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防カビ剤使用の食品に注意して!【イマザリルの毒性は怖いんです】

<監修医師  WASHIO>
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スーパーでオレンジやグレープフルーツの値札の横で「opp、TPZ、イマザリル使用」の文字を見つけたことはありませんか?

聞きなれない言葉ですが、これらは「防かび剤」で本来使用を禁止されている危険な農薬だとしたら恐ろしくなりませんか?そこで今回はイマザリルの毒性や対処方法などを詳しく紹介します。

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イマザリルとは?

 

日本の柑橘類やバナナなどの自給率はとても低いため、どうしても輸入に頼らざるを得ないのが現状です。

しかし柑橘系の果物はカビが生えやすいためコンテナに入れられて船で数週間かけて輸送される間の「カビ&防腐対策」が必要不可欠になります。

 

そのため収穫後に防カビ剤として毒性の強い農薬「イマザリル」などが使用されます。これはいわゆるポストハーベスト農薬(*1)で日本での農薬としての登録はありません。

*1・・・ポスト(後)ハーベスト(収穫)という意味で野菜や果物を収穫した後に散布する農薬の事を指します。

 

日本ではイマザリルを始めとするポストハーベスト農薬の使用は人体に有害であることから禁止されています。輸出元の国々でも自国での使用を禁止しているほど危険な農薬です。

 

しかし輸入品に限っては「食品添加物」として認められています。この背景にはアメリカからの政治的圧力があり、他にもoppやTBZなどがあります。

 

イマザリルの使用が認められたのは1992年と比較的新しく、たまたま輸入レモンの検疫中に検出されその使用が発覚したため、後付けで「食品添加物」として認めさせられたという訳です。

 

イマザリルはオレンジやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類の他、バナナにも使用され日本国内で流通しています。

 

*イマザリルの効果*

カビや細菌などの発育を抑制・食品の保存性を高める・食中毒の予防、など。

 

*イマザリルの使用方法*

✅ 柑橘類・・・イマザリルを添加したワックス処理液に浸漬させる

✅ バナナ・・・イマザリルを添加した乳化液に浸漬させる または 収穫時にスプレーする

 

輸入果物には農薬使用の基準が定められていて、検疫では農薬が大量に残っていないが検査が行われます。

2012年の検査で検出されたイマザリルの平均値は1.70ppm(*2)でした。しかし2011年にはアメリカ産オレンジから、2013年には南アフリカ産グレープフルーツから基準値を大幅に超えるイマザリルが検出されたこともあります。

*2・・・「1ppm」=1kg当たり0.001gの値です。

 

*イマザリルの使用基準*

✅ 柑橘類1kgに対しイマザリル0.005g

✅ バナナ1kgに対しイマザリル0.002g

となっていますがこの数値には疑問が残ります。なぜならば、日本国内で「毒性があるから危険」と使用が禁止されている農薬が輸入品に限って「食品添加物」として扱われているからです。

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イマザリルの危険性

 

強い浸透性!

ポストハーベスト農薬のような化学物質の中には、皮膚を通して体内に浸透してしまう物もあります。これを「経皮吸収」と言います。

また浸透性の高さから、果物の表皮に塗布した場合でも果実の中まで薬剤が浸透することも判明しています。この果実を口にすることは「イマザリルを食べている」ということになります。

 

ちなみに厚生労働省では「イマザリルを飲みこんだ場合は有害である」と注意喚起しています。

また食品安全委員会では「皮膚・衣類に付着した場合汚染した衣類を脱がせ、皮膚を大量の水とせっけんで良く洗い付着した農薬を除去すること。洗浄時間は最低15分必要。」としています。

 

しかしながら、オレンジの皮をむくたびに15分も手を洗っている人はいないのではないでしょうか?

 

身体への影響

農薬には「虫を近寄らせない」・「腐敗を防ぐ」・「つやを出す」、などの効果がありますがこれらには大きな危険性が伴います。

マウスにイマザリルを含んだえさを与えて育てた場合、そのマウスから生まれた子供に授乳初期の体重増加抑制や神経行動毒性が認められました。

 

またポストハーベスト農薬は急性毒性が強く「発がん性」や「催奇性」、などといった人体への影響を及ぼす危険性がある成分が含まれています

 

その上、イマザリルを単体で使うことは少なくいくつかの薬剤と複合で使用されることからその危険性はさらに高くなっているといわれています。

 

妊娠中の方は胎児への影響を考えると、輸入の柑橘類は食べるのを避けたほうがいいかもしれません。

収穫前の農薬や収穫後のポストハーベスト農薬の使用には残留濃度を基準値以下にしなければならないという決まりがあります。

 

一日の摂取量であれば人体に影響はないとされてはいますが、レモンやオレンジなど多くの農薬が使われているのを知らずに食べてしまい、その毒が体内に蓄積されて少しずつ身体や健康に影響を及ぼす可能性があります。

 

イマザリルの多量摂取によって肝臓や腎臓に機能障害や組織損傷が出ることが分かっています。

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イマザリルの対処法

 

除去方法1

イマザリルは不水溶性なので水洗いでは落ちません。中性洗剤などで洗っても意味がなく、逆に洗剤が果肉まで浸透してしまいます。

 

イマザリルの浸透性を検証する実験では、果物の皮に薬剤を塗布した場合果肉まで浸透することが実証されています。そのため表面の薬剤を除去するだけでは意味がないのです。

 

安全面を考えるのであれば、「防カビ剤を使用した果物は食べない」ようにし、柑橘系の果物は国産の物でできる限り無農薬のものを選ぶようにしましょう!(国産のかんきつ類に防カビ剤は使用されていません。)

 

バナナに関しては軸から1cmのところに農薬が溜まりやすいことからその部分を切り落として食べたほうがいいといわれています。しかしながら近年では、バナナに防カビ剤を使用することは少なくなってきたようです。

 

除去方法2 

水洗いや洗剤でも落ちないイマザリルはどのようにしたら落とすことができるのでしょうか?100%除去することは難しいのですが、少しでも安心して食べれるようにイマザリルの効果的な除去方法を紹介します。

 

*塩*

水800mlに対し塩大匙4、レモン汁2分の1を混ぜ合わせます。その中に果物を10分程度漬け込みしっかりと水洗いをします。

 

*重曹*

ボールに重曹大匙2、水800mlを入れよく混ぜます。果物を入れ1分間放置し、しっかりと水洗いします。(重曹には塩の約30倍異常の毒素を給させる効果があるといわれています。)

 

国産品を選ぶ

イマザリルが使用されているオレンジやレモンの皮は料理に使わないことが一番安全だと言えるでしょう。もしジャムやマーマレードなどを作るのであれば国産の材料で作ることをおすすめします。

 

もし購入するのであれば、輸入品のアメリカ産のジャムやマーマレードを選びましょう。不思議な事ですが、アメリカでは輸出品以外にはポストハーベスト農薬の使用を全面禁止しているので逆に安心・安全ということになります。

 

サラダやドレッシング、マリネ、カクテルなどレモンやオレンジの皮も使用して料理をすることも多いかと思います。しかし料理では輸入果物の皮は使用しないようにしたいですね。

 

料理以外にもレモンの皮はちょっとした油汚れに効果的なのでおすすめです。初めに少しの塩を汚れた部分に振りかけて、レモンの皮で擦りタオルで拭き取ります。ちょっとした油汚れならピカピカになります。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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