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こめ油の3つの効能!危険性も忘れずに確認して!

<監修医師 まっちゃん>
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最近は「実は身体に良い油」の話題が次々とメディアに登場しています。

そんな中、2015年の暮れにテレビで取り上げられ大反響を呼んだのが「こめ油」です。

 

「こめ油の効能って何?」という疑問から、「こめ油に危険性はないの?」という疑問まで、こめ油に関するいろいろなお話をご紹介します。

長所も短所も含めてこめ油をきちんと理解して、健康な生活習慣を取り入れちゃいましょう。

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こめ油とは?

 

こめ油は米ぬかから作られる油のことを指します。

油は様々な原料から作られますが、何から作られるかによってその効能はまちまちです。

 

もっとも一般的にご家庭で使用されているサラダ油は菜種や大豆、ひまわりの種、ごまなど様々な原料から作られており、低温でも固まらないのが特徴です。

キャノーラ油は専用の菜の花から作られる油、オリーブオイルはオリーブの実から、グレープシードオイルはぶどうの種から作られます。

 

しかしなぜ米ぬかから油が出来るのかというと、元々米ぬかに含まれている油分を抽出し、精製して使用するのです。

米ぬかはなんとその20%が油分で出来ています。

 

まさに米は最後の一滴まで生活の役に立つ、日本人にはなくてはならぬ穀物ですね。

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こめ油の効能

 

様々な油が存在する中で、なぜ最近になってこめ油が注目を浴びるようになってきたのでしょうか。

 

それはこめ油の持つ効能についての研究結果が発表され、その力が見直されるようになってきたからです。

その効能は以下の通りですのでご覧下さい。

 

腸の調子を整える

こめ油の原料は米ぬかです。米ぬかとは玄米を白米に精製する際に除外される部分を集めたものです。

 

玄米のままでも食べられるお米ですが、精米して外側を削った白米は「銀シャリ」とも形容され、甘く芳ばしい香りを放ちとても美味しいものです。

 

しかし健康食として玄米が支持されていることからも分かるように、白米に精米する際に米が本来持つ食べ物の一部が失われてしまうのです。

失われてしまう食べ物は食物繊維やビタミン、ミネラルなど、身体の健康を考えると摂取しておきたいものばかりです。

 

特に食物繊維は腸を洗浄してくれるので胃腸の調子を整えてくれる大切な食べ物です。

ですから米ぬかから作られるこめ油を使用すると、米ぬかに含まれる食物繊維を摂取することが出来ます。

 

抗酸化作用がある

抗酸化作用とは、活性酸素から身体をガードする効果を指します。活性酸素とは、身体が老化する犯人です。

 

「身体が酸化する=錆び付く」ということは、それだけ老化現象を加速させるということです。

つまり抗酸化作用のある物質を体内に取り入れることは、アンチエイジングに重要な意味を持つということです。

 

抗酸化作用が高い食べ物というと緑茶やバナナなどが有名ですが、こめ油にもたっぷりと含まれています。

 

特に抗酸化作用に効果があるのはビタミンEですが、こめ油には「スーパービタミンE」の異名を持つトコトリエノールが含まれています。

あまり耳にしないトコトリエノールですが、ビタミンEの50倍の効果があると言われているビタミンの一種です。

美容のためにもぜひ、積極的に摂取したい成分です。

 

生活習慣病に効果がある

抗酸化作用が豊富なこめ油ですが、それはこめ油に多く含まれる「ガンマ・オリザノール」の効果の一つです。

ガンマ・オリザノールは抗酸化作用だけではなく、コレステロールの過剰な摂取も阻止してくれる働きがあります。

 

コレステロールが身体に吸収されにくくなるということとは、動脈硬化の予防に効果があるということです。

 

糖尿病などコレステロール値が気になる生活習慣病にはなくてはならない効能を持っています。

【関連記事】
足の裏が熱い原因解明!糖尿病の可能性あり!?

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こめ油に潜む危険性

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素晴らしい効能ばかりのこめ油です。早速試してみたいところですが、何事も長所があれば短所もあります。

こめ油を使用する前に知っておきたい見逃せない短所についてご説明します。

 

量を増やして摂取するのは危険

まず、何事にも適量はあるという問題です。

「身体にいいからどんどん使っちゃおう!」と普段の食事に大量のこめ油を使用するのは危険です。

 

健康や老化防止に効果のある成分を含むとは言っても、やはり「油」です。

過剰に摂取するとカロリーが恐ろしいことになります。

 

1日にどれだけの量のこめ油を摂取すると危険なのか、はっきりした数値ははっきりは分かっていませんが、摂りすぎるのは厳禁です。

普段使用している油の一部をこめ油に切り替える、くらいの使用方法が最も安心して使用できる量です。

 

ちなみに厚生労働省は、成人の場合1日に摂取する脂質の理想量はカロリー全体の20%としています。

 

20%なら結構な量が摂取できそうですが、これは「1日の総脂質量」であり、肉や魚その他の加工食品に含まれている脂質も考えますと、1日に摂取して問題ない油の量は大さじ1程度です。

 

精製方法によっては危険がある

米ぬかから作られるこめ油ですが、米ぬかに含まれる20%の油分を抽出し、精製して作られます。

つまり米ぬかすべてを利用できるわけではないので、米ぬか100gを加工して得られるこめ油は14gほどになります。

 

なんとかたくさんの油を得るために、ある方法がとられています。それは「ノルマルヘキサン」を使って強制的に抽出するという方法です。

 

ノルマルヘキサンは石油系の油脂ですので、それを人が口にするものに混入してしまっていいのか、という問題があります。

自然界に存在しないものは本来人間が口にするべきものではないとする考え方です。

 

またノルマルヘキサンの特性として、抽出に活用すると油をトランス脂肪酸に変えてしまうというものがあります。

トランス脂肪酸は高血圧や肥満など、生活習慣病の原因となりますから摂取を控えるべき物質です。

 

ただしノルマルヘキサンはこめ油だけではなく、多くの食用油にも使用されています。

そのため完全除去は難しく、「出来るだけ量を摂らないようにする」ことで健康への悪影響を回避できます。

 

特におすすめしたいのが「圧縮一番搾り」という製法で作られたこめ油を使用することです。

無理に油を絞らない分、お値段は高めですが、健康にいいのか悪いのか分からないものを口にするよりは安全です。

 

保管方法に注意する

食品は開封後放置しているとどんどん品質が変化します。

こめ油は他の油とは異なり、高温でもその効能があまり損なわれないのが特色です。

 

しかし常温保存できるとはいえ、直射日光の当たる場所に保管するのは絶対にやめましょう。

 

高温でも効果が失われない、ということは、あくまで調理時の加熱の話です。

室温の変化や日光に晒しても平気な食品というわけではありません。

 

変質を防ぐためにも、どーんと大瓶で購入するよりは小さいサイズをこまめに使い切るようにした方が安心です。

 

普段使っているサラダ油をこめ油に切り替えるだけで美容も健康も欲張れてしまうのは何とも魅力的です。

1日の摂取量を守るだけで生活に取り込めるのは気楽ですぐにでも始められそうです。

【関連記事】
凄い!エゴマ油の4つの効能や副作用を徹底解説!

 

ただし危険性を考慮した上で使用しなければ、後から後悔することになってしまうかも知れません。

あくまで適正な使用方法範囲内で、油を活用した美と健康生活を始めましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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