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耳の下が痛いし腫れた!【リンパのせいだけじゃありません】

<監修医師 豊田早苗|監修看護婦 ジビ子>
1耳の下が熱っぽく腫れる症状は、大多数の人が子供の頃に経験あるかと思います。例えば有名なのが幼少期にかかるおたふく風邪と呼ばれるもの。

 

あるいはインフルエンザなどで高熱を出したときなど、パンパンに腫れて痛かったという記憶だけが強くトラウマになっている人もいるのでは?

 

その痛みが大人になって急に襲ってきたらどうでしょう?実は、耳の下が腫れるのには色んな原因があるんです。

今回は耳の下の腫れる原因と、その対処法についてまとめました。

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耳の下が痛いし腫れた原因

 

リンパ腺がどのような働きをしているかご存知ですか?身体には血管のほかにもリンパ管というものが全身に広がっています。

 

そのリンパ管にはところどこにリンパ腺(節)というソラマメのような丸いふくらみがついており、そのリンパ腺から新しいリンパ球や免疫抗体を出して、細菌や異物を身体の外へ排出しようとしているのです。

 

いわばリンパ腺は身体の掃除役を生み出す大事な器官になるのですが、では、なぜこのリンパ腺が腫れて痛くなるのでしょうか?考えられる兆候と原因をご紹介します。

 

風邪で腫れる

冬場の寒い時期、季節の変わり目に体調を崩してしまい、発熱、咳、鼻水、喉の痛みなど多くの風邪症状に困る方も多いと思います。

これはヒトの体温変化が気温の変化と対応できずに起こるのですが、他にも疲れや衰弱がきっかけになる場合もあります。

 

ただ、どの場合でも大きく関係するのが免疫機能の低下です。なかでも高い発熱を起こすと首の周りや耳の下のリンパ腺が腫れて痛みを起こします。

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これは先ほども説明したように、身体の中のリンパ腺が風邪ウイルスを早く追い出そうと白血球を活発に出している状態です。

37度前後の微熱がずっと続く風邪の状態と、一気に38度以上の高い熱がある風邪の状態は、どちらがより辛く感じたでしょうか?

 

よく熱が上がった方が風邪の治りが早いと言われますが、「熱が高い=しっかりと白血球を始めとした免疫抗体がよく働いている」、という証拠でもあるのです。

 

通常の風邪であれば症状が治まっていくのと同時に、リンパ腺の腫れも引いていくことがほとんどだといいます。

 

しかし、子供の頃とは違い、社会人として熱があっても仕事を休めないなどの理由ですぐに解熱剤を服用すると、かえってリンパからの免疫抗体が産生されず、熱は下がったものの、鼻水や咳などの症状が長引くこともあります。

 

風邪を治すことがリンパ腺の腫れも抑えられますが、安易な薬の服用には十分に注意をしてください。

 

疲れ・ストレスで腫れる

リンパ腺と免疫機能の関係性で触れないといけないものが、疲れやストレスです。

大人になり、仕事と家庭、プライベートでの付き合いなど、日々疲れやストレスを感じている方は非常に多いと思います。

疲れは万病の元と言っても過言ではありません。

 

特にストレス疲れになると寝て治すというわけにもいかず、体力の低下から、内臓器官の働きも低下し、そうなると免疫機能もうまく働けなくなるのです。

ちょっと喉の痛みを感じる程度の風邪でもリンパ腺がひどく腫れることもあります。

 

発熱は免疫が働いている証拠だとしても、ただでさえ疲れている身体に熱を持った状態が続くと、さらに体力の消耗も激しくなり、悪くなると肺炎や他の病気が併発するなどの重い疾病につながりかねません。

 

最近疲れを感じる環境のなかで耳の下が腫れたときは、出来ればしっかりとまとまった休みをとり、長引くようであれば病院へ受診されることをおすすめします。

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肩こりで腫れる

慢性的な肩こりで悩んでいる人は、慢性的な頭痛もセットで悩む人が多いです。

 

これは同じ姿勢や猫背などが原因で、筋肉の凝りが固まったまま最終的に神経を圧迫してしまうせいなのですが、実は同じように肩こりのせいで耳の下のリンパ腺が腫れて悩むことも珍しくありません。

 

リンパ腺の中にはリンパ液というものが筋肉の収縮を受けてゆっくりと流れていきます。

では、ここで長時間筋肉を動かさず同じ姿勢のままでいるとどうなるでしょうか?

 

リンパ液はそこで留まったまま流れが滞り、流れていかなければならないはずの老廃物が徐々にたまりやすくなるのです。

そのせいで老廃物に過剰に反応したリンパからは免疫抗体を送り出し、痛みと発熱を伴わせます。

 

虫歯・親知らずで腫れる

「忙しい」、「行くヒマがない」、「痛くないし」と言って虫歯をそのまま放置していませんか?

