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犬に噛まれた時の3つの処置や治療法【病院は何科を受診すべき?】

<監修医師 ドクターTST>
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突然、犬に噛まれるのには何かしらに理由があります。

それはイライラなどの感情が原因であったり、母犬であれば子犬を守るための母性本能で攻撃してしまったり、何かに対しての恐怖心からや遊んでいるつもりでなどさまざまです。

 

今回はこのように犬に噛まれた時の処置の方法や、病院の受けるべき科などをご説明いたします。

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犬に噛まれた時の5つの怪我・疾患

 

犬に噛まれてしまった時に起こる怪我や疾患は約5つあり、その中には内出血や化膿など日常的にしてしまうのと同じ怪我や、狂犬病といった犬に噛まれることで発症してしまう疾患などさまざまです。

 

犬に噛まれた時には内出血など3つの怪我の恐れ

犬の噛まれてしまった際には「内出血」や「裂傷」「化膿」といった怪我をしてしまうことがあり、それぞれの怪我の症状や進行状況は以下の通りです。

 

【内出血】皮下組織や体腔内(たいこうない)に“血液が溜まってしまう状態”のことを言います。内出血になった場合は日にちと共に「自然治癒」していきますので、そのまま放っておいても大丈夫ですが、治りがあまりにも遅い場合には病院へ行きましょう。

 

【裂傷】皮膚や粘膜などの“表面が裂けた状態”の傷のことを言います。この場合には早めに水で傷口を洗い、消毒を行いましょう。

 

【化膿】創部(傷口)から雑菌が入り、皮下組織内で“細菌が繁殖してしまった状態”のことを言います。こうなった場合は絶対に放置してはいけません。症状が現れたらすぐに病院で診察を受けましょう。

 

犬に噛まれたことが原因で起こる疾患には狂犬病がある

犬に噛まれてしまうことで引き起こしてしまう疾患の代表的なものとしては「狂犬病」が有名なのではないでしょうか。

これは感染症のひとつで犬が感染源となっているのです。しかし、犬に噛まれたことに起こる疾患はこれだけでなく以下のように「破傷風」や「パスツレラ症」といった3つがあります

 

【狂犬病】犬からの感染症として最も有名な疾患ですが、日本での発症例はまれです。

 

【破傷風】破傷風菌により感染、または発症してしまう疾患です。この破傷風菌というものは自然の“土や池などに棲息”しており、傷口より感染してしまいます。

 

症状としては「神経毒」の症状で「筋肉の硬直」や「痙攣(けいれん)」が起こり、場合によっては死に至るなどのケースもありとても危険です。そのため今現在は乳幼児期に“予防接種が義務”づけられています。

 

【パスツレラ症】パスツレラ属菌はほとんどの犬の“口内に常在”しており、感染すると患者に「炎症」が起き“ズキズキとした痛み”や化膿を引き起こします。

 

また抵抗力が弱っているときに感染すると「全身症状」が起こることもあり、「呼吸器疾患」や「髄膜炎(ずいまくえん)」「敗血症」といった合併症を引き起こすこともあります。

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犬に噛まれた時の3つの処置

 

犬に噛まれて怪我などをしてしまった場合にはすぐに洗浄や消毒などの処置を行い、病院で医師へ状況を説明するなどして対処法を聞きましょう。

 

犬に噛まれてしまったらすぐに洗浄、消毒をしましょう。

犬に噛まれて怪我をしてしまった場合、まずは大量の水で傷口を良く洗い消毒液での消毒やアルコール消毒などの「洗浄、消毒」を行い、傷口がひどい場合には傷口をタオルやガーゼで「圧迫止血」を行う必要があります

 

圧迫止血を行った際には噛まれた足や腕などを“心臓よりも高く”あげておくようにしましょう。しかし止血できないほどの傷であればすぐに救急車を呼び、感染症の心配がありますので病院で念入りに検査を行ってください。

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犬に噛まれた時の2つの治療法

 

怪我をした原因が犬に噛まれたことによるものであれば、狂犬病などの疾患となる恐れがありますので洗浄や消毒の他にも薬の処方をされることもあります。

 

病院で行う治療法は怪我の程度にもよります。

まず、怪我が軽症である場合には傷口の洗浄と消毒を行います。

しかし皮膚が炎症しているようであれば「抗生物質」や「鎮痛剤」などの薬を服用したり、化膿止めの「軟膏」を塗る必要があります。そして状況にもよりますが破傷風の予防接種を受けることになる場合もあります

 

狂犬病は今現在も治療法がありません。

もっとも感染リスクの高い狂犬病は症状として「傷跡の痛み」や「頭痛」「発熱」から始まり、「不安や興奮」「呼吸困難」「食べ物が呑み込めない」「恐水症状(水を怖がる」「痙攣」などがあります。

 

そして発症後3~5日で重症化させてしまうと「呼吸不全」「昏睡状態」となり死亡することもあります。

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何科を受診すればいい?飼い主の義務も知ろう

 

犬に噛まれた際には皮膚科もしくは一般外科を受診し、犬は動物病院へと連れていきましょう。

 

病院では皮膚科か一般外科を受診し、飼い主は保健所への届け出が必要

犬に噛まれて怪我をしたときは皮膚科もしくは一般外科などでかまいませんので受診してください。また骨折などがある場合には整形外科を受診します。

 

そして噛んだ犬は動物病院へ連れていき、狂犬病の予防接種を受けているかどうかを病院へ申告する必要があります。また事件後24時間以内に保健所へ「咬傷事故届」を提出することの重要です

 

もしも他人を噛んでしまった場合は後で慰謝料などの問題にならないためにも、犬の飼い主も一緒に受診してもらい治療費や通院、入院などにかかる費用や治療にかかる期間などを確認しましょう。

 

そもそもなぜ犬が噛むのか

 

犬が噛む原因にはイライラや恐怖心といった感情だけでなく、子犬を守るための母性本能など理由はさまざまあり、理由なく噛むことはありません。

 

犬にも感情があり、それにより噛んでしまうことがある

まずは乳歯から永久歯に生え変わるときに口の中にかゆみが生じ、“イライラ”して噛んでしまったり、不快な場所を触られると“怒り”で、または何らかの理由で興奮しているときに手を出してしまうと“興奮状態”のまま噛んでしまいます。

 

その他、他人などが犬にとって不思議な行動をすると「恐ろしい」「怖い」という“恐怖心”を抱き、それもまた噛む原因となります。

 

これらの感情の他には“遊びの一環”として、人間が遊んでくれるという勘違いから噛んでしまうこともありますが、遊びのつもりでの噛み癖に関しては飼い主の理解としつけが重要です

 

またペットとして飼われていても“縄張り本能”や“母性本能”は備わっているため、何かを守るために攻撃してしまうこともあります。

 

このように犬が人を噛む理由はさまざまあり、それによって怪我をしてしまうこともありますがこれを防ぐためには人と犬との信頼関係が大切です。犬を安心させ、理解してあげましょう。

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