いびきを治す5つの方法【女性も男性もこれで対策してみて!】
<監修医師 まっちゃん>
旅行に行ったりして、誰かと同じ部屋に就寝する際に「いびき」をかいてしまったらどうしよう?と気になる方もいるかもしれません。
それが大切な人との旅行だったりすると・・尚の事気になって仕方がないですよね。今回はいびきをかかない方法、対策などをご紹介します。
いびきを自力で治す方法・対策
いびきを自分で対処する対処法5つをご紹介します。
①就寝する環境を整える
いびきが気になる方は、まず枕の高さを変えてみましょう。枕の高さが高過ぎると舌が喉の奥に入りやすく、気道が塞がる為にいびきの原因になる事があります。
また仰向きで就寝する事で、気道が塞がりやすくなるのでいびきが気になる方は横向きに寝るのがベストです。
また、就寝する部屋のハウスダストなどによって鼻の調子が悪くなる事も一つの原因になります。布団やお部屋を清潔に保つようにしましょう。
眠る姿勢と身体の関係についてはこちらも参考にして下さい。
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②禁酒、禁煙を心がける
飲酒をするとアルコールの影響でのどの筋肉が緩まります。それが原因で気道が狭くなる為、狭くなったのどの粘膜を振動させてしまい、いびきが起こります。
また喫煙も気管やのどの炎症を起こしやすいので、それが原因で気道が狭くなり、いびきが起こりやすくなります。
飲酒や喫煙は成人病の原因としても良く挙げられます。いびきを解消する為にも深酒や喫煙はなるべく避けるようにしましょう。
③鼻づまりを解消する
最近では鼻づまりを解消する為の市販のスプレーなどもあります。
鼻づまりが原因のいびきも多いので、ドラッグストアなどで鼻づまり対策グッズなどを購入し、利用してみても良いかもしれません。
他にも鼻の周りにメンソレータムを塗るとスーッとして鼻づまりに効果があります。
鼻づまりについてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。
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④ツボ押しをする
特に効果があると言われている場所が、鎖骨と鎖骨の真ん中あたりに位置する「天突」という場所です。
この場所を1日8回程ゆっくりと押してあげると、いびきだけでなく、咳やぜんそくにも効果があるそうです。
⑤口腔体操
口の中で舌をぐるっと回す体操です。口を閉じたまま、歯茎に沿って出来るだけ大きく回します。
右回りと左回りをだいだい20回程度、1日2~3分を3日程繰り返すことで、効果が得られます。
即効性が高いと言われており、早く治したい方には効果的かもしれませんね。
いびきを治すおすすめ防止グッズ
手軽に買う事の出来るいびき防止のためのグッズを2つご紹介します。
①マウスピース
市販でも「歯科技工士さんが開発したマウスピース」などだいたい2000円前後で購入できるものがあります。
こちらは鼻づまり以外のいびきや疲れた日の睡眠時にいびきが酷くなる方に効果的です。
ただ口の中に異物感があるのが気になる方は「眠れない」とストレスになってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
②鼻腔を拡張するブリーズライト
鼻腔を広げて呼吸を楽にする効果があるので、鼻づまりによるいびきが酷い方には効果的です。ドラッグストアなどでも手軽に手に入ります。
他にもグッズではありませんが、スマートフォンのアプリで自分のいびきがどの程度かを確認する事のできるアプリなどがあります。
これを利用して自分のいびきを録音して、チェックしてみるのも良いかもしれません。
いびきを治す為の病院での治療法
いびきがあまりに酷い場合には病院で治す方法もあります。どのような治し方で、費用や期間はどれくらいかかるのかをご紹介します。
いびきは手術で治せる?
いびきをどうしても治したい場合には最近では「レーザー手術」が主流になってきています。
手術は喉の奥を部分的に切除することによって、喉の奥の空気の通り道を広くする事でいびきを改善する方法です。
昔は切開手術をして大体1週間前後の入院が必要で、手術費用も10万円前後と高額でしたが、近年はレーザーによって入院も特にすることなく、日帰りで手術が受けられるようになりました。
費用も3万円程と比較的手術費用としては安価な料金で、麻酔も局部麻酔で手術が出来る為、出血量も少なくて済みます。
初診料や外来の費用も含めると治療料金は4万~5万円くらいです。
手術自体はすぐに終了しますが、手術の影響は1~2週間、ひりひりとした火傷のような状態が続きますので、なるべく休養を取る事が大事です。
他の治療法は?
いびきが酷い場合には「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。これは喉の奥で気道を完全にふさいでしまう事で、呼吸が短い期間止まる病気です。
これにより睡眠が十分に取れなくなり、日中の眠気を引き起こしてしまう事があります。
治療法としては「CPAP」という酸素のマスクを当てて眠る事で、睡眠時の気道をマスクから空気を送る事で広げる効果があり、気道が睡眠時に塞がる事を予防します。
その他の質の良い睡眠をとる方法についてはこちらを見て参考にして下さい。
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どの科を受診すれば良いのか?
この手術を受ける為には、耳鼻科の受診が必要になります。しかしながらいびきの手術が出来るかどうかは、病院によって異なりますので、事前に確認することが大切です。
最近ではいびき外来などを設立している病院もあります。近くにいびき外来があれば、そちらを受診する事をお勧めします。
いびきの原因
これまでいくつかのいびきの対処法をお話ししましたが、そもそもいびきが起こる原因は「気道が狭くなる事」にあります。なぜ気道が狭くなるのでしょうか?
①肥満により気道が狭くなる
太る事によってのどの内部にも脂肪が付きます。脂肪が付くことで気道が狭くなり、いびきが起こります。
②年齢による筋肉の衰え
加齢に伴って、筋肉が衰えていきますが、のどの筋肉も例外ではありません。
喉の筋肉が衰える事で、舌が気道に落ち込みやすくなり、気道が狭くなります。
③扁桃や口蓋垂が大きすぎる
喉の奥にある扁桃は3種類の物があり、咽頭扁桃(いんとうへんとう)、口蓋扁桃(こうがいへんとう)、舌扁桃(ぜつへんとう)の3つがあります。
これが大きい事により気道を塞ぎ、いびきがうるさくなる事があります。
子どものいびきが酷い場合にはこの扁桃が大きい事が関係していると言われています。
④口呼吸になっている
寝ている間に鼻詰まりが酷いと、自然に口呼吸になりがちです。眠っている際に口呼吸になってしまうと、喉の奥に舌が入り込んでしまい、気道が狭くなるため、いびきが起こります。
つまり鼻つまりが原因のいびきは口呼吸に主な要因があるというわけです。
口呼吸の治し方についてはこちらを見て参考にして下さい。
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⑤アルコールなどで筋肉が緩む
飲酒する事でのどの筋肉が緩み、気道が狭くなります。いびきは気道が狭くなることが原因ですが、これは薬で治す事はできません。
夫婦の寝室が同じで、旦那さんのいびきがうるさい事が離婚の原因になった・・という例もあるくらいです。
いびきに悩んだら耳鼻科や専門医の診察を受けるようにしましょう。
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