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風邪がお酒で治った!【注意点や薬との飲み合わせを知っておこう】

<監修薬剤師 藤沢 淳司>
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昔から、お酒は百薬の長と言われ、体に良い効果があるとされていますよね。風邪にお酒が効くという話もよく聞きますが、はたしてそれは本当なんでしょうか?

 

今回は、お酒で風邪が治るのか、お酒にはどんな効果があるのかについてまとめていきたいと思います

「本当に風邪が治るの?」「風邪に効くお酒の種類は?」「飲み方や注意点はあるの?」などの疑問にお答えし解説していきます!

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風邪がお酒で治った!5つの効果

 

体を温める

風邪の原因となるウィルスや細菌を撃退するには、体内の免疫力を上げる必要があります。体温が1度上がると免疫力は5〜6倍になると言われており、風邪の時はまず何よりも体温を上げることが重要です。

 

また、体温が上がると血液循環も良くなり、体内の細胞に栄養素を送って老廃物の排出を促してくれるため、免疫に関わる白血球などの細胞も元気になります。

 

アルコールの成分であるアセトアルデヒドは、体内に残ると頭痛や不快感など二日酔いの原因になりますが、最初の段階では血管拡張作用があり、血液循環を助けて体を温めてくれます

 

飲み過ぎに注意し、ゆっくり体内に摂取することで、穏やかに体温を上げた後も保温効果が期待できます。

 

細胞を元気にして免疫力アップ

細胞がエネルギーをつくって活動する過程で、体内に有害な活性酸素が発生してしまいます。活性酸素によって身体の酸化が進むと、血管や細胞を傷つけて老化の原因となり、肌トラブルや生活習慣病を引き起こします。

 

この活性酸素の発生を抑える作用のことを抗酸化作用と言い、ポリフェノールを豊富に含む赤ワインは、抗酸化作用が期待できるお酒として知られています

 

抗酸化作用は、細胞を若々しく元気にしてくれる効果があるため、免疫力アップで治癒を早めてくれる効果があります。

 

睡眠を促す

アルコールには神経麻痺作用があります。飲酒によって記憶がなくなったり眠気が襲ってくるのも、アルコールに含まれるエタノールという成分が原因です。

 

少量のお酒を摂取することで、リラックス効果や神経の軽い麻痺による眠気が、眠りにつきやすくしてくれます。質の良い睡眠は、免疫力をアップさせる効果があります。

 

しかし、飲み過ぎるとかえって深い睡眠が阻害されたり、いびきが増えて良質な睡眠が得られずに寝不足となってしまうことがあるため要注意です。

 

苦しい咳を和らげる

風邪の症状で辛いものの一つが咳ですよね。夜間、咳が止まらないと睡眠中に何度も目覚めてしまったり、体力を消耗してぐったりしてしまうことも多いでしょう。

 

咳が出る喉は、ウィルスによって炎症を起こして粘膜が過敏になっている状態です。乾燥や冷気、飲食の刺激によって悪化するため、加湿を心がけて喉を温めることが大事です

 

お酒の体を温める作用によって咳を和らげてくれる効果が期待できます。

 

風邪の回復に必要な栄養素を補給できる

お酒の中でも日本酒にはアミノ酸が豊富に含まれています。このアミノ酸は、健康な体をつくる上で必要な栄養素であり、免疫力をアップさせる効果もあります

 

そのため、風邪の回復期には積極的に摂り入れたい成分です。また、健康を維持して風邪予防にも繋がりますよ。

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こんなお酒を飲むのが効果的

 

風邪のときには体を温めてくれるお酒を!

お酒の中には、体を温めるものと、体を冷やす効果のあるものがあります。風邪のときにお酒が良いと言われているのは、保温効果が期待できるからです

 

そのため、体を温めてくれるお酒を飲みましょう。日本酒やワイン、ブランデー、紹興酒、ビールは体を温めると言われています。

 

体を冷やすお酒はNG!

同じお酒でも、体を冷やしてしまうものもあるので覚えておきましょう。それは、焼酎、ウィスキー、ウォッカ、泡盛などです。

 

蒸留酒に分類されるお酒は、飲んだ時点では体が温まりますが、その後は酔いが醒めてくるに従って一気に体温も奪われていくという特徴があります

 

焼酎や泡盛が九州や沖縄など温かい地域で広く飲まれるのも頷けますね。これらのお酒は風邪のときに飲むのはNGです。

 

お酒を温めて飲むと効果的

体を温める効果を期待してお酒を飲む場合、お酒自体を温めて飲むことをオススメします

 

氷を入れたり、冷蔵庫で冷やしたものを飲むと、風邪で弱った胃腸を冷やして消化不良を起こしたり、免疫力を下げてしまう可能性があります。

 

日本酒なら熱燗や卵酒、ワインならホットワイン、抵抗力を上げるビタミンCなどを含んだ果物や、喉の痛みを和らげるはちみつを混ぜて、ワインやブランデーと割って飲むのもオススメですよ。

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風邪の時の飲酒の3つの注意点

 

知っておきたいお酒の逆効果

風邪の時にお酒を飲むことで、良い効果があることは確かです。しかし、飲み方に気をつけないと逆効果になってしまうことがあります。

 

お酒は免疫力低下、脱水、睡眠不足、薬の効果を下げる等の作用をもたらすことがあるため、飲み方や量に注意が必要です。

 

飲み過ぎは絶対ダメ!

