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バジルの嬉しい10の栄養成分【妊婦は避けるべきって本当?】

<監修食生活アドバイザー 藤沢 淳司>
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ハーブの一種として、イタリア料理などでおなじみのバジル。その特有の香りがトマトとも相性抜群で、様々な料理の味を引き立たせてくれますよね。

 

そんなバジルですが、栄養成分が豊富に含まれており、身体に嬉しい効果がたくさんあることをご存知ですか?今回は、ハーブに含まれる栄養成分についてまとめていきたいと思います

 

また、妊婦は避けた方が良いとされるものにバジルが挙げられることに関しても、その理由を踏まえて解説します。

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バジルに含まれる栄養素

 

薬草と言われるハーブ

バジルは、シソ科メボウキ族の多年草植物のハーブで、原産地はインドや熱帯アジアと言われています。

 

ピザにちぎってのせたり、ジェノベーゼソースにしてパスタに絡めて食べる等、様々なレシピに登場するバジルですが、薬草と言われるほどたくさんの栄養素やミネラルが含まれています

 

バジルに含まれる栄養成分をざっと挙げると、βカロテン、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維です。

 

この中で特に含有量が多いビタミンはβカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ミネラルではカルシウム、鉄分、マグネシウムです。

 

βカロテン

βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養素ですが、バジルは緑黄色野菜に並ぶほどの含有量です。

 

βカロテンは、体内でビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜を健康に保ったり、免疫力アップ、視力の維持などの役割があります

 

ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ若返りのビタミンで、老化の原因となる活性酸素を抑制し、血行促進の作用もあります。

【関連記事】
ビタミンEが多い食べ物ランキング!【効能と副作用も徹底解説!】

 

ビタミンK

納豆に多く含まれるビタミンKは、バジルにも豊富に含まれています。

 

ビタミンKは、出血を止める働きや、カルシウムを助けて丈夫な骨をつくる役割をします。バジルにはカルシウムも含まれていますので、骨の形成にはとても効果的ですね。

 

カルシウム

バジルにはカルシウムが豊富に含まれています。

 

カルシウムは、実は日本人に一番不足しているミネラルです。カルシウムが不足するとイライラしてストレスが溜まったり、骨粗鬆症や高血圧の原因となります。

 

鉄分

鉄は必須ミネラルの一つで、血液中の赤血球を構成する成分となり全身の細胞に酸素を運ぶ役割をしています。貧血になりがちな女性は積極的に摂取した方が良いでしょう。

貧血に関してはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
貧血で倒れる症状や対処法【甘く見てませんか?】

 

マグネシウム

マグネシウムは体内に存在する多数の酵素の働きを助けるミネラルです

 

カルシウムと密接な関わりがあり、骨の形成に重要とされます。また、代謝を助け、血液循環を正常に保つ作用もあります。

 

色素成分のルテイン、ゼアキサンチン

バジルには色素成分であるルテイン、ゼアキサンチンが含まれています。これは強い抗酸化作用があり、白内障や黄斑変性賞、視力低下などの目の病気を予防する効果があります

 

苦み成分サポニン

バジルの苦み成分であるサポニンは免疫力アップや血行促進、咳止め作用、強い抗酸化作用があります。また、余分な糖質や脂質の吸収を抑えてくれる作用があり、ダイエット効果も期待できます。

 

香り成分テルペン

バジルの精油成分に含まれるテルペンは、バジルの香り成分です。アロマや香水に利用される身近なものです。リラックス効果、血圧を下げる作用、抗炎症作用、鎮痛作用などがあります

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バジルの効果効能

 

アンチエイジング

アンチエイジングの強い味方として抗酸化作用があります。バジルに含まれるビタミンEやビタミンC、特にβカロテンには強力な抗酸化作用があり、細胞を若々しく元気に保ってくれます

 

また、バジルの個性的な香り成分の一つ、テルペンにも活性酸素を抑える働きがあり、細胞のガン化や動脈硬化などの予防に役立つとされています。

 

リラックス効果

バジルの香り成分である、リナロール、カンファー、オイゲノールには自律神経を整える鎮静作用があり、リラックス効果や集中力を高めると言われています

 

殺菌作用

バジルの和名である「メボウキ」。日本では古くから、バジルの種子に水を含ませるとゼリー状になり、これで目に入ったゴミを洗ってくれるのでメボウキと呼ばれていました。

 

バジルには、殺菌効果、咳止めや鼻づまりの効果もあると言われ、皮膚や粘膜の状態を健康に保ってくれるので、風邪などの感染症、口内炎や鼻炎、気管支炎に効くとされています。

 

整腸作用

バジルの香り刺激は食欲増進、胃腸の働きを改善する働きがあります。

 

また種子は、水分を吸って30倍に膨れ上がる性質を持ち、整腸作用、便秘の改善、ダイエット効果があります

 

便秘の改善に貢献する成分についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
オリゴ糖の3つの効果に感動【便秘スッキリでダイエット!】

 

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妊婦は避けるべきって本当?

 

バジルの摂り過ぎは要注意!

身体に良い栄養成分が大量に含まれている一方で、その効果が裏目に出てしまう場合があります。特に、アレルギー体質の人や妊娠中の人は注意が必要なんです

 

日常生活で調理に使う範囲なら大丈夫ですが、バジルソースやジェノベーゼ等は摂り過ぎる可能性があります。

 

妊娠中は早産や流産のリスクあり!

バジルは、子宮収縮作用があると言われており、過剰摂取すると早産の可能性があります。特に妊娠初期の妊婦さんは稽留流産のリスクがあるため避けた方が良いです。

 

今回はハーブの代表格であるバジルについてまとめました。特有の香りが食欲をそそり、様々なレシピに登場しますが、アンチエイジングや風邪予防、生活習慣病やがん予防にも効果があるとは驚きです

 

妊娠中の過剰摂取は避けた方が良いというのは初耳だった方も意外に多かったのでは?

ハーブとしての効果もしっかりとあり、かつ野菜に負けないくらいの栄養成分を含むバジル。今までなじみのなかった人も、これを機に是非いろんな料理に挑戦してみてください。

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