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わかめの食べ過ぎはコノ病気に注意!【適量はどれぐらい?】

<監修医師 まっちゃん>
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わかめはヘルシーなため、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。しかし、いくらヘルシーだからといって食べ過ぎてしまうことで病気になってしまうこともあるそうです。どのような病気になってしまうのか、わかめの効能とともに解説していきたいと思います

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わかめを食べ過ぎると危険!?

 

摂取カロリーの増加

わかめは生の状態で100gあたり約16カロリー、乾燥させた状態のわかめは100gあたり約140カロリーです。カロリーは低いため、ダイエットをしているときには強い味方になってくれます。

 

しかし、せっかく低カロリーのわかめにドレッシングをかけてしまえば、摂取カロリーが増加してしまいます。こうなると肥満や糖尿病の引き金になる可能性があるので、わかめを食べるときには、食べ方を気をつける必要があるのです。

 

消化不良の原因

わかめには、「アルギン酸」というぬめり成分が含まれていて、また水溶性の食物繊維のため一緒に食べた物の塩分と結びついて体の外へと排出してくれるので、体内のナトリウムが減少し、高血圧の予防に効果があると言われています。

 

また、血液中のコレステロールを減らす働き、腸内環境を整える働き、有害物質を体の外へ排出する働きがあります。

 

また、セルロースという成分も含まれていて、水に溶けない食物繊維で消化もされないため、腸内で水分を吸収して膨らみ、便の量を増やして柔らかくしてくれます。腸内の蠕動運動を活発にし、腸内に便が長時間とどまることを防ぐため、便の中にある有害物質の吸収を防ぎ、大腸がん予防の効果も期待できます。

そして、お腹の中で膨らむため満腹感があり、食べ過ぎ防止にもつながります。

 

しかし、食べ過ぎてしまうと腸を刺激する力が強くなってしまうため、下痢の原因になってしまうのです。決して健康にとって悪いものではないですが、わかめを食べると腹痛が起こりやすいと感じている人は、一度にたくさんの量のわかめを食べ過ぎないことが必要です

 

わかめは1日10gで推奨量を摂取することができるので、乾燥わかめ40gを超える量は控えたほうが良いです。

 

食べ過ぎの害についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
食べ過ぎで下痢や嘔吐がヒドい。4つの対処法を試してみて!

 

ヨードの過剰摂取が体に及ぼす影響

別名ヨウ素とも呼ばれるヨードは甲状腺ホルモンの合成には必須のミネラルで、体の代謝や自律神経のリズムを安定化させて精神面と肉体面を健康に保つ働きをしてくれるのです。

 

また、脂質に糖質の代謝の促進、脂肪燃焼を促す効果もあるためダイエットしやすい体質に変化させることが可能です。

タンパク質の合成にも関わってくるので、皮膚や髪の毛をキレイに維持する働きもあります。そして血中コレステロール値の減少に動脈硬化の予防、美肌効果にアンチエイジング効果もあると言われています。

 

多くの効能があるヨードですが、摂取しすぎると逆に健康面に悪影響を及ぼす危険性があるのです。過剰に摂取してしまうと、過剰に甲状腺ホルモンが作られることになるため、甲状腺の病気のリスクが高まってしまうのです。甲状腺の病気となると、バセドウ病がよくあげられます。

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ヨードを取りすぎるとどうなるの?

 

甲状腺機能低下症

甲状腺にもともと異常を持っている人にとって、ヨードを過剰摂取することは症状を悪化させてしまうのです。橋本病の場合ですと、甲状腺機能低下症の症状が重くなったり、甲状腺が腫れてしまうことがあります。

 

あまり症状が見られないことが多いですが、進行してくると記憶力低下、無気力、居眠り、便秘、食欲低下、体重増加があげられ脂質異常症を合併しやすいです

 

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの産生、分泌が過剰に更新している状態を甲状腺機能亢進症と言います。これにより異常が生じている病態を甲状腺中毒症と言われています。

 

甲状腺機能亢進症の90%がバセドウ病で自己免疫疾患の1つです。症状としては、いくら食べても痩せていく、動悸、息切れ、多汗、微熱、手指のふるえ、不安感、集中力の低下などがあげられます。

【関連記事】
バセドウ病の手術に関するまとめ【費用、後遺症から入院期間まで解説】

 