風邪のときは、発熱、頭痛、喉の痛み、鼻水、下痢などの症状によって体力の消耗を引き起こすことが多いです。

 

早く回復するためには、免疫力を上げるために栄養と睡眠を十分にとり、体力を付ける必要があります。

 

少量のお酒は風邪の回復を促してくれる効果が期待できますが、飲み過ぎると頭痛や発熱、喉嗄れで声が出にくくなることがあり、風邪の症状を悪化させます

 

その上、多量のお酒は胃腸の内側を覆っている細胞を損傷させてしまい、栄養素の吸収が阻害されます。せっかく野菜やサプリメントで栄養補給しても未消化のまま体外へ排出されてしまうのでは意味がありませんよね。

 

また、中途覚醒によって良質な睡眠がとれず体を十分に休ませることができなかったり、アルコールを分解するために胃や肝臓に負担が掛かってしまいます。内臓の疲労も睡眠を浅くする原因となるので要注意です。

このように、飲み過ぎると風邪にとって良いことは一つもありません。

 

熱があるときは注意

風邪によって発熱している最中にお酒を飲むと、更に熱を上げてしまい、体が辛くなる恐れがあります。また、発熱中の体内では、肝臓が免疫を上がるためにフル活動している状態です。

 

そんな中でお酒を飲むと、アルコール分解にも稼働しなくてはならず、肝臓への負担が更に増えてしまいます。結果的に肝機能低下を引き起こし、免疫力が低下してしまうことがあります

 

さらにアルコールを分解するのに水分を多く消費する上、利尿作用によって水分が奪われます。発熱中は汗もかくため、喉の渇きや脱水症状が起きる可能性があります。

 

温かいお酒を水分と一緒に摂る

風邪の際にお酒を飲む時は、温かいお酒を適量、水分と一緒に摂るようにしましょう。そうすることで、アルコールが体にもたらす良い効果だけを取り入れ、脱水症状や二日酔いを防ぐことができます

 

また、空腹状態での飲酒を避けることも肝臓への負担を減らすという点で大事です。

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危険!薬との飲み合わせ

 

風邪薬との併用は大変危険!

風邪のときに風邪薬を飲む人は多いでしょう。しかし、その際はアルコールと同時に摂取すると危険であると言われています。

 

お酒には中枢神経抑制作用があるので、薬の副作用である眠気を倍増させたり、頭痛や倦怠感などの症状が強く出る場合があります

 

また、人や薬の種類によっては、呼吸困難が起きたり、意識が朦朧とする、トリップ状態等の意識障害が起きることもあります。

 

神経が鈍っていることによる運動機能の低下は、交通事故を引き起こす可能性もあり、ときには死亡するケースもあるため、絶対に一緒に飲んではいけません。

 

薬の効果を弱めてしまう可能性あり

薬は肝臓で分解されて血液を巡って効果を発揮します。お酒を飲んでいる時の肝臓は、アルコールをいち早く分解するために分解酵素を増やして代謝を活発にします

 

そのため、薬まで過剰に分解してしまい効果が弱くなってしまうそうです。

 

薬を服用中はお酒を控える方が良いでしょう

薬の効果が残っている状態での飲酒、もしくはアルコールを飲んでからの服薬は大変危険な行為です。

 

では、どのくらいの間隔であれば大丈夫なのでしょうか。アルコールが抜ける時間は個人差があるために判断は難しいとされます。

 

一方、薬の効果時間は、1日3回服用するもので大体5時間くらいです。薬を服用してから最低でも5時間以上空けてから飲めば安心だと思われます。しかし、薬によっては効果時間がもっと長くなるものもあるため、薬を服用中はお酒を控える方が良いでしょう。

 

今回は、風邪のときにお酒がもたらす効果についてまとめました。

 

風邪やインフルエンザ等で体が弱っているときには、お酒のメリットよりもデメリットの方が多い気がします。そのため、お酒はタバコ同様に避けた方が無難でしょう。

 

症状がひどい場合は病院へ受診し、栄養補給と安静が風邪を早く治す鍵です。お酒はその手助け程度のものであると考え、決して「お酒で風邪が治る」というわけではないことを理解しておきましょう。

 

昔から、「酒は百薬の長」「風邪は万病の元」といいますが、「酒は百薬の長、されど万病の元」かもしれません。飲み過ぎるとかえって健康が損なわれてしまいます。

 

「風邪の時はほんの少しだけ、健康な時もほどほどに」をオススメします!

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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