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死産の意外な9つの原因!【妊娠後期でも安心しないで!】

<監修医師 Dr.masa>
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妊娠してからの10か月間。あなたにとっては長く感じますか?それとも短く感じますか?

その期間に心配してしまうことの一つが死産だと思います。妊娠周数が早いほうが流産や死産をする可能性が高いと思われがちですが、出産を控えた妊娠後期も安心はできません。

 

早産も可能な22週目以降の死産の原因は25%が原因不明と言われますが、残りの75%には何かしらの原因があるのです。

死産の原因は先天的なものが多く、予防できないもの、ましてはお母さんのせいではないものがほとんどです。

 

死産の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事を通して、出産を控えたお母さんの心構えのお手伝いができたら幸いです。

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死産とは?

 

妊娠期間はおよそ10か月(40週)。そのうちの12週目~分娩中までに赤ちゃんが死亡した場合に「死産」と判断されます。ちなみに12週目までは「流産」となります。

 

出産前後の22週~生後1週間での死亡率を周産期死亡率と言います。これは1000で割った数で表されるのですが、1980年に20.2だったものが、2013年には3.7にまで減少しました。これは世界最低レベルとなっています。

 

周産期死亡率が低くなった理由は医療の発達。本来だったら死産になっていたであろう赤ちゃんを、早産や帝王切開で助け出せるようになったためです。

 

よく妊娠週数が早い方が死産の可能性は高くなると言われていますが、もっとも死産率が高いのが22~23週で33.3%。22週目からは早産の範囲になるのですが、この早産が可能となった直後というのは赤ちゃんの救命が難しいことがわかります。

 

一般的に22~36週目までの出産が早産、それ以降が通常の出産の範囲になります。上記のことから早産の危険性はわかると思いますが、しかし現在では早産の割合が上がってきています。そして23週目以降での死産率も徐々に下がっていきます。

 

これは医療の発達により早産での救命が可能になったことに加え、事前の検診で赤ちゃんが危険かどうかを判断し、適切な時期での出産が可能になったからだと言えるでしょう。

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死産の原因

 

臍帯過捻転

臍帯とは、お母さんと赤ちゃんを結ぶ「へその緒」のこと

 

通常、臍帯はらせん状になっています。しかし、その臍帯がねじれ過ぎてしまうと、お母さんから送られてくるはずの血液や栄養が上手く流れず、胎児の発育に十分な量が届かなくなってしまいます。

 

逆にねじれが弱すぎる「過少捻転」でも同じことが起こります。原因はお腹の中で赤ちゃんが動き回るためとも言われていますが、詳しいことはわかっていません。

 

臍帯巻絡

臍帯が胎児の身体に巻き付いて絡まってしまうもの。首に絡まって酸素不足になることがあります。全体の2割の胎児に見られる症状ですが、実際に危険があるケースは少ないです。

 

首に絡まることが多く8~9割に上ります。しかし胎児は羊水の中に浮かんでいるため、そこまで深刻な状態に陥ることは稀ですが、中には死産の原因になることもあるため注意は必要です。

臍帯の長さは平均50cmほどですが、それよりも長いと起こる可能性が高くなります。

 

抗リン脂質抗体症候群

お母さんの自己免疫機能が働き、リン脂質に対する抗体ができてしまうことで起こります。

 

リン脂質への抗体は、血栓を作りやすくしてしまいます。その血栓が臍帯に出来ると、胎児に送られるはずの血液や栄養が詰まってしまい、必要な量が届かなくなってしまいます。

 

リン脂質への抗体は妊娠してから出来ることもあり、流産や死産の原因になるため早めの治療が求められます。

 

常位胎盤早期剥離

胎盤が出産前に剥がれてしまうもの。大量出血で胎児だけでなく、お母さんの命にも関わる危険な症状です。

重度の場合、母体の死亡率は10%、胎児の死亡率は60~80%にもなります。また一度これになってしまうと、次の妊娠でも同じことが起こる確率が高くなってしまいます。

 

胎盤が剥がれてしまった場合、帝王切開で胎児を取り出せば助かることもあるため、すぐ病院へ向かいましょう。

 

先天性形態異常

妊娠7週目までは脳や脊髄など、11週目までには頭から足までの身体が出来てきます。この赤ちゃんの細胞分裂が活発な時期に何らかの異変が起こると、先天性心奇形や無脳症などの、重度の形態異常が起こってしまいます。

 

発症率、再発率ともに高くはありませんが、それでも存在する病気。葉酸を摂取することで予防することができるため、葉酸を多く含む食品やサプリメントを積極的に取りましょう。

 

胎児水腫

胎児の血管内に水が溜まってしまうもの。24週までの死亡率が95%と、とても高くなっています。奇形や染色体異常などのほかに、Rh血液型不適合妊娠というものも要因の一つとなっています。

 

Rh(-)は一般的に珍しい血液型ですが、お母さんがそのRh(-)なのに対し、赤ちゃんがRh(+)の場合に問題が発生します。

Rh(-)の血液はRh(+)の血液に接触すると、Rh(+)を敵とみなしRh抗体で攻撃してしまいます。その結果Rh(-)の赤ちゃんは重度の貧血を起こしてしまい、命の危険に晒されてしまいます。

 

