スイカのカロリーは高い?太るのが怖いならこの食べ方を試して!
<監修医師 まっちゃん>
夏になると食べたくなるスイカ。甘くみずみずしいスイカに塩を少し振りかけて食べると最高です。
スイカの水分が喉を潤してくれるので、少しのつもりが食べ過ぎてしまった!!ということありますよね。夏は薄着になる季節でもありますので、1kgでも体重を落としたいとダイエットしている人などには、スイカのカロリーが気になるもの。
ここではスイカのカロリーや食べ方について紹介していきます。
気になる所から確認してみよう
スイカのカロリーってどのくらい?
スイカは、果物とされる場合もありますが、野菜園芸に携わっている方からみると野菜と定義される場合もあるようです。果物、野菜、どちらもスイカに関しては用いられている表現です。
スイカはほとんど水分だと聞いたことがありますよね。スイカは、果肉の90%が水分、10%が糖分と言われており、ほとんどが水分です。
しかし、スイカの1玉のカロリーは、1100~1300キロカロリーあると言われています。スイカが大好きで、1玉食べたという人は、このくらいのカロリーを摂取していることになるので注意が必要です。
しかし、普通の人は1玉なんて食べません。スイカ100g当たり37キロカロリーで他の果物より低めなので、適量を食べるようにしましょう。
スイカの嬉しい効果
スイカには、ビタミン、リコピン、カリウム、シトルリン、マグネシウムなどの成分も多く含まれています。これらの効果について説明していきます。また、これらの成分は、むくみを改善したり、高血圧やダイエットにも効果があるとされています。ここでは、スイカの嬉しい効果について説明していきます。
熱中症対策
スイカには熱中症対策に効果があるとされています。スイカの多くは水分であることと、ブドウ糖やミネラルも含まれているため、熱中症予防にもよいとされています。
また、スイカにはカリウムが多く含まれています。スイカに塩を振りかけることで、塩分(ナトリウム)や水分とカリウムをバランスよく摂取できるようになり、スポーツドリンクを摂取しているのに似た効果が期待できるのです。
熱中症の症状についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい
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むくみ、高血圧・動脈硬化予防
スイカには、むくみの改善、高血圧、動脈硬化の予防に効果があるとされています。スイカに含まれるカリウムやアミノ酸の一種シトルリンは利尿作用があるとされています。そのため、体内にたまった余分な水分を除去してくれるため、むくみや高血圧に効果があるとされています。
また、シトルリンには、血管拡張作用があるとされており、体内の血流を改善するといわれています。そのため、高血圧や動脈硬化などの病気の予防によいとされています。
ダイエット、便秘解消効果
スイカには、ダイエットや便秘解消の効果があるとされています。スイカには海草類などと同じ水溶性の食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を改善して便秘を解消に効果があるとされています。また、食物繊維で満腹感も得られます。
また、スイカに含まれるリコピンは脂質である中性脂肪を減らす効果があるとされているため、ダイエットにもよいとされています。さらに、スイカにはカリウムが多く含まれていて、利尿作用によりむくみの改善にもなるため、体内の余分な水分を排出し、デトックス効果があるとされています。
美肌、美白効果
スイカには美肌や美白効果があるとされています。スイカに含まれるシトルリンには、肌に貼ると美肌・美白効果や冷却作用があるとされています。そのため、紫外線などの日焼けした後の肌のほてりをとり、美白効果が期待されています。
紫外線対策としては、普段から青魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸を摂取しておけば、さらに美肌へつながる可能性があります。また、スイカに含まれるリコピンには、体内の活性酸素を取り除く効果があるとされています。
その他の美肌対策にはこちらも参考にして下さい。
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ダイエットにはこんな食べ方がおすすめ!
スイカの食べ過ぎはカロリーの取りすぎとなってしまいます。そのため、スイカは1日200gまでが推奨されています。食べ過ぎを気にする方は、大玉よりも小玉を選ぶとよいでしょう。
大玉でも小玉でも栄養素に違いはありません。ここでは、食べ方に加えて、簡単なスイカのレシピを紹介していきます。
朝スイカ
スイカは朝食べるとよいと言われています。
スイカの中のブドウ糖は体に吸収されて、エネルギーに代わります。炭水化物を摂取してもブドウ糖となりますが、一度体の中で代謝してからでないとブドウ糖にはなりませんので、スイカのブドウ糖の方が早くエネルギーになります。
睡眠中に消費したブドウ糖の補給ができるので、脳や筋肉を活性化して朝から活動的になれるでしょう。
反対に夜にスイカを食べてしまうと、ブドウ糖を取りすぎてしまうことになるので、ダイエットをしている人は、朝食べるのがよいとされています。スイカを牛乳と一緒にジュースやスムージーにしたり、果肉や種を一緒に砂糖と煮て、ジャムとして食事に取り入れるのもよいでしょう。
涼しい部屋では食べない
スイカには、利尿作用や血流を改善する効果があると説明してきました。しかし、スイカを涼しい部屋で食べてしまっては、汗などの代謝が落ちた状態でスイカの水分を大量に摂取することになってしまいます。
汗が出にくい状態で、水分を摂取しすぎれば、むくみの原因にもなりかねないので、スイカを食べるときは、夏を感じながら食べるとよいでしょう。暑い夏には、スイカを冷凍してかき氷にするのも一つです。
空腹時に食べない
スイカは、空腹時に食べるのは避けた方がよいでしょう。スイカに含まれるブドウ糖は血糖値を上げる作用があります。
食後に食べるのであれば、その他の食事と一緒にゆるやかに吸収されますが、空腹時に食べてしまうと、急激に血糖値が上昇する可能性があるので注意しましょう。
皮も食べる
スイカの皮にも嬉しい効果があります。スイカの皮には、シトルリンが赤い果肉の部分より2倍の量が含まれているとされています。そのため、皮を食べることで、シトルリンのむくみ防止や冷え性の改善効果が期待できます。
さらに、皮の部分を薄くして、パックとして用いることで、美肌効果もあるとされています。
美味しいスイカを見分けよう
スイカの素晴らしい効果がわかったところで、食べるならば美味しいスイカを食べたいですよね。ここでは、美味しいスイカの見分け方について説明していきます。
スイカは、緑色の中に黒色の縦じま模様があります。この縦じま模様の境目がはっきりしていて、デコボコとうねっている模様のものほど、甘味が強いといわれています。また、同じ甘さを見る部分としては、スイカのツルの部分が、深くへこんでいるものほど、甘いスイカともいわれています。
さらに、スイカの底の花がついていた部分が茶色く小さいものほど、甘いともいわれています。
これは「花落ち」と言われる部分で、メロンなども同じ要領で甘さを判断することができます。スイカはポンポンと叩いた音で判断するということもできますが、初心者には難しいともいわれていますので、ぜひこの見た目から選んでみてください。
なお、メロンにも様々なうれしい効果がありますので、こちらも参考にして下さい。
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