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軟性線維腫の正しい治療法【自分で行う治療法も紹介】

<監修医師 まっちゃん>

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軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)と言うと聞きなれないために、稀な病気をイメージしがちですが、首や脇などによくできる痛みのないイボです。

 

今回はそんな軟性線維腫を取り上げ、特徴や原因、治療方法などについて説明します。

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軟性線維腫とは

 

軟性線維腫とは皮膚に発生する無痛の良性腫瘍で、直径が5mm以上ある大きなものを言います。「いぼ」というとイメージしやすいかもしれません。

 

特に治療の必要はなく、加齢による一つの変化と捉えられています。軟性線維腫は周辺の皮膚とほぼ同じ色(または淡い褐色)をしており、細い茎で皮膚とつながっています。

 

ちなみに、直径5mmに満たない小さなものをスキンタッグアクロコルドンと言います。

 

スキンタッグは突起状に皮膚から伸びており、アクロコルドンはあまり突起が目立たず、褐色がかっています。

 

軟性線維腫は、タンパク質の一種であるコラーゲン線維や血管で構成されており、腋窩(えきか:脇の下)や頸部(けいぶ:首)、鎖骨周辺、臀部(でんぶ:おしり)、鼠径部などにできやすい傾向にあります。

 

一つだけのこともあれば、いくつも発生することもあります。30歳以降の成人女性、妊娠中の女性、肥満や糖尿病がある人などに発生しやすいことが分かっています。

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軟性線維腫の原因は日頃の生活にあった

 

軟性線維腫が発生する原因ははっきりと解明されていません。しかし、考えられる原因はいくつかあります。

 

加齢

軟性線維腫は30歳以降の成人に多く発生することから、加齢が一つの原因として考えられています。

 

紫外線

軟性線維腫は皮膚に発生するものです。皮膚老化の原因の2割は加齢によるもので、残りの8割は紫外線(光老化)によるものだという報告があります。

 

天気を問わず、年間を通して紫外線は地上に降り注いでいるため、日焼け止めをこまめに塗り直したり、UVカット加工の施されたサングラスや日傘の使用、帽子の着用などの紫外線対策をすることが大切です。

 

皮膚と衣服との摩擦(物理的刺激)

軟性線維腫は皮膚の柔らかい部分と衣服・アクセサリー類との摩擦によってできやすいと言われています。

 

その他

妊娠中に軟性線維腫が発生するケースでは、妊娠に伴うホルモンバランスの変化によるものと考えられています。

 

また、糖尿病などの全身疾患がある人、肥満がある人にも軟性線維腫が発生しやすくなります。

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軟性線維腫には特徴がある

 

これまでの項目と重複しますが、改めて軟性線維腫の「できやすい部位」と「発生しやすい人」についてまとめます。

 

軟性線維腫のできやすい部位とは

軟性線維腫は皮膚が柔らかく、衣服等との摩擦が生じる部分に発生しやすいということが分かっています。

 

したがって、脇の下や首、鎖骨周辺、お尻や鼠径部などができやすい部位としてあげられます。

 

軟性線維腫ができやすい人とは

軟性線維腫は加齢に伴って発生しやすくなるため、子供よりも高齢者に多く見られます。また、妊婦、肥満傾向の人、糖尿病患者にも多いという特徴があります。

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軟性線維腫を安全に治療する4つの方法

 

軟性線維腫の検査や治療は、皮膚科や形成外科で行うことになります。軟性線維腫そのものは生命を脅かすものではないため、基本的に保険適応外の治療となります。

 

その場合は費用がやや高くなります。また、軟性線維腫を除去した後も再発を繰り返したり、治療後にシミのように痕が残ることもあります

 

それぞれの治療方法の費用やメリット・デメリットについて説明を受け、きちんと理解した上で選択するようにしましょう。

 

ハサミで切除する

医療用のハサミを用いて、軟性線維腫の茎の部分から切除するという方法です。

 

この場合、処置にかかる時間は少なくて済み、茎部分が細いほど治療後の痕もきれいになるという傾向があります。

 

茎部分の太さに応じて、処置前に局所麻酔を行ったり、処置後に縫合(ほうごう:傷を縫い合わせること)を行ったりします。

 

電気を使って焼く

電気メスを用いて、軟性線維腫を焼き切るという治療法です。処置前に局所麻酔を行います。

 

軟性線維腫のサイズが小さい場合は、ハサミで切除する場合と同じくらい痕が残らないこともあります。

 

液体窒素を使って凍結させる

液体窒素を付けた綿棒を患部に当てることで、わざと凍傷(低温によるやけどのこと)を負わせ、1~2週間後に軟性線維腫が剥がれ落ちるのを待つという治療法です。

 

軟性線維腫による皮膚の突起を軽減させることはできますが、皮膚の色は周囲と同じような色には戻らないというデメリットがあります。

 

また、人によってはうまく剥がれ落ちず、水疱(すいほう:みずぶくれのこと)などになったりすることもあります。

 

レーザーを使って焼く

レーザーの光による熱刺激で軟性線維腫を切除します。治療による痛みが少ないため、局所麻酔を行わないこともあります。

 

治療による出血量が少なく、痕も比較的きれいになるという特徴があります。

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邪魔な軟性線維腫は自分で除去できるの?

 

軟性線維腫のサイズが大きくなると、ますます衣服などに引っかかりやすくなったり、美容上の問題からつい自分で切除してしまいたいと思う人もいるかと思います。

 

小さいものであれば自宅にあるは爪切りやはさみで除去できるかもしれません。自宅にある道具を使用する場合は、使用前に必ずアルコール消毒を行ってください。

 

除去後は患部を清潔な絆創膏やガーゼなどで保護しましょう。

 

しかし、誤って出血させてしまったり、傷口などから感染するリスクが高まるため、自分で除去することはお勧めしません。

 

特に糖尿病の人や妊娠期間中は免疫力が低下するため、より感染のリスクが高まります。

 

また、軟性線維腫以外の病気である可能性も否定できないため、一度皮膚科を受診することを強くお勧めします。

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軟性線維腫のケアに効果的なヨクイニンとは

 

ヨクイニンとは「ハトムギ」と呼ばれる種から取れる成分です。ハトムギにはタンパク質が多く含まれ、他にもビタミンB群、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。

 

そのため、①乾燥肌の改善、②肌荒れ(アトピー性皮膚炎・ニキビ・イボなど)の改善、③利尿促進によるむくみ改善、④抗腫瘍作用などの効果が期待されます。

 

ハトムギを体に取り入れる方法としては、①漢方薬やサプリメント(ヨクイニン錠など)、②ハトムギ茶(ティーバックもあり)、③スキンケア用品(化粧水、クリーム、美容液など)などがあります。

 

これらの方法は、見出し4に紹介した皮膚科での除去術のようにすぐに改善効果が見られるものではありません。

 

肌のターンオーバーの周期は28日周期(加齢などによって周期は多少長くなります)と言われ、血液(赤血球)が生まれ変わるのは120日かかります。

 

したがって、スキンケア用品にしろ、お茶や漢方薬にしろ、効果が出るまでには約4ヶ月間は継続する必要があります。

 

軟性線維腫の改善効果には個人差がありますが、セルフケアを行う場合は、自己除去を行う前にハトムギやヨクイニンを摂取することをお勧めします。

 

※妊娠中の方は市販されている漢方薬やサプリメントを摂取する際は、事前に主治医に相談するようにしましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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