ガングリオンができる3つの原因!足や手首にできて不気味!
<監修医師 WASHIO>
ガングリオンという名前だけ聞くと、何だか凄い病気なのか?なんて思う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
今回はこのガングリオンの正体や出来る原因についてまとめてみました。
ガングリオンとは?
ガングリオンは関節にゼリー状のような液が溜まり、それが腫れてくる病気です。
「え?腫れてるの?」と思いますが、主に腫れてくるのは指と指の間や、手首、足指の間、膝などの関節が集中する部分です。
かなり稀ですが骨や筋肉、神経にも出来る場合もあります。
腫れの大きさは米粒大のものからピンポン玉位の大きさのものまであり、腫瘍部分も柔らかいものもあれば、固いものもあります。
イボと勘違いしそうな感じもありますが、イボではなく、医学的にもガングリオンは腫瘍に近い分類になっています。
ガングリオンは水泡のように小さくはありません。ましてやかゆくもないのです。
まれに痛みが出る事もありますが、大きさの割にはほとんどのものが痛みもありません。
ではなぜガングリオンが出来るのか。出来る方の特徴・原因などを交えてお話ししたいと思います。
ガングリオンが出来る3個の原因
ガングリオンがどういったものかは前述でご説明させていただきましたが、なぜこんな足首や手に不気味な腫れが出るのでしょうか。何だか怖いですよね。
所説あるのですが、原因と言われる3点をお話ししたいと思います。
ガングリオンの出来る原因
✅関節や腱の周りには関節の動きをスムーズにする潤滑油のようなものがあり、これを滑液と言います。
この滑液が作られる細胞が何らかの異常で粘液を作り出し、それが関節の周りの袋に溜まる事が原因と言われています。
✅手を良く洗う人、手をよく使う人(PC作業の多い方など)に出来る・・そういわれる事もあるようですが、関係ないそうです。
手を洗うのなんて、一日で総合しても1時間もないですしね。
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✅ぶつかった時にできやすい・・そういった報告が実際にあります。関節を柔らかいクッションのように、衝撃から守る為に出来るという説もあります。
上記に3つの原因を挙げてみましたが、実際には「関節の周りに液が溜まる」という事以外は今一つはっきりした原因は分かっていません。
ガングリオンが出来た周辺(手や足)を酷使しないと、自然に消えていることもありますので、治療が特に必要ない場合もあります。
ガングリオンは出来る場所や粘りのある液からなっている事などは分かっています。
またそれ以外に20代~30代の方、それも女性に発症しやすい病気だということも分かっていて、その他は原因不明のところが多いのです。
ガングリオンである事の判断は病院で行います。
ガングリオンは放置してもいいの?
ガングリオンは悪性のものではないので、痛みや大きくならない限りは放置しておいても大丈夫です。また悪性に変わる事もありません。
またガングリオンの出来ている部分を酷使しなければ、何もしなくても自然と消えていることもあります。命に関わる病気ではないのでご安心を。
しかしながら、まれにガングリオンが大きくなり、神経を圧迫して痛みを伴うことがあります。
日常生活や運動機能に支障をきたす場合には、早めの処置が必要です。
そしてガングリオンの検査をした際に本当にまれにですが、悪性の腫瘍(肉腫)が紛れている場合があります。
ガングリオンと似ているので見た目では判断できないのですが、これは放置していると悪性の細胞を拡散させてしまう恐れがありますので、必ず医師の判断を受ける事が大事です。
またガングリオンを放置していて大きくなって中の粘液が固まってしまい、針を刺して確認・治療をする際にかなり痛みを伴ってしまう場合もあるようです。
「これもしかしてガングリオンかな?」と気づいた場合には、痛みがなく小さいうちは様子を見ても大丈夫かもしれませんが、
少しでも違和感がある場合には早めの医師の診察を受ける事をお勧めします。
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まとめ
いかがでしたか?
ガングリオンは実際、悪性のものではなく、心配するような症状は出ない事がほとんどです。
しかしまれに痛みが出たり、運動機能に障害をきたしたりする事も無くはありません。
気になる症状が出たら、早めに病院を受診するようにしましょう。
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