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セレコックス錠100mgの8つの副作用【頭痛や眠気にも注意】

<監修薬剤師 いちかわえつこ>
薬 

炎症を鎮め腫れや痛みを和らげる作用のある、比較的新しいタイプの非ステロイド系抗炎症薬です。

変形性関節症、関節リウマチなど関節の炎症の症状に処方されるほか、また抜歯後の痛み止めとして歯科・口腔外科でも処方される薬です。

今回は、セレコックス錠100mgの8つの副作用について検証していきましょう。

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セレコックス錠100mgの効果

 

炎症や痛みを和らげます

 変形性関節症

✅ 関節リウマチ

✅ 腰痛症

✅ 肩関節周囲炎

✅ 頸肩腕症候群

✅ 腱鞘炎

✅ 関節痛

これらの炎症をしずめ、腫れや痛みを和らげる作用があります。炎症反応に関わるCOX-2を阻害します。

胃や腎臓などの調整に関わるCOX-1への影響が少ないことから、胃腸や腎臓への負担が少ない薬となっています。

 

鎮痛作用があります

✅ 手術後・外傷後の鎮痛・消炎

 

ロキソニンの即効性に対し、セレコックスは後からゆっくり効果が現れるタイプの薬です。

 

またロキソニンに比べ、セレコックスは効き目が長いことも特徴です。飲む回数も、ロキソニンが1日3回なのに対し、セレコックスは朝夜の1日2回となっています。

 

歯科・口腔外科でも処方されています。抜歯後の痛み止めにはロキソニンやボルタレンが用いられてきましたが、これらの薬は胃が荒れるという副作用があります。

対してセレコックスは胃粘膜への副作用が少ないのが特徴です。

ロキソニンの効能についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
えっ腰痛にロキソニンは効かないの?【その効果を徹底検証!】

 

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セレコックス錠100mgの副作用

 

主な副作用

セレコックスの主な副作用には、眠気、頭痛、腹痛、口内炎、下痢、血便、発疹、吐き気などがあります。

 

重い副作用

重い副作用はまれですが、以下のような症状が起こることがあります。

 

 「アナフィラキシーショック」

呼吸困難・血管浮腫・気管支痙攣などの重篤な症状が起こることがあります。このような場合は、直ちに医療機関を受診してください。

 

✅ 「消化性潰瘍」

腹痛・吐血・下血、胃腸からの出血、消化管穿孔など。セレコックスは他の鎮痛剤よりも胃に優しい薬ですが、まれに胃潰瘍や十二指腸潰瘍など消化器粘膜が損傷してしまうことがあります。

 

✅ 「心筋梗塞」

胸の痛みや圧迫感・違和感、または締め付けられるような胸の痛みなどが起こることがあります。

心筋梗塞の前兆にご注意下さい。くわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
心筋梗塞の前兆は意外なアレ!4つの予防法!

 

✅ 「脳卒中」

片方の手足の麻痺やしびれ、めまいやふらつきなどの症状に注意してください。

 

✅ 「心不全」

動悸・息切れ・息苦しさ、疲れやすさやむくみなどの症状にも注意が必要です。

 

その他、急性腎不全・間質性腎炎・間質性肺炎など、まれに重篤な症状が発現することがあります。薬を飲んだ後にいつもと違う違和感を覚えたら、速やかに医療機関を受診しましょう。

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セレコックス錠100mgの飲み合わせに注意

 

セレコックスは、多くの薬剤と相互作用を持つため、飲み合わせには注意が必要です。

 

血圧に作用する薬

ACE阻害剤のエナラプリルマレイン酸塩(レニベース)・イミダプリル塩酸塩(タナトリル)・テモカプリル塩酸塩(エースコール)、また降圧剤のカンデサルタンシレキセチル(ブロプレス)・バルサルタン(ディオバン)・ロサルタンカリウム(ニューロタン)など、血圧に作用する薬と併用すると降圧剤の効果が薄れてしまう可能性があります。

 

セレコックスの血漿中濃度を上昇させる薬

✅ 抗真菌薬フルコナゾール(ジフルカン

✅ コレステロール低下薬フルバスタチン(ローコール)

 

これらの薬はセレコックスと併用することで、セレコックスの血漿中濃度を上げてしまい、作用を増強させてしまうため注意が必要になります。

 

併用した薬の血漿中濃度を上昇させる薬

✅ リチウム(リーマス)

✅ 抗うつ剤パロキセチン(パキシル)

✅ 咳止め薬デキストロメトルファン(メジコン)

✅ フルバスタチン

 

これらの薬をセレコックスと併用すると、併用した薬の血漿中濃度を上昇させ、それぞれの薬の作用を増強させてしまう恐れがあります。また、フルバスタチンについては、両方の作用を増強させてしまうことがあります。

【関連記事】
メジコン錠の8つの副作用に注意【効かないのはナゼ?】

 

アスピリン

アスピリンとセレコックスを併用すると、セレコックスのみの服用に比べ消化性潰瘍の発生率が高くなることがあります。

上に挙げた物は代表的な例であり、これ以外にも注意しなければならない薬があります。鎮痛剤や解熱剤でアスピリン喘息を起こしたことのある方は、服用出来ませんのでご注意ください。

アスピリン喘息についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
アスピリン喘息とはどんな症状?【3つの治療法を解説!】

 

また、消化性潰瘍・肝障害・心機能不全の方、妊娠・授乳中の方や子供にも使用出来ません。

 

まとめ

しるし   

セレコックス錠100mgには胃粘膜への副作用が少ないなど、他の薬にはない特徴的なメリットがありますが、副作用が多いため気にされる方も多いでしょう。

 

ですが、重い副作用はまれですので、処方されたとおりに正しく服用することが大切です。また、飲み合わせによっては作用を増強させてしまうため、効果が強く出すぎたり弱まったりして正しい効能を得られなくなってしまいます。

既往歴や服用中の薬があれば、必ず医師または薬剤師に報告するようにしましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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