虫歯は放置していても決して自然治癒はできません。

 

悪くなれば悪くなっていく一方のまま、しまいには酷くなった虫歯から歯茎へと菌が入り込み、血管を通ってリンパ腺がひどく腫れあがりズキズキとした非常に辛い痛みに耐えなければなりません。

多くは虫歯がある片方だけが大きく腫れていきます。

 

また、大人になって多いのが親知らずからのリンパ腺の腫れ。

親知らずは真っ直ぐ生えてくることはほとんどなく、たいがいは横になったり斜めになったりと、

まさに親の痛み子知らずといったように、歯と歯の間の神経を圧迫したり、歯茎や頬肉を傷つけたりする親不孝な歯です。

 

さらに、親知らずは非常に虫歯になりやすい歯でもあります。親知らずの存在を認知したら早めに歯医者さんに相談するのがおすすめです。

 

また、親知らずを抜いた後も、抜いて空洞になったところから悪い菌が入りこみやすく、炎症が悪化してリンパ腺が腫れあがることもあるので、たかが歯と油断されないよう十分に注意してください。

【関連記事】
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重大疾病の危険

リンパ腺の腫れは多くは一過性のもので、その原因が取り除かれれば自然と治まっていきます。

が、場合によっては悪性腫瘍などの大変な病気が原因のこともありますので、腫れ具合をしっかりと見極めることが大切です。

 

具体的には、

✅ リンパ腺の腫れがしこりのようになっていて触っても硬く弾力がない。

✅ 腫れを押しても痛みがない。

✅ しこりが大きくなったり、数が増えたりする。

✅ グリグリと押しても動かない

など、腫れ具合に思い当たるものが一つでもあったら要注意です!

 

すぐに病院の診察を受けることを検討してください。

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耳の下が痛いし腫れた時の対処法

 

何より身体の状態に日々気を付けて、疲れやストレスを溜めないようにすることが第一ですが、健康のまま何事も起きずに維持するというのはほぼ不可能に近く、かなり難しいことですよね。

 

様々な原因がきっかけで耳の下の炎症が起きたとしたら、病院へ行く前の応急対策として次のようなことをお試ししてみてください。

 

風邪の場合

通常の一過性の風邪であれば、アイスノンや濡れタオルなどを腫れた部分に当て、安静にすることが第一です。

 

回復とともに腫れが引くことがほとんどですので、食欲がわかなくても食事をとること、水分をこまめにとること、しっかりと睡眠をとることが早く治す近道になります。

決して揉み解したり刺激したりしないようにしてください。

 

肩こりの場合

肩こりからくるリンパ腺の腫れには手わざの丁寧なマッサージで解消することもあります。

リンパ腺の老廃物を押し流すように、耳の下から鎖骨までをゆっくりと上から下へ数回手のひらで撫でおろしましょう。

その後、鎖骨のくぼみを強めに指で押して、左右の脇の下も軽く揉み解します。

 

血行もよくなるはずですので、肩こりも多少改善するかと思います。マッサージをするときにはオイルやクリームを使うと滑りがよくなるのでおすすめです。

 

肩こりの原因には目の疲れや、冷え性なども関係してくるので、指先の末端を冷やさないようにする、目を酷使したらホットタオルで筋肉を解すなど日常生活での工夫も必要です。

 

ただ、リンパ腺が腫れるものには重病化してしまう場合や、悪性腫瘍の場合もあります。

上の対処法はあくまでその症状の応急手当として考え、腫れと痛みが1週間以上続く場合は早めに専門の病院か、総合病院で受診してください。

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耳の下が痛かったり腫れたりしたときは何科に行けばいいのか

虫歯からの場合であれば、歯科へ行くのが優先になります。

抗生物質である程度炎症は治まるはずですが、長引く場合は歯科医師に相談し口腔外科、耳鼻咽頭科なども選択肢にいれてください。

 

風邪の症状と共にリンパ腺の腫れや痛みが表れた場合は、内科、もしくは耳鼻咽頭科を受診されてください。

風邪以外の症状でリンパ腺が腫れた場合も、基本的には耳鼻咽頭科で相談された方が確実です。

 

ただ、リンパ腺の腫れが引かず痛みのない悪性腫瘍の場合は、外科手術が必要になることもあるので、多岐に渡る治療が受けられる総合病院へ行かれるといいでしょう。

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まとめ

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リンパ腺が腫れて痛いのは本当にイヤなことですが、それも自分の身体が正常に働いている証拠だということですね。

 

ついつい、風邪や疲れ、肩こりなどもいつかは治るだろうとないがしろにしてしまいがちですが、今だからこそとれるときはしっかりと休養をとって身体を労わってあげてください。

 

心配だと少しでも思ったら、病院への診察や相談も早めにしたほうが、仕事も日常生活も安心して過ごせますよ。

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