳に入ると、外耳道の酸性度低下が起こり、外耳炎の原因になります

 

真菌

細菌にもいろいろと種類がありますし、常在菌もあれば他所から入ってくる菌もあります。真菌はいわゆるカビで外耳道で繁殖するとしつこい外耳炎の原因になります。

 

熱を出して体が弱ったり、病気で免疫力が落ちたりしていると繫殖しやすくなります。

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外耳炎の症状

 

「眠れないほど痛い」「かゆみがひどすぎて何も手に付かない」など外耳炎の症状は様々なようです。タイプによって症状が違います。

 

急性限局性外耳炎(耳せつ)

耳垢や皮脂の出る腺から細菌感染を起こし、うみの塊が入り口付近にできます。激しい痛みは頭頂部にも達する頭痛や歯痛のように感じることもあります。

 

ひどくなると悪寒に発熱・リンパ節の腫れも発生することがあり、腫れがひどすぎて外耳道の内側が閉じてしまってものが聞こえにくくなることもあります。耳たぶを引っ張ったり口を大きく開閉する(顎関節を動かす)と痛みが増幅します。

1週間程度で自然に膿が出て回復することもありますが、ひどい場合は耳鼻科で切開することになります。

 

外耳道湿疹

中耳炎の耳だれの刺激や耳掃除などの刺激で外耳道の皮膚に湿疹ができます。強いかゆみが初めに発生し、徐々に耳たぶや外耳道入り口が赤く腫れてくるのが特徴です。

びらんや耳だれが発生して、時期を経ると皮膚の角質が「フケ」のようにはがれる落屑が見られるようになります。

 

びまん性外耳炎

外耳道骨部というかなり奥の方にまで炎症が及びます。急性限局性外耳炎・外耳道湿疹・中耳炎によって出る「耳漏(じろう)」の後に発生します。

 

耳漏とは漿液性・粘液性・膿性・血性・粘液膿性など様々な様態の液体が耳から流れ出る状態です。外耳道は腫れあがり、灼熱感・発熱やリンパ節の腫脹が発生し口が開かなくなったり脳神経にまで影響を及ぼす場合があります。

 

外耳道真菌症

傷ついた外耳道に真菌が感染して起こります。真菌の塊が膜になって外耳道骨部や鼓膜などにぴったり密着してしまいます。激しいかゆみに痛み・耳だれと耳閉感(耳が塞がった感じ)が起こりますが、難聴を起こすこともあるので注意が必要です。

 

外耳道真菌症の原因としてひとつ注意が必要なのは、思い付きで使用した抗菌剤やステロイド剤によるものです。素人判断せずに耳鼻科へ行くことが肝心です。

 

悪性外耳道炎

感染症が外耳道にとどまらず、頭蓋骨にまで及ぶ状態です。糖尿病やガン・HIVなどの免疫力が低下する疾患を持っている場合になりやすい外耳炎です。

 

糖尿病患者の中でも特に高齢者が緑膿菌由来の外耳道炎にり患すると、側頭骨から頭蓋骨まで壊死してしまうことがあります。耳の炎症から骨膜炎や髄膜炎などを併発して命に係わることもあるのです。

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外耳炎の治し方

 

知ってしまうと怖い外耳炎ですが、適切な治療さえすればよいのです。耳鼻科を受診するのか、または自分で治せるのかなどについて見ていきましょう。

 

放置しても自然治癒

外耳炎の原因として一番多いのは耳の触りすぎや刺激物ですね。耳を必要以上に触りすぎない・シャンプーや整髪料が耳に入らないようにするなどが予防にもなりますし悪化させない方法でもあります。

 

耳掃除をし過ぎたりしないようにすることで外耳道の分泌物や傾いた酸性度も正常値に戻ります。それによって耳だれや痛みなども自然に治ります。

 

ある程度気にする必要はありますが、放っておいても軽い外耳炎なら治ります。ただし、3日以上たっても症状が変わらない場合には耳鼻科を受診しましょう。

 

耳鼻科での処置

耳鼻科に行って最初にする処置は吸引器と脱脂綿で分泌物(耳だれですね)を外耳道から排出することです。急性限局性外耳炎などで外耳道を狭めている場合などはこれだけでも耳の聞こえが復旧して楽になります。

 

分泌物が排出出来たら消毒して抗生剤・副腎皮質ステロイドなどの軟膏処置をします。これで大概の外耳炎は治癒しますが、念のため内服の抗生剤(飲み薬)が処方されることもあります。

 

耳鼻科での手術

大概の外耳炎は治癒するということは、これでは治癒しない外耳炎もあります。外耳道せつやびまん性のもの・真菌症などは大体膿を持ちます。膿は切開しないと排出できない場合があります。

 

単に「切開」というと簡単に聞こえますが、切開は「手術」です。皮膚切開をして抗生物質の軟膏処置になりますが、外耳炎でも痛かったのに切開してまた痛さが上乗せされるので鎮痛剤が処方されることが多いですね。

 

市販薬を使う

外耳道真菌症の原因で「素人判断での抗菌剤やステロイド剤の使用」と述べました。一番怖いのは素人判断で菌に対する薬品を選んでしまうということです。

外耳炎の症状には点耳薬や内服薬などが市販されていますが、確実に外耳炎の種類を特定することは極めて困難です。

 

痛みやかゆみぐらいまでなら市販薬でも対応できることがあるので、薬剤師などと相談してみるのも良いかもしれませんね。どうしても耳鼻科に行けない事情がある場合に限り使用することをお勧めします。

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おすすめの市販薬

 

緊急の措置として使用するためにおすすめの市販薬を挙げてみます。いずれも副作用や症状悪化の可能性があるので、長期連用は禁物です。

 

パピナリン

点耳薬のパピナリンは耳の痛みを和らげて原因菌を殺菌する効果があります。耳の中に直接滴下するか、脱脂綿を浸してピンセットで耳内に入れる方法があります。

 

レスタミンコーワ糖衣錠

かゆみを止めるための内服薬です。あくまでもかゆみ止めとしての使用のみで抗菌・抗炎症作用はありません。

 

強烈なかゆみをもよおすことがあり、就寝時なら眠れなくなりますし日中なら何に対しても集中できない状態を回避するために服用してみるのも良いかもしれません。

 

外用薬

耳鼻科の軟膏処置でも抗菌剤や副腎皮質ステロイドが使用されますが、市販薬にも薬効成分の優れたものがあります。間に合わせになら使用してみる方法がありますね。用法容量を正しく守って使用しましょう。

✅ ベトネベート軟膏:

→ 医療機関で処方されるリンデロンという軟膏と類似した成分です。化膿した外耳炎に使用されます。

 

✅ テラ・コートリル軟膏:

→ 抗炎症作用と抗菌作用を併せ持った軟膏です。最近由来の炎症で化膿した状態に使用できます。

 

✅ フルコートF:

→ テレビCMでも有名な軟膏で、細菌の繁殖を防ぎ抗炎症作用も併せ持ちます。市販のステロイド剤ではかなり強力な作用なので短期間の使用に限定して使いましょう。効果が高いものほど副作用が出やすくなります。

 

✅ ドルマイコーチ軟膏:

→ 作用が穏やかなステロイド剤と2種類の抗生物質でかゆみや炎症を緩やかに抑える効果を持つ軟膏です。

市販薬を使用しても1週間が限度だと考えてください。それ以上の連用は避けないと回復が遅れる以上に症状が悪化する可能性が高まってきます。

 

いずれも緊急対策で、外耳炎は放置して自然治癒するものを除けば耳鼻科を受診することが基本です。

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