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インフルエンザで腹痛や下痢がヒドい!助けて!

<監修医師 吉野 聖奈>
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「インフルエンザにかかって腹痛に苦しんでいる。」「インフルエンザのせいで下痢になった。」

そんな経験がある方、いらっしゃいませんか?

 

一方でインフルエンザのせいで腹痛や下痢といった症状が出るなんて、と驚く方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回はインフルエンザと腹痛・予防の関係やその対処方法についてご紹介します。

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インフルエンザで腹痛や下痢が起こる原因

 

なぜインフルエンザで腹痛や下痢が起きるのか

インフルエンザと言えば高熱や全身の倦怠感が主な特徴で、咳や鼻水といった症状がまれに出る、くらいの認識です。

 

腹痛や下痢がひどい場合は別の病気、ノロウイルスやウイルス胃腸炎を疑ってしまいます。

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しかし腹痛や下痢を伴うインフルエンザもあるのです。

それは「インフルエンザB型」「インフルエンザ新型」に感染した場合です。

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インフルエンザには流行の型があることはご存じの方も多いかと思いますが、どの型に感染したかによって、症状も微妙に異なります。

 

B型や新型は消化器系の症状が強く出るため、腹痛や下痢といった症状が出る場合があるのです。

 

インフルエンザとそれ以外の病気由来の腹痛・下痢の見分け方

インフルエンザが原因となる腹痛・下痢の症状があることは分かりましたが、他の病気の場合とどうすれば見分けがつくのでしょうか。

見分け方をまとめました。

 

高熱を伴う

インフルエンザの特徴は39℃以上の高熱が出ることです。

腹痛や下痢と共に高熱が出る場合は真っ先にインフルエンザを疑っていいでしょう。

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下痢・腹痛の症状の方が激しい

熱っぽさやだるさとは比較にならないほど腹痛と下痢が激しい場合は、ノロウイルスやウイルス性胃腸炎の疑いが濃厚です。

さらに嘔吐がするようならば、インフルエンザではない可能性が高いでしょう。

 

薬の副作用

しかし中には、「医療機関で診断してもらうまえは腹痛や下痢はなかったのに、その後で出てくるようになった」という方もいらっしゃるかも知れません。

 

病院で何らかの別の病気をうつされたのではないかと心配になりますが、もしかしたらそれは処方されたタミフルが原因かも知れません。

 

タミフルはインフルエンザに対して効果があるので医療機関では良く処方されますが、副作用も存在します。

人によって副作用の出方は様々ですが、中には腹痛を感じたり下痢症状を引き起こす人もいるのです。

 

副作用が出た場合はお医者さまに相談すると良いでしょう。

自己判断で薬を飲むのをやめるのはやめましょう。

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必要があるから処方されたお薬なので、途中でやめてしまうと本来の目的が果たせません。

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インフルエンザで腹痛や下痢がヒドい。。楽にする方法

 

腹痛・下痢がひどいときにやってはいけないこと

体力を消費する下痢からは少しでも早く解放されたいですよね。だからといって、市販の下痢止め薬を服用するのはやめて下さい。

 

なぜ下痢や腹痛が起きるのかというと、体内に侵入してきた異物を体外に排除するためです。

身体の正常な状態を取り戻すために、腹痛も下痢も必要な作用になります。

 

下痢止め薬を服用すると身体を正常化するための機能を途中で止めてしまうことになり、回復が遅れます。

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腹痛・下痢がひどい場合の対処方法

腹痛や下痢は無理に止めようとするよりも、早く異物を出しるように力を添えた方が早く楽になれます。

 

トイレにこまめに行く

とにかくトイレを我慢せず、さっさと体外に異物を出し切ってしまいましょう。

 

お腹を圧迫せず、適度にあたためる

ウエストのきついズボンやスカートは避け、できるだけ腰回りがゴム製のボトムスを着用しましょう。

 

腹巻きでお腹を温めるのも効果的です。「腹巻きなんか持っていない」という人は、膝掛けなどをゆるくお腹に巻くだけでも効果があります。

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腹痛や下痢がヒドい時の食べ物!水分はしっかり摂りましょう!

 

腹痛や下痢がひどい時のおすすめ食べ物

「どうせ食べても出ちゃうし」「お腹が痛いのに食べている場合じゃない」

と思っていませんか?下痢の時は水分だけではなく、カリウムやナトリウムといった身体にとって大切な栄養素も失われていきます。

 

体力を回復させるためにも、食事で失われたものを取り戻すのは重要です。

しかし、普段通りの食事は身体が受け付けてくれませんよね。

 

ですから以下のものを意識して摂取して下さい。

・おかゆ、パンがゆ

・うどん

・人参スープ

・キャベツのコンソメ煮

・果物(特にリンゴやバナナ)

・あたたかい飲み物

柔らかくて消化しやすい食材がオススメです。

 

逆に避けて欲しい食材は以下の通りです。

 

食物繊維が豊富なもの

ごぼう、ほうれんそう、じゃが芋、さつまいも、きのこ類など。食物繊維は消化器系のはたらきを活発にするため、下痢の際には避けた方がいいでしょう。

 

脂っこいもの

お肉、ソーセージやベーコンなどの加工品など

「体力をつけないと!」と思ってしまいがちですが、消化器系に負担をかける食材なので回復してからのご褒美にとっておきましょう。

 

生もの

お刺身や魚介類など、下痢や腹痛時には御法度です。

 

お菓子

お菓子のほとんどは消化しにくい食材なのでこちらも我慢しましょう。

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水分補給の重要性

さきほど「どんなにつらくても下痢止め薬は服用しない」というお話をしました。

とはいえ、ただじっと耐えるだけですと脱水症状に陥る可能性があります。

 

また消化器系に症状が出ているので、当然その機能も低下しています。

無理に食べようとすれば吐いてしまうこともありますよね。

 

上からも下からも水が大量に失われていますから、とにかく水分をしっかり補給するようにしましょう。

 

最近は薬局やドラッグストアでも、口から摂取できる点滴のような「経口補水飲料」が購入できます。

 

スポーツ飲料は砂糖が多いのである程度体力が回復してからでないと逆に喉が渇きます。

経口補水飲料でしっかり水分を補っておけば、2日くらいなら何も食べなくても健康に害はありません。

 

お腹が空いてきたら回復してきた証なので、その時になってから消化しやすいものから徐々に口にしていけばいいでしょう。

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まとめ

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インフルエンザは感染した型により消化器系に影響が出て腹痛や下痢といった症状が出ます。

 

まれにタミフルの副作用で腹痛や下痢といった症状が出る場合もありますが、この場合はお医者さまと相談して対処方法を決定しましょう。

 

下痢は無理に薬で止めず、異物を体外に出し切るように援助するのが回復への近道です。

また下痢や腹痛時にはしっかり水分補給を行うようにしましょう。

脱水症状に陥るのを防ぐのが目的です。

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