甲状腺がん

男性よりも女性に多く発生する傾向があり、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されます。甲状腺がんのおよそ9割が乳頭がんで40~50歳の女性に多く見られることが分かっているのです

 

甲状腺がんの発症には女性ホルモン(エストロゲン)の関与が指摘されていて、閉経後の女性がヨウ素を多く摂取すると甲状腺がんになるリスクが高くなるのです。

 

妊婦は子供が先天性の甲状腺機能低下を起こす危険性がある

妊娠中にヨウ素を含んだ食材を食べることは胎児に悪影響を与えると言われています。

産婦人科でも注意を受けることがあります。妊娠中には1日240ugのヨウ素を摂取する必要があると言われていて、上限値は2200ugとなっています。

 

しかしこの数値を超えて摂取し続けてしまうと胎児にヨウ素が蓄積されて、生まれた時に新生児が先天性向上機能低下症を引き起こす危険があるのです。そのため摂取量には注意しなければなりません。

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わかめの効能

 

便秘解消

食物繊維が豊富に含まれていて、便秘を解消する効果があります。不溶性食物繊維であるセルロースは、水に溶けないため大腸まで運ばれて、大腸にある便の量を増やして働きを促してくれます

 

血圧を下げる

カリウムが含まれていて、その働きにより体内の塩分濃度を下げてくれるのです。高血圧は様々な病気の原因になるので気を付けたいところです。

カリウムの作用についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
カリウムの過剰摂取は危険!【この症状が現れる!】

 

ダイエット効果

甲状腺ホルモンの主な成分であるヨウ素のはたらきで、炭水化物やたんぱく質、脂質の代謝を高めて脂肪を燃焼させてくれるのです。また低カロリーのためダイエットにも向いています。

 

免疫力アップ

わかめのネバネバ成分であるフコダインは、免疫で大切な役割を持っているナチュラルキラー細胞を活性化させてくれます。また、がん予防にも効果が期待できるのです。

 

肌をきれいにする

わかめにはフコキサンチンという成分が含まれていて、コラーゲンを分解してしまうコラゲナーゼという酵素の働き、ヒアルロン酸を分解してしまうヒアルロニダーゼという酵素の働き、エラスチンを分解してしまうエラスターゼという酵素の働きを抑制すると言われています。

 

コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンはすべて皮膚の真皮の主成分で、これが減少すると肌のハリや弾力がなくなってしまいます。潤いがなくなり乾燥肌の原因にもなります。

 

フコキサンチンには他にもコラーゲンの生成を助ける働きや、シミやソバカスの原因になるメラニン色素の生成を抑制する働きがあるため美白効果があげられることや、ニキビや吹き出物の原因になる皮脂の過剰分泌を抑制する働きがあるのです。

 

アンチエイジング効果

フコキサンチンには抗酸化作用があると言われていて、老化を防ぐ効果があるのです。フコキサンチンは、活性酸素の過剰増加と働きを抑制してくれるので酸化を防ぐことができます

 

髪の毛がきれいになる

わかめに豊富に含まれるミネラルには、髪の毛をきれいにする働きがあるのです。ツヤのある健康的な髪の毛になると言われていることや、育毛効果、髪を丈夫にする効果が期待できるのです。

 

生活習慣病の予防

アルギン酸が含まれていて、体内のカリウムとナトリウムの量を調整する働きがあるのです。

 

塩分が多い食事をすると体内のナトリウムが増え、血圧が高くなってしまいます。高血圧が続くと動脈硬化を引き起こして、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病につながってしまいます。アルギン酸には、コレステロール値、中性脂肪、血糖値を正常に維持する働きもあるため、様々な病気を予防することができます

【関連記事】
アルギン酸とはどんな成分?【7つの効果や含まれる食品を解説】

 

花粉症とアレルギーを緩和

海藻にふくまれる成分のフコダイン。これには花粉症やアレルギーを緩和させる働きがあると言われていて、体外から侵入した異物を追い出そうとして免疫機能が働きますが、活性化しすぎて体の免疫機能のバランスが崩れると花粉症やアレルギーの反応が出るのです。

フコダインは、この免疫機能を正常の状態に戻すため、症状を緩和させることができるのです。

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