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耳下腺炎の症状で大人の症状や原因を3分で解説!

<監修医師 豊田早苗>
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耳が痛い、つばが飲み込みにくいなどの症状が出る耳下腺炎は子供のころに「おたふく風邪」という名前で呼ばれていた病気です。

ですから子供の病気と思っていませんか?

 

でも、実は大人になって感染することもあるんのです。

改めて耳下腺炎とはどんな病気なのか、また治療法について見ていきましょう。

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耳下腺炎とはどんな病気なのか

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耳下腺炎には種類が2種類あります。

 

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

ウイルス(ムンプスウイルス)に感染することによっておこる病気で比較的冬に多く感染しますが、特に流行る時期は決まっていません。

感染して症状が現れるのは60~70%です。

4~5歳の子どもの感染が一番多く、大人もまれに発症します。

 

小さい子どもほど症状が軽く、大人が感染すると重症化しやすいので注意が必要です。

免疫ができるとその後は感染しません。

 

反復性耳下腺炎

名前の通り何度も繰り返し発症します。
主に子どもが感染しますが、大人の場合、女性の罹患率が高いです。

 

耳下腺炎の特徴

感染方法は飛沫・接触によります。

耳の付け根、頬、顎にかけての部分が腫れますが両方腫れるとは限りません。

 

腫れがひどいと物を食べたり飲みこんだりしにくくなり、痛みを伴います。

一般的に腫れは1週間~10日ほどでおさまります。

 

発熱すると38度以上になることが多いのですがまれに発熱しない場合があります。

発症2日頃が一番腫れ、それ以降は発熱、腫れの症状がおさまっていきます。

 

感染初期には頭痛、首の痛みを訴える人もいます。

また、1万~1万5千人に一人程度ですが、難聴になる場合があります。(ムンプス難聴という)

 

耳下腺炎の注意点

耳下腺炎の潜伏期間は2~3週間です。

感染後腫れが引くまでは他の人に感染する場合があるので外出は控えましょう。

 

脳炎・髄膜炎・精巣炎・卵巣炎、難聴などの合併症になる場合があります。

発熱が5日以上、腫れが1週間以上続く、睾丸(男性)・下腹部の痛み(女性)などの症状が続く場合は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

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大人が耳下腺炎になる原因

 

ストレス、運動不足による体力・免疫力の低下が原因です。

そのため、ウィルスに感染しやすくなってしまうのです。

日頃から適度な運動をしてストレスを発散するようにしましょう。

 

適度な運動で体力・免疫力の低下を防ぐのが大事です

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大人の耳下腺炎の症状

 

一般的な症状は上記に紹介したとおりですが、大人になってからの感染では症状が重くなります。

40度を超える熱を出すこともあり、合併症を起こすこともあります。

主な症状は以下の通りです。

✓ 耳の下から顎にかけての腫れ

✓ 発熱:38~39℃、3~5日間続く。

まれに熱がでないこともあり

✓ 頭痛

 倦怠感

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大人の中耳炎の合併症

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無菌性髄膜炎

耳下腺炎発症者の約2~10%が発症します。

耳下腺炎発症から3~10日して発症します。

 

高熱、頭痛、嘔吐、けいれんの症状が出た時にはこれを疑います。左記の症状がない場合もあります。

ほとんどは発症から2週間程度で後遺症なく治ります。

 

生殖機能障害

特に注意をしなければならないのは生殖機能障害ですが不妊の原因になることは稀です。

ほとんどは思春期以降に起こります。

 

男性の場合:精巣炎(睾丸炎)

思春期以降の耳下腺炎感染者の約10~30%に発症します。
耳下腺炎が発症して3~5日頃痛みを伴って精巣が腫れます。

両方の睾丸に障害を受けると精子形成ができなくなりますが滅多にありません。

 

女性の場合:卵巣炎

耳下腺炎感染者の約7%に発症します。

卵管が炎症を起こし、それに伴って卵巣も炎症を起こします。症状としては下腹部痛があります。

 

すい臓炎

耳下腺炎感染者の数%に発症します。

耳下腺炎感染から7~10日頃に発熱、おう吐、下痢、上腹部痛の症状がでます。1週間ほどで治ります。

 

脳炎・脊髄炎

耳下腺炎感染者の約0..2%に発症します。

耳下腺炎感染から2~3日で髄膜炎と同様の症状(高熱、頭痛、嘔吐、けいれん)と共に意識障害や麻痺が現れます。

 

心筋炎

滅多に起こりません。

耳下腺炎感染から1~2週間で胸痛、呼吸困難、頻脈などの症状が出ます。

突然死することもあります。

 

難聴

片側性の難聴は耳下腺炎感染者の約0.4%に発症します。

耳下腺炎感染から3~7日頃にめまい、耳鳴り、嘔吐、難聴の症状が出ます。

聴力障害は回復しませんが片耳だけに起こります。

【関連記事】
耳鳴りの原因!止まらないキーンという音の原因はコレ!

 

早い治療が大事

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耳の下あたりに腫れがあり、発熱や物を飲み込むのに痛いなどの症状が出ているなら早めに病院へ行きましょう。

 

予防

予防接種は満1歳から受けることができます。

まれに免疫ができずに耳下腺炎を発症することがありますが予防接種を受けていると症状が軽くなります

また合併症にもなりにくいので予防として受けておいても良いでしょう。

 

治療

ムンプスウイルスに効く薬はありません。

治療は対症療法になります。

 

熱がある場合は解熱剤、痛みがある場合は鎮痛剤などで症状を和らげることをします。

脱水症状がある場合は輸液します。

 

家庭での対処法・注意点

水分を補給し、腫れているところを冷やします。

すっぱいものは避け、牛乳、スープ、ゼリー、おかゆなど噛まなくても良いものを食べましょう。

 

入浴は熱が下がり、腫れが治まってからにします。腫れが引くまでは安静にします。

感染する可能性があるので外出は控えましょう。(1週間程度)

 

耳下腺炎とよく似た症状の病気

 

シェーグレン症候群

耳下腺腫脹、頭痛、発熱など耳下腺炎と同じような症状が現れます。

特徴的なものとして、口や目の渇き、味覚異常、空咳などがあります。

 

こんな時はもう一度病院へ

 

✓ 5日以上熱が続く

✓ 1週間以上腫れが引かない

✓ 頭痛、嘔吐、腹痛があるとき

 下腹部を痛がるとき

 

大人になってから耳下腺炎になると重症化しやすいので早めに予防接種を受けて重症化しないようにすることも大切ですね。

【関連記事】
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また、よく似た病気もあります。

病院に行ったときには症状の説明をしっかりして誤診されないよう気をつけましょう。

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