基本的にお母さんと赤ちゃんの血液が接触するのは分娩の時なので、初めての出産の時は問題ありません

しかし2人目以降は、お母さんにすでに抗体が出来ている状態のため、妊娠初期から胎児の貧血の心配があります。

 

多胎

いわゆる双子や三つ子の場合、一人を出産する時よりも死産率は4倍になってしまいます。またそのうちの一人が早産になる可能性も高いため、専門の病院で診てもらうほうが安心です。

 

高血圧・糖尿病

妊娠前は大丈夫でも、妊娠中だけ高血圧や糖尿病になることがあります。妊娠中期からなりやすい妊娠高血圧症候群は、臍帯を流れる血液循環も悪くするため、胎児に十分な酸素が供給されにくくなります。

 

妊娠糖尿病は7~9%の確率で発症。出産後に正常値に戻ることが多いですが、将来的に糖尿病を発症するリスクが7倍にまで上がると言われています。

 

お母さんの血糖値が上がると胎児も連動して上がります。胎児が高血糖になると様々な障害を持って生まれるほか、死亡率も高くなってしまいます。

 

これらの疾患は、上記で説明した「常位胎盤早期剥離」などの発症率も高めてしまいます。もちろん妊娠前から、高血糖や糖尿病を持っている人も要注意です。出産に向けて、お母さんの健康管理も大切になってきますね。

 

死産になる可能性のあるもの

他にも、感染症にかかると死産の原因になることもあります。基本的には胎児に直接影響するものは少ないのですが、膣から入った細菌が子宮や卵巣に影響して破水や早産、死産の原因となる場合があります。

 

前置胎盤は、胎盤がずれて子宮口に一部被ってしまっている状態のこと。通常分娩が難しいため帝王切開での出産となります。事前の妊婦検診でわかることが多いので、心構えをしておくと安心ですね。

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死産の兆候

 

胎動の異変

死産を経験した方では、急に胎動が激しくなり、その後ピタリと止まってしまったという方がいます。激しくなったのは赤ちゃんが苦しんでもがいているから。そして動かなくなった時にはすでに死亡しているのかもしれません。

 

胎動は赤ちゃんがお母さんに何かを伝えているサインです。もちろん激しく動くのは元気な証拠である可能性も高いのですが、何か異変がないか、お母さんは耳を澄まして聞いてあげてください。

 

下腹部の違和感

下腹部が冷たく感じたり、痛みが強く出たりすることが多いと言います。またお腹の張りが無くなってきたという時にも注意しなくてはいけません。

 

他には

おりものに出血が混じる、または大量出血がある場合には常位胎盤早期剥離の可能性もあります。

腹部の張りとともに乳房の張りが無くなるというケースもあるため、お腹以外の部分でも何か変化はないかどうか気にする必要があります。

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死産を防ぐために

 

妊婦検診を受ける

妊婦検診は、24週~35週は2週間に1回、36週目からは週に1回の頻度で行います。その時に赤ちゃんの発育不足や前置胎盤などがわかるため、早めに対策を打つことができる場合もあります。

 

赤ちゃんが危険な状態だと判断されれば帝王切開で早産をする、という選択肢も出てきます。以前に比べ早産の割合が高くなっているのには、このような理由もあるのですね。

 

リラックスする

出産が近づいてくると、おのずと不安も増すと思います。それが初産ならなおさら。

この記事を読んで死産に対する不安も大きくなってしまったかもしれませんが、赤ちゃんが元気に生まれてくる確率のほうが圧倒的に高いです。まずは「赤ちゃんにもうじき会える!」と楽しみにしてあげてください。

 

不安を抱えてストレスが溜まってしまうと、何においても良くありません。ハーブティーはノンカフェインでリラックス効果があるためおススメです。赤ちゃんと一緒に好きな音楽を聴くのも良いですね。

 

また出産後は育児に追われ、なかなか自分の好きなことをする時間が持てなくなってしまいます。食事にはある程度気をつけなくてはなりませんが、外食もこの時期に楽しんでおくと良いでしょう。

 

胎動を確認する

お腹の中の赤ちゃんとのコミュニケーションの一つである胎動。この胎動で赤ちゃんの状態を把握することもできます

「10カウント法」といって、胎動を10回感じるまでにかかった時間を確認します。正常時なら赤ちゃんが10回動くまでにかかる時間は10~30分です。臨月に入る少し前の34週目からは特に気をつけて、毎日計ると良いでしょう。

 

葉酸を摂取する

先天性形態異常を始め、お腹の中の赤ちゃんを守るために葉酸は欠かせません

妊婦の摂取目安量は通常時の1.5倍。いつもより気にして取らなくては葉酸不足になってしまうので、サプリメントなども上手く活用してしっかり摂取しましょう。

 

葉酸を多く含む食材

ほうれん草(他にも緑色の葉の野菜に多いです)

アボカド

焼きのり

レバー

いちご

バナナ

禁煙

煙草には200種類以上の有害物質が含まれています。

喫煙した場合、流産や死産をする確率は1.5倍にまで上がってしまいます。他にも前置胎盤になる確率も2.6倍に。喫煙は血管を収縮させ、血流を悪くするため胎児にとっても悪影響です。

お腹の中の赤ちゃんのこと、そしてお母さん自身のことを考えても禁煙は絶対条件です